【トロンボーン用語辞典】第50回 ダブル・アンブシュア

知っててよかった!サクブラ用語辞典 [トロンボーン編] by 須賀裕之 2014年11月12日

今回のサクブラ用語辞典は、“ダブル・アンブシュア”について解説していきたいと思います!

ダブル・アンブシュアとは、低音域と高音域で違う吹き方(アンブシュア)で吹いてしまうこと、またはそのように2種類のアンブシュアを持つこと指します。

先に言ってしまうと、この状態は一般的に良いとされていません。

なぜなら、この状態では低音から高音まで同じアンブシュアで吹けないために、低音から高音(またはその逆)に移り変わるとき、一度楽器を口から離してアンブシュアを作り直してから吹き直さなければならなくなってしまいます。1つのフレーズ内で音域がたくさん変化する場合などに演奏できなくなってしまうんですね。

もちろん低音から高音までの音域の広いリップ・スラーもなかなか流暢にできませんし、その他にも音域によって音色が変わってしまうという不都合も挙げられます。

 

では、どう解消するか!?

pp(ピアニッシモ)~mf(メゾフォルテ)くらいの音量で、ゆっくりとアンブシュアが変わらないように、半音ずつノー・タンギングでの単音練習とロングトーン、1から3、2から4のように一つポジションを飛ばしてノー・タンギングでの練習などを取り入れて練習するといいと思います。

 

必ずゆっくりからのチェックを欠かさずに練習して、解消していきましょう!

 

では、また次回!!

 

須賀裕之

須賀裕之

1982年生まれ、千葉県出身。9歳からトロンボーンを始め、2005年昭和音楽大学器楽学科トロンボーン専攻を卒業。在学中に国立音学大学NewTideJazzOrchestraに所属し第35回山野ビックバンドジャズコンテストにて最優秀賞受賞。卒業と同時に音楽活動を始め、第26回浅草JAZZコンテストでは自身のバンドにて出場しグランプリ受賞。安藤裕子、大塚愛、大橋卓弥、堂本光一、KEMURI、JUJU、SMAP等のアーティストのライブツアーやミュージカル、レコーディングに参加。FUJI ROCK FESTIVAL(2007年及び2013年)やAIR JAM2012等の各種ロックフェスにも出演している。これまでに角田健一、郡恭一郎、佐野聡の各氏に師事。



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