【トロンボーン用語辞典】第46回 ハーモニクス・グリッサンド

知っててよかった!サクブラ用語辞典 [トロンボーン編] by 須賀裕之 2014年10月15日

皆さんこんにちは!

今回のサクブラ用語辞典は、特殊奏法シリーズ第4弾!!

“ハーモニクス・グリッサンド”について解説していきたいと思います。

グリッサンドは、みなさん知っていますよね?

トロンボーンの最大の武器!!!と言ってもいいでしょう。

この楽器を手にして恐らく一番最初にやってしまいますよね!

グリッサンドは、同じ倍音内で1~7ポジションに動かすと管が長くなることで音が低くなり、逆に7~1ポジションに動かすと管が短くなった分音が高くなります。

ですが、“ハーモニクス・グリッサンド”はその逆をいきます!

1~7に動かすと管が長くなったのに音が高くなり、7~1に動かすと管は短くなるのに音が低くなるという特殊奏法なんです。

楽譜上の表記は以下の通りです。

Hamonicscut

この譜例を見ながら原理を説明しましょう。

例えば1ポジションから4ポジジョンにかけてスライディングしながら上向系のハーモニクス・グリッサンドをかける場合、ポジションをずらしていくと同時にグリス・アップするように倍音列をあげて演奏します。

 

ここでは1ポジションのB♭からスタートします。仮に表記を1[B♭]としましょう。

1[B♭]→2[C♯(D♭)]→3[E♭(D♯)]→4[F]

と言った形になりますね。

 

4~1にかけてのハーモニクス・グリッサンドの場合はこの逆の動きになります。

スライドの動きと同時に、グリス・ダウンさせて倍音列下の音を出します。

 

これはアドリブソロでも有効な奏法ですし、トロンボーン・ソロの曲で要求されることもある特殊奏法なので、ゆっくりから初めて徐々にスピードをあげるなど、時間をかけて流暢にできるように練習してみて下さい!

 

では、また次回!!

 

須賀裕之

須賀裕之

1982年生まれ、千葉県出身。9歳からトロンボーンを始め、2005年昭和音楽大学器楽学科トロンボーン専攻を卒業。在学中に国立音学大学NewTideJazzOrchestraに所属し第35回山野ビックバンドジャズコンテストにて最優秀賞受賞。卒業と同時に音楽活動を始め、第26回浅草JAZZコンテストでは自身のバンドにて出場しグランプリ受賞。安藤裕子、大塚愛、大橋卓弥、堂本光一、KEMURI、JUJU、SMAP等のアーティストのライブツアーやミュージカル、レコーディングに参加。FUJI ROCK FESTIVAL(2007年及び2013年)やAIR JAM2012等の各種ロックフェスにも出演している。これまでに角田健一、郡恭一郎、佐野聡の各氏に師事。



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