バテないようにするには、 どうしたらいいですか?/スクール講師が教える上達のコツ! ワンポイント・レッスン

スクール講師が答える管楽器Q&A by 編集部 2012年5月18日

【今回の講師への質問】
演奏中にすぐにバテて、高い音が出なくなったり音が汚くなってしまうのですが、
バテないためにはどうしたらいいですか? 持久力をつけるための練習方法を教えてください。

口周りの筋力トレーニング以外に、効率的な奏法も身につけよう!
〜トランペット 藤倉隆弘先生

 

藤倉トランペット吹きなら誰もがもつ、悩みの一つですね。学生の頃、先輩に「気合だ!」なんて冗談でよく言われましたけどね(笑)。よく、口の周りの筋力トレーニングが必要だと言いますが、筋力だけでしょうか? バテないようにするには、無駄な力を極力省き、必要最低限の力で、安定したフォームで吹く、いわば「効率的な奏法」しかないと思います。筋力トレーニング方法は上下の唇が互いに押し合うように、ギュッと強く数十秒間、口を閉じる。または鉛筆や箸などを数十秒間、くわえる。これらを何回か繰り返すと筋力UPするでしょう(よく聞く話)。それと、マウスピースの圧力を常に最小限に保ちながら吹く努力をすること。ロングトーンで  から  まで、滑らかにコントロールできる状態にする。オーバー・ブロウしないよう意識してペース配分を考える。あとは自分に合ったサイズのマウスピースを使う。など、これらの条件がバランスよく持続できればバテづらくなると思います。そのためには根気強く練習、「気合だ!」かもね(笑)。

Profile
武蔵野音大卒業後”スペースワールド”"TDS”"後楽園遊園地”などテーマパークのバンドに所属。2007年ビクターエンタテインメントより”コダマセントラルステーション”でメジャー・デビュー。現在はESPミュージカルアカデミー 管楽器リペア科プレイヤーコースの講師を務める一方で、ジャズ、ファンク、ロック・バンドなどでの演奏活動も盛んに行っている。

学校法人イーエスピー学園

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基礎体力の向上、効率良い奏法、適した楽器の選択で持久力アップ
~トロンボーン 郡 恭一郎先生

 

国立_郡写真誰でもバテると思います。しかしバテにくくして持久力をつける方法は幾つかあります。ランダムに挙げると、基礎体力の向上(適度にスポーツをする)。効率の良い奏法の追及。唇とマウスピースを充分湿らせて吹く(振動効率が良くなる)。呼吸の練習をこまめにする(ブレスを鍛える器具を使っても良い)。毎日きちんと一定時間練習する。バテたら必ず程よい時間休む。食事の栄養バランスに気を付ける。睡眠をきちんと取る。入浴はちゃんと湯船に浸かり体を温め血行を良くする。個人レッスンなどをプロの先生に定期的に受ける。音域、音量、速いパッセージなどで苦手な点を無くしていく(速いパッセージは必ずゆっくりから練習する。かなり高い音域や、かなり低い音域は、まずオクターブ下げたり上げたりして練習して、慣れてから通常の高さで練習する)。自分が上手く使いこなせる楽器を使うのと、その楽器と自分になるべく合ったマウスピースを使う。マウスピースの唇へのプレスは強すぎず弱すぎず。読譜力(初見力)や音感やリズム感などをつける。などなど……ひとつひとつ実践してみて下さい。

Profile
桐朋学園高校音楽科及び同大学卒業。フランスでも学ぶ。シエナ・ウインド・オーケストラ トロンボーン奏者、昭和音楽大学、国立音楽院各講師。日本トロンボーン・コンペティション・トロンボーン四重奏部門第一位、日本吹奏楽学会賞受賞。日本トロンボーン協会常任理事。ソロCD『ブラジリア』をリリース。トロンボーン教本をヤマハミュージックメディアより出版予定。

国立音楽院

〒154-0001 東京都世田谷区池尻3-28-8
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E-mail : contact@kma.co.jp

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呼吸とアンブシュアが安定するポイントを探してみよう
~サックス 古谷光広先生

 

甲陽_古谷バテないように持久力を付けるには、呼吸と、アンブシュアが安定することが大事だと思います。アンブシュアは音量の大小等に関係なく、リードに負担がかからないよう、周りから包み込むようにしてあげると良いと思います。そして、音を出さずマウスピースに息を吹き込んだとき、自分が吹いている息の方向(やや下の方に向いていると思います)とマウスピースの角度が合うと、予想以上に抵抗が無くなるポイントがあります。そのポイントで、マウスピースを使い1オクターブ辺りの音域を吹けるようにするとアンブシュアの柔軟性が得られます。

呼吸法は腹式呼吸がメインになりますが、ただ腹筋を動かしているだけではダメで、背筋の力も必要になります。背筋で鉄板のような壁を作り、腹筋で横隔膜を動かすようにしてください。 足の親指に重心がかかるように軽く前傾姿勢を取ると、腰、尻、足が緊張し、息を予想以上に安定して吹き込めるようになります。身体の中で一番面積の広い背筋を有効活用して演奏すると”バテない”演奏ができると思います。

Profile
サックス・EWIプレイヤー、アレンジャー、コンポーザー。父は関西を代表するサキソフォン・プレイヤー古谷充。2002年よりIAJE(国際ジャズカンファレンス)などにも参加し、多くのミュージシャンと交流を深める。EWIの演奏・知識にも長けており、2011年11月にはEWI初の楽曲本『EWI BEST MANIAX』(アルソ出版刊)を監修。カラオケ・演奏・解説等を担当し、全国で好評を博している。

甲陽音楽学院

【神戸本校】〒657-0059 兵庫県神戸市灘区篠原南町5-4-1
【名古屋校】〒460-0012 愛知県名古屋市中区千代田4-1-11
【入学事務局】TEL:フリーダイヤル 0120-117540
URL:http://www.koyo.net

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ロングトーンは息の到達点をなるべく遠くにイメージしよう
~サックス 佐々木亜紀子先生

尚美_佐々木力づくで演奏しているとすぐに疲れてしまいます。正しい演奏法を習得して持久力Upしましょう!
 

①マウスピース&リードのセッティングは自分に合っているか?  尊敬するプレイヤーと同じセッティングにし、無理をして力んで演奏している人を見かけることがあります。必要以上に開きの大きいマウスピース、厚いリードになっていませんか? 自分に合った楽なセッティングに変えるだけで、持久力が上がることも考えられます。

②上半身はリラックス、下半身は支え  大きな音を出そうとし口や喉がしまり、息をいくら入れても音量が出ない。悪循環でまた力む。このような場合は体の力の入るポイントが逆になっている場合が多いので、上半身はリラックス、下半身は息の支えと安定を心がけてください。
 

③正しい奏法でのロングトーン  腹筋や喉の使い方は声に例えると、近くの人に大声で話すのではなく、遠くの人に声を届けるような感じです。そのためには息の到達点をなるべく遠くにイメージしたロングトーンが大切です。それをフォルテとピアノで。腹式呼吸も必ずチェックしましょう!

Profile
東京コンセルヴァトアール尚美(現・尚美ミュージックカレッジ専門学校)ディプロマコース修了。多数のTV番組に楽器指導・楽曲アレンジで参加。CM音楽やドキュメンタリー映画音楽の作曲・演奏、ライブ活動など多方面に渡り様々な音楽活動を展開中。DVD『すぐ吹けるアルト・サックス』(リットーミュージック)監修・出演。

尚美ミュージックカレッジ専門学校

〒113-0033 東京都文京区本郷4-15-9
TEL: 0120-039881
URL:http://www.shobi.ac.jp/

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スポット・ポイントからズレたと思ったら唇をセッティングし直おそう
~トランペット 武田典明先生

 

トランペットの演奏は、音楽半分、スポーツ半分と言っても過言ではないでしょう。まず、奏法がしっかりしていなければなりません。

アンブシュアに関しては、流儀が異なればまったく別のアプローチになるかもしれませんが、その奏法にあった練習を、来る日も来る日も積み重ねる以外に方法はありません。

そして持久力の話になりますが、音が出なくなるほとんどの原因は唇のちょうどいいスポットがズレてくることだと思います。いい奏法を見つけたとしても、それを維持するのは大変です。少し難しいパッセージを吹いたら、すぐにズレてしまうでしょう。ズレたまま吹き続けると、どんどんアンブシュアが崩れていって音が出なくなります。唇の鳴っている部分が少しずれたと思ったら、すぐに放して、もう一度唇をセッティングし直すことが大切だと思います。それでも出なくなったら少し休む。これを繰り返す。唇以外にも息のことなど言いたいことはまだまだあります。メイト音楽学院に来れば、解決するかもしれませんよ(笑)。

トランペットの演奏は、音楽半分、スポーツ半分と言っても過言ではないでしょう。まず、奏法がしっかりしていなければなりません。アンブシュアに関しては、流儀が異なればまったく別のアプローチになるかもしれませんが、その奏法にあった練習を、来る日も来る日も積み重ねる以外に方法はありません。そして持久力の話になりますが、音が出なくなるほとんどの原因は唇のちょうどいいスポットがズレてくることだと思います。いい奏法を見つけたとしても、それを維持するのは大変です。少し難しいパッセージを吹いたら、すぐにズレてしまうでしょう。ズレたまま吹き続けると、どんどんアンブシュアが崩れていって音が出なくなります。唇の鳴っている部分が少しずれたと思ったら、すぐに放して、もう一度唇をセッティングし直すことが大切だと思います。それでも出なくなったら少し休む。これを繰り返す。唇以外にも息のことなど言いたいことはまだまだあります。メイト音楽学院に来れば、解決するかもしれませんよ(笑)。

Profile
国立音楽大学教育音楽第2類卒業。トランペットのほか、ピアノ、作曲・編曲(TVドラマ、イベント、Jポップ)などマルチに活動中。 自己のユニット「武田&池田プロジェクト」にて都内ライブハウスに出演。

メイト音楽学院

【小岩校】
〒133-0056 東京都江戸川区南小岩6-28-14(JR小岩駅南口より徒歩4分)
TEL:03-3671-4049
URL:http://www.mate-music.co.jp
E-mail : koiwa@mate-music.co.jp

【豊島校】
〒177-0051 東京都豊島区長崎4-9-5 フェイマスショップビル3F(西武池袋線東長崎駅より徒歩0分)
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