エルガー「愛の挨拶」に向けた音色を作る基礎トレ

クラシックで基礎トレ by 編集部 2011年12月9日

サクブラVol.21「クラシックで基礎トレ」で取り上げているエルガー「愛の挨拶」を、より美しい音色で吹くためのトレーニングを紹介します。

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譜例①と、上の動画は本文でも度々説明されているアンブシュアの柔軟性を得るための練習、譜例②はそれを応用して音程をコントロールするための練習です。

譜例①は、本誌の誌面でもたびたび述べた、”アンブシュアの柔軟性”を得るためのトレーニングです。各小節の3拍目、GとG♯をオクターブ・キィを押さえたまま(特殊記号で書かれたフィンガリングで)、下のGとG♯(通常の記号で書かれた音)を出します。イメージをしっかり持ち、アンブシュアを極端に広げると出るのですが、力の抜け切った頼りないアンブシュアでは、オクターブが下がるどころか音が出なくなってしまいます。実際は緩めると言うより、息の通り道を広げる感じで、それほど力は緩めてはいません。前歯を大きめに開けて吹く感覚に似ています。

この方法で無理矢理下のGやG♯が出たら、通常のフィンガリングに戻します。随分出やすくなっていることに気づくと思います。

譜例2.jpg

 

譜例②はこの応用で、アンブシュアをコントロールしてフィンガリングを変えずに半音下がる練習。動画での実例は以下の通りです。

動画の3〜6小節目、G-F♯-Gを例にすると、最初にノーマルなフィンガリングで音程をしっかり確認します。そして次にGのフィンガリングのまま、譜例①のようにアンブシュアを極端に広げてF♯まで下げ、アンブシュアを元に戻してGに上がります。

半音くらい下げられるようになると今まで高くて悩んでいたオクターブ・キィを押したDやEなども正確にとれるようになります。

試してみてください。

 

 

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