大きな音で吹くにはどのようにすればいいですか?/スクール講師が教える上達のコツ! ワンポイント・レッスン

スクール講師が答える管楽器Q&A by 編集部 2011年8月29日

【今回の講師への質問】
音が小さいとよく周りから言われるのですが、
大きな音で吹くにはどのようにすればいいですか?

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ダイナミクスを大げさに付けてみよう
~トロンボーン 中川英二郎先生

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木管、金管によっては色々なことが考えられますが、普段からダイナミクスを大げさに付けてみるのはいかがでしょうか? 小さい音と大きい音は同じぐ らい難しく、両方とも想像以上に大げさに演奏しないと聴いている人には差が感じられないことが多いです。いっぱい息を吸ってお腹に力を入れて演奏してくだ さい。お腹に力を入れるといってもみぞおちのちょっと下の部分に力を入れることをお勧めします。いわゆる腹筋の部分に力を入れても音が硬くなっていくだけ ですから。そして、姿勢を確認してください。立って演奏する時にはあまり考えなくて良いことですが、特に座って演奏するときは糸が頭の先から伸びて天井に 繋がっているようなイメージ、操り人形のように背筋を軽く張る感じを想像してください。あとは、座っているときと立っているときの譜面台の高さが違いま す。楽器の角度は常に一定していることを確認してみてください。座って演奏する時よりも立って演奏するときに、前に下がっていることがよくありますから。

Profile
東京芸大付属高校在学時からプロとしてキャリアをスタート。16歳にしてリーダー・アル バムをリリース後、トロンボーンのトップ・プレーヤーとしてカルテットSlideStyle、金管八重奏の侍Brass、ジム・ピューとのトロンボーン・ デュオE’nJ などを中心に、ジャズ、クラシック、ポップス、映画/CM音楽などで活躍中。

国立音楽院

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リラックスした”アンブシュア”と”最適な喉”"息”の支えが必要です
~テナーサックス 荒崎英一郎先生

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楽器を大きな音で上手に鳴らすために、次の3つの各要素をチェックしてみましょう。

  1. “アンブシュア”は、リードの振動を上手くコントロールできるようにリラックスしてください。必要以上に強く締めすぎるとリードの振動を阻害して しまいます。マウスピースだけで1オクターブ演奏できるようにしましょう。そうすれば必要にして十分なプレスで、良く響くポイントをキープすることができ るようになります。
  2. “喉”はなかなか実感しにくい要素なのですが、各音域によって最適な「形」が異なっています。この最適なポイントを体感するために”倍音” (over tone)の練習をお勧めします。倍音をコントロールできるようになるといつも最適な「喉」をキープできるようになります。
  3. “息”の支えが必要にして十分でないと楽器が良く響きません。腹式呼吸ができているかどうかチェックしてみましょう。たとえ、リラックスした” アンブシュア”と”最適な喉”でもって演奏したとしても必要な”息”の支えがないと大きな音で響かせることは出来ません。息を吸い込むにあたって足のつま 先まで空気を押し込むつもりでやってみましょう。

※質問に対する解答は、サックスに関してです。

Profile
バークリー音楽大学、Jazz Composition & Arranging 学科卒業、ジャズ・クヮルテット「Freedom Jazz Spirits」、ジャズ・ビッグ・バンド「荒崎英一郎 Big Band」、テナーサックスのみのアカペラ・バンド「10 Tenor sax Ensemble」、ジャズ・サルサ・バンド「Latin Side of Jazz」などを主宰。演奏活動と作・編曲活動を中心に甲陽音楽院講師として後進の育成にもエネルギーを注いでいる。

甲陽音楽学院

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体を出来るだけ大きな器にして、それを響かすイメージを持ちましょう
~トロンボーン 坂本浩志先生

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「音が大きい人は上手い」とは限りませんが、「楽器が上手い人は大きな音が出せる」のは事実です。楽器がよく響く(鳴る)ポイントで常に演奏するこ とは、音量の大小に関わらず大切なことですし、何よりも吹いていて気持ちよく、演奏することが楽しくなります。良いポイントを確認出来れば、そこに息をた くさん供給すれば大きな音が出せます。コツとしては、体を出来るだけ大きな器(コントラバスのような)にして、それを響かすイメージを持ちましょう。音を 楽器のベルから出すのではなく、頭のうしろや背中から音を出す、体のうしろに空間を作るイメージで演奏するとよいでしょう。もう一つのコツは、音色/音質 のコントロール力をつけることです。練習スタジオなどにあるミキサーを見てみてください。音質を調整する、High、Middle、Lowのつまみがあり ます。これをイメージして、Highを上げた音質(キラキラした感じ)、Middleを上げた音質(芯のある音)、Lowを上げた音質(安定感のあるダー クな音)を出してみましょう。これらのコントロール力がつくことで、最適な音質に即時に持って行けるようになります。音程のコントロールも同様です。いろ いろとコツはありますが、シンプルに、自分の一番心地よく気持ちのよいところを常に追求していくと、結果がついてくるでしょう。

Profile
東京学芸大学音楽科卒・同大学院修了。トロンボーン奏者として、サルサバンド、ジャズ・ビッグバンド、ゴスペル・グループなどで活躍。ビッグバンド、吹奏楽などのアレンジも手がける。尚美ミュージックカレッジ専門学校ポップスコンテンポラリー学科科長。

尚美ミュージックカレッジ専門学校

〒113-0033 東京都文京区本郷4-15-9
TEL. 0120-039881(入学相談課)

http://www.shobi.ac.jp/

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体力作り、腹筋力アップ、ロングトーン、ダイナミクスが大切
~トランペット 中嶋康成先生

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音が小さいという問題にはさまざまな理由があります。原因として考えられるのは

  1. アンブシュアでの口が閉まりすぎ
  2. マウスピースが合わない
  3. 喫煙等により肺が正常に動いてない

などが挙げられますが、練習によって克服するしかありません。毎回の基礎練習に下記の練習方法をお薦めします。

  • 体力作り(運動)
    トランペットは腹筋の力が必要な楽器です。男女共に基礎体力の向上、特に腹筋力アップ。
  • ロングトーン&ダイナミクス(強弱)
    ロングトーンは時計と睨めっこしながら、長さを伸ばしていきましょう! ダイナミクスを一定に保ちながら、最初は普通の音量で何回か吹き、余裕が出てきたら、出来るだけ大きな音で吹きましょう。
    すごく小さい音からすごく大きな音で演奏してみるのも重要です。
  • 喫煙が原因であれば病院に行くことをお薦めします。

Profile
10歳からトランペット、トロンボーンを始める。N響主席トランペット奏者、北村源三氏 に師事。カリフォルニア州のバリー大学、ディックグローブ音楽学校の2つの学校へ通いながら、ロサンゼルスで音楽活動、4年後帰国し日本でしばらく活動。 その後ふたたび渡米、今度はマサチューセッツ州ボストンにあるバークリー音大に通いながら、ボストン周辺や他の州へ音楽演奏活動。現在は、管楽器のマルチ プレーヤーとして、いろいろなギグ、そしてDTMもこなす幅広い活動をしながらメイト音楽学院にて今までの経験を活かした指導をしています。初心者から親 切に楽しく教えることができます。

メイト音楽学院 豊島校

〒171-0051  東京都豊島区長崎4-9-5 フェイマスショップビル3F
TEL&FAX. 03-3972-6560

http://www.mate-music.co.jp

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