TeddyLoid × Apollo Twin MKII

UNIVERSAL AUDIO Apollo Twin MKII登場! by サウンド&レコーディング・マガジン編集部/撮影 :八島崇 2017年1月19日

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フレンチ・タッチ~EDMを出自としつつ、J-POPからVR音響作品まで、スケールの大きな活動を展開するTeddyLoid。トラック・メイクに加えミックス・ダウン~マスタリングもプライベート・スタジオで自身が手掛けているが、メリハリがありつつコントロールが利いたサウンドは、海外フェスの現場でも高く評価されている。その中核となる機材がApollo Twinだ。
 

スタジオの環境をそのまま海外に持ち出せる
僕にとっては“最強”のオーディオI/Oです

 

▲ TeddyLoid

▲ TeddyLoid


 

Apollo Twinでプラグインかけ録りを実践

上掲の写真の通り、TeddyLoidはミニマルなスタジオ・セットアップを信条としており、制作時はいわゆる“楽器”をほとんど使わないため、オーディオI/Oがほぼ唯一の制作用ハードウェアとなっている。

「僕はこのスタジオで自分のボーカルをレコーディングしていますし、友人のギタリストに来てもらってギターを録ったり、ミックスやマスタリングも行っています。そう考えると、音の出入りをつかさどるオーディオ・インターフェースはこのスタジオで最も重要な機材になりますから、常に良いものを探しています」

そうした経緯もあり、2014年にApollo Twinがリリースされた際はすぐに購入したそうだ。

「既にApolloの音の良さを知っていたことと、テーブル・トップ・タイプのコンパクトな筐体が気に入ったこと、またちょうどUAD-2プラグインをミックスで使いたいと考えていたこともあり、そのプロセッサーも内蔵したApollo Twinは合理的でした。まず、AD/DAコンバーターの解像度の高さに驚きました。僕はApollo Twinがバス・パワー動作でないところを評価していて、似たようなサイズ/価格帯の製品と比べてもスピード感のあるサウンドが得られました」

Apollo Twinを導入して以降は、Unison対応のマイクプリを活用してUAD-2プラグインのかけ録りを積極的に行ってきたという。

「特に気に入ったプラグインはNeve 1073。僕は外スタジオでビンテージのNEVE 1073を何度か使ったことがありますが、コンディションによって音に個体差があると感じていました。もちろん実機ならではの良さも理解できますが、制作者としては、常に安定した音質で作業したい。その点で、Apollo TwinとUAD-2プラグインの組み合わせは、僕にとって理想的なんです」

▲世界で唯一本格的なライセンスを受けているマイクプリ&EQプラグインNeve 1073。Unisonに対応し、Apollo Twin MKIIのゲインやインピーダンスを1073から直接コントロールできる

▲世界で唯一本格的なライセンスを受けているマイクプリ&EQプラグインNeve 1073。Unisonに対応し、Apollo Twin MKIIのゲインやインピーダンスをプラグインから直接コントロールできる


 

Quadモデルのパワーを実感

TeddyLoidはApollo Twin MKIIについて、「まずカラーリングが気に入りました」と評価する。

「もともと黒は好きな色ですし、ちょうど制作のメイン・マシンをスペースグレイのAPPLE MacBook Proに替えたばかりだったので、マッチングもいい。まず、聴き慣れた自分の曲のABLETON Liveセッションを再生し、Apollo Twin MKIIのヘッドフォン・アウトからモニターしてみましたが、より解像度が高く、奥行きが出たように感じました。ADコンバーターも同様で、初代のApollo Twinと並べて録ってみたのですが、よりミックス時にEQしやすい、フラットな音で録れる印象です」

今回はQuadモデルでのテストとなったが、UAD-2プラグインをどんどん立ち上げられるので、ストレスフリーで作業を進められたという。

「初代のApollo TwinはDuoモデルでしたが、ミキシング時に重めプラグインを多く立ち上げると若干動作が不安定になることもあり、使い所を考えなければなりませんでした。その点Quadモデルは、パワーを気にせずに“作りたい”と感じた音が作れます。僕のサウンド・メイクにコンプは重要で、特にUAD-2の1176LNはすべてのトラックに挿したいくらい好きなので、助かります」

▲1176LNのパンチのあるキャラクターは、TeddyLoidのサウンド・メイクにおいて欠かせないそう。ドラム、シンセ、ボーカルなどあらゆるパートに使用できるオールマイティなプラグイン・コンプだ

▲1176LNのパンチのあるキャラクターは、TeddyLoidのサウンド・メイクにおいて欠かせないそう。ドラム、シンセ、ボーカルなどあらゆるパートに使用できるオールマイティなプラグイン・コンプだ

ほかにプラグインでは、Realtime Analog Classicsに付属するRealVerb Proも登場機会が多いそうだ。

「質感がチープでもリアル過ぎるわけでもなく、ちょうどいい。ソフト・シンセによく合うリバーブですが、若干動作が重いんですよ。でも、Quadモデルではメーターの振れ方も小さいので、思う存分使えます」

▲Realtime Analog Classics Bundleに含まれるRealVerb Pro。部屋の大きさをグラフィック・メニューから選べるルーム系のプラグイン・リバーブで、“若干ザラッとする質感がエレクトロ系に合う”とのことで、シンセなどに使う機会が多いという

▲Realtime Analog Classics Bundleに含まれるRealVerb Pro。部屋の大きさをグラフィック・メニューから選べるルーム系のプラグイン・リバーブで、若干ザラッとする質感がエレクトロ系に合い、シンセなどに使う機会が多いという

 

ラップトップ+小型I/Oが現在の主流

TeddyLoidは、Apollo Twin MKIIが前モデルから大きくパワー・アップしており、スタジオ・メインのオーディオI/Oとして使えると評価する。

「その上、コンパクトなので外にも持ち出せます。これまでは、自分の曲をこのスタジオ以外で制作することはあまり無かったのですが、昨年から海外のフェスに参加する機会が増えて、1~2週間ほど日本を離れることが多くなりました。すると、どうしてもその間に制作する必要が出てくるんです。その際MacBook ProとApollo Twin MKIIであれば、このスタジオの環境をそのまま持ち出せて、ホテルでミキシングまでできてしまいます。また、フェスで仲良くなったアーティストと現地でコラボレーションする機会も増えてきており、その際もスタジオにApollo Twin MKIIを持ち込んで、ボーカルをUAD-2プラグインでかけ録りしたりしています」

▲ミニマルなセットアップが印象的なTeddyLoidのプライベート・スタジオ。Apollo Twin MKIIのブラック・パネルと、制作のメイン・マシンAPPLE MacBook(スペースグレイ)のマッチングも気に入っているという。スタジオでは4Kディスプレイにミラーリングして作業を行っているが、Apollo Twin MKIIとMacBookを持ち出せば、全く同じ環境で制作を続けられる

▲ミニマルなセットアップが印象的なTeddyLoidのプライベート・スタジオ。Apollo Twin MKIIのブラック・パネルと、左に写る制作のメイン・マシンAPPLE MacBook Pro(スペースグレイ)のマッチングも気に入っているという。スタジオでは4Kディスプレイにミラーリングして作業を行っているが、Apollo Twin MKIIとMacBook Proを持ち出せば、全く同じ環境で制作を続けられる

現在、一線で活躍しているアーティストの多くが、ラップトップとコンパクトなオーディオI/Oを持ち運んで制作を行っている。TeddyLoidも「サンレコで中田ヤスタカさんがモバイル・セットアップを公開していましたが、僕の周りではその影響が大きくて、持ち運べるI/Oに移行する人が増えてきました」と語る。

「Apollo Twin MKIIはコンパクトな上にレイテンシーがとても小さいですし、AD/DAの質が高くてUAD-2プラグインも使える。新搭載のトークバック・マイクも、ヘッドフォンでモニターしているミュージシャンとのコミュニケーションにすごく便利です。そうした仕様も含めて、Apollo Twin MKIIは僕の制作で使用するオーディオI/Oとして“最強”。逆に、ここからどうバージョン・アップするんだろう?と感じるくらいです」

 

Profile:TeddyLoid

フレンチ・タッチを出自とし、プロデュース・ワークやDJ/ライブ・パフォーマンスで幅広く活躍するクリエイター。中田ヤスタカ、KOHHらを招いた2nd『SILENT PLANET』の制作ではApollo Twinがフル稼働した。
[オフィシャル・サイト] http://www.teddyloid.com/

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Recent Work

teddyloid_HAL_HALver_1108

『SILENT PLANET 2 EP Vol.3 HAL by TeddyLoid』
TeddyLoid

EVIL LINE RECORDS:iTunes Storeほかでダウンロード購入可能
[メーカー・サイト] http://www.evilline.com/teddyloid/
 
 

Apollo Twin MKIIのラインナップと価格

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Apollo Twin MKII / Solo
オープン・プライス(市場予想価格:79,000円前後)

Apollo Twin MKII / Duo
オープン・プライス(市場予想価格:102,000円前後)

Apollo Twin MKII / Quad
オープン・プライス(市場予想価格:148,000円前後)
 
なお、Windows専用のApollo Twin USB Duo (Silver)は引き続き販売される。

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製品ページ

https://hookup.co.jp/products/universalaudio/index.html

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