ユウイチロウ“ICHI”ナガイ氏 Apollo Twin MKIIを語る

UNIVERSAL AUDIO Apollo Twin MKII登場! by サウンド&レコーディング・マガジン編集部 2017年2月6日

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Apolloシリーズのテーブルトップ型オーディオ・インターフェースApollo Twin。その次世代モデルとなるApollo Twin MKIIは、The 2017 NAMM Showの開催のタイミングに合わせて発表され、ブースは多くの人たちでにぎわいを見せていた。そんな会場において、UNIVERSAL AUDIOインターナショナル・セールス・マネージャーのユウイチロウ“ICHI”ナガイ氏をキャッチ。Apollo Twin MKIIについて話を伺った。
 

▲UNIVERSAL AUDIOブースで登壇したビル・パットナムJr.氏

▲The 2017 NAMM ShowのUNIVERSAL AUDIOブースに登壇した社長のビル・パットナムJr.氏


 

ユーザーの意見を反映させたApollo Twin MKIIの特長

── The 2017 NAMM ShowではApollo Twin MKIIの発表が大きな話題となりましたね。このタイミングで新製品を投入された経緯について教えていただけますか。

ナガイ Apollo Twinは発売しておかげさまでご好評をいただき、2016年の12月のセールで最大の売り上げを記録しました。まだ十分使えるスペックではありますが、お客様からいただいた多くのリクエストを実現したいという思いで、今回あえてApollo Twin MKIIへとリフレッシュさせていただいたんです。
 コンパクトで少ない入出力でありながら、当時のApolloラック・シリーズと同等のパフォーマンスが得られたのがApollo Twinの特長でした。その後Apolloラック・シリーズが、ブラック・カラーへとバージョン・アップしたようにApollo Twinもバージョン・アップして欲しいという要望を多くいただきました。そこでApollo Twin MKIIには、それらと同等のAD/DAコンバーターとマイクプリ回路を実装しています。やはり音質向上は最重要事項ですからね。
 また、複数のApolloシリーズを接続したマルチユニットでは、Apollo Twinがデスクトップで操作できるコントローラーとして重宝します。ソフトウェア・インターフェースのApollo ConsoleもVer 2.0になったことで、いくつかの新機能が盛り込まれました。これらもハードウェアからアクセスしたいという要望をいただきましたので、モニター切り替えやモノ・モニター機能などがApollo Twin MKII側でコントロールできるようにしました。
 そしてSHARCプロセッサーを4基搭載したQuadモデルが新たにラインナップに加わりました。これもレコーディングからミックスまでをApollo Twinだけで完結させたいというお客様の要望から生まれたものです。

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▲UNIVERSAL AUDIOインターナショナル・セールス・マネージャーのユウイチロウ“ICHI”ナガイ氏

── 新しく実装されたトークバック機能も大きなトピックになっています。

ナガイ レベル・ノブの下にトークバック用のコンデンサー・マイクを実装しています。使い方はとてもシンプルで、一般的なトークバックのようにボタンを長押ししている間はオンになりますが、瞬間的に触れば、もう一度触るまでオンのままです。これはいわゆるラッチ・モードといわれる方式で、セッティングなどで両手が離せないときの会話に便利ですね。そしてトークバック使用時は、出音を一時的に下げてくれるDim機能が自動的に働くので、ヘッドフォンとモニターのフィードバックを避けることができます。またトークバックからの音声は録音ソースとして使用することもできるので、仮歌やローファイな雰囲気を狙った録音などアイディア次第でいろんな使い方ができますし、さらにプラグインを使った音作りも可能です。さらにApolloシリーズを複数Thunderboltで接続したネットワーク内では、任意のアウトプットへトークバックを送ることもできます。

▲ The 2017 NAMM ShowのUNIVERSAL AUDIOブースにて展示されていたApollo Twin MK2

▲ The 2017 NAMM ShowのUNIVERSAL AUDIOブースにて展示されていたApollo Twin MKII

──Apollo Twin MK2のカラーリングは単純なブラックではない渋さが良いと評価する方も多くいらっしゃいます。これは現在のApolloラック・シリーズに合わせたのでしょうか?

ナガイ はい。最初はApolloシリーズと全く同じ黒色に塗ってみたんです。そうしたらシンプルなパネル・デザインのApollo Twinの場合は、単に真っ黒しただけだと面白さがなくなってしまいました。これがなかなかうまくいかなくてですね、いろいろカラーを試した結果、新しいApolloラック・シリーズの流れを組みながらも、このコンパクトさにあった一番良いカラーリングに仕上げました。これは本当に偶然なんですが、最も新しいMacBook Proのスペース・グレーのカラーにもよく似てますね。

 

Windows環境でのマルチユニットがついに実現

── 今回のApollo Twin MKIIはWindows環境でのマルチユニットにも対応していますね。

ナガイ 現在のWindows環境はシングル・ユニットのみ対応していますが、今年の春までにはマルチユニットに対応する予定です。これによりWindowsでもMacと同じようにApolloシリーズを最大4台、UAD-2シリーズを最大6台Thunderbolt接続して、あたかも1台のインターフェイスのように使用することができます。実際に今、ここにあるApolloシリーズとUAD-2 SatelliteはWindows PCとThunderboltで接続して動かしています。

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▲Windows PC、Apollo Twin MKII、Apollo 8、Apollo 8P、Apollo 16、UAD-2 SatelliteをThunderbolt接続して動作する様子を見せてくれた

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▲Windows PCとApolloシリーズを接続するためのSTARTECH Thunderbolt 3ーThunderboltアダプター

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▲ApolloラックシリーズはすべてThunderboltケーブルでつながれている

──これでMac/Windows問わず、とてもコンパクトなスタジオ環境が整いますね。

ナガイ そうなんですよ。Apolloシリーズのマルチユニットが1台の大きなユニットより便利な点は、バラしても使えるということなんです。例えば、ちょっと外でギターだけ録音するのであればApollo Twinだけ持って行けばOKで、自宅に戻ってApolloシステムに組み込めばコントローラーになり、ヘッドフォン・モニターになりDIになり、またDSPになるわけです。Windowsでここまでできるシステムはほかにはないはずです。
 
──今年のUNIVERSAL AUDIOは、どのような展開を予定していますか?

ナガイ まずは先ほどから紹介させていただいているWindows環境のお客様をMac環境と同じレベルまで引き上げるということがが第一優先ですね。そしてプラグイン・リリースも例年通り4回ほどありますので楽しみにしていてください。まもなくそれらの情報をお届けできるはずです。

 

 

Apollo Twin MKIIのラインナップと価格

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Apollo Twin MKII / Solo
オープン・プライス(市場予想価格:79,000円前後)

Apollo Twin MKII / Duo
オープン・プライス(市場予想価格:102,000円前後)

Apollo Twin MKII / Quad
オープン・プライス(市場予想価格:148,000円前後)
 
なお、Windows専用のApollo Twin USB Duo (Silver)は引き続き販売される。
 
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製品ページ

https://hookup.co.jp/products/universalaudio/apollotwin_mk2/index.html

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