【トランペット用語辞典】第51回 ウォーム・アップ/ウォーム・ダウン(1)

知っててよかった!サクブラ用語辞典 [トランペット編] by 田中一徳 2014年11月18日

今回と次回でウォーム・アップとウォーム・ダウンについて書いてみたいと思います。
楽器を吹く前にやるウォーム・アップ、その日の整理運動と次の日のための下準備のウォーム・ダウンですね。
“クール・ダウン”ではないのは、あくまで“次の日”のためにやるからです。

まずウォーム・アップは皆さんご存知だと思います。

運動をする前は準備運動をされるかと思いますが、楽器を演奏する前も少し唇や身体を温めてからの方が怪我をしづらいのではないかと思います。

あまり温まっていない状態でトランペットを吹き始めると、演奏した後に腫れたり、バテやすくなったり、無理に吹いて唇を切ったりしやすくなってしまいます。

そうならないためにウォーム・アップをするわけですが、一人一人体質や身体つき、顔の形が違うので、何をやったら良いのかは人によって変わってくると思います。

極端な話、ほとんどしなくてもいい人もいれば、二時間半ウォーム・アップしないとちゃんと演奏できない人もいるかもしれません。

 

ウォーム・アップの基本的な内容は、負荷の少ない動作でゆっくり温める作業が半分、その日のコンディション・チェックの作業が半分だと思います。

まず音が鳴るかどうか、唇が反応するかどうか、舌が上手く動くかどうか、息がちゃんとコントロールできるかどうか、指がちゃんと動くかどうかなど、チェックする項目は人それぞれで、たくさんありますね。

プラス・アルファとしてはルーティン・ワーク(日課)とする練習パターンを組み込むと有意義でしょう。

 

仮に前日に吹きすぎたりして顔が腫れていたりすると、それを取り除く方法や、あるいはそのままどうやって吹くかを考えなければなりません。また、前の日に飲み過ぎたときは、頭が痛いまま吹かなければならないかも知れませんね(笑)。

このように、一口にウォーム・アップと言っても必要な作業やチェック項目はその人次第です。自分の苦手な部分や疲れやすい項目に普段から気を配って、うまくウォーム・アップに生かしてみてください。

次回はウォーム・ダウンです。

田中一徳

1988年2月6日生まれ。国立音楽大学卒業。12歳よりフレンチホルン、16歳よりトランペットを始める。トランペットを津堅直弘、小泉貴久各氏に師事。 佐藤恭子リトルオーケストラ、Orquestra swingue e Simpatia等でのライブ活動の他、メジャーアーティストのツアーサポート、レコーディング、TV等、幅広く活動中。



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