【トロンボーン用語辞典】第43 リップトリル

知っててよかった!サクブラ用語辞典 [トロンボーン編] by 須賀裕之 2014年9月24日

皆さんこんにちは!

トロンボーンには様々な特殊奏法が存在しますが、今回は“リップトリル”について解説していきたいと思います。

皆さんも楽譜の中で“tr~~~~~”や“tr.”と言う表記を目にしたことがあると思います。

この表記は“トリル”といい、隣り合った音や倍音同士を高速で移動させて交互に音を鳴らす技法のことを指します。

トランペットやサックスなどはピストンやキィといった運指で表現できますが、トロンボーンの場合はピストンなどの機構がないので対応できませんね。。。。

F管などのレバーを押して代用はできますが、F管がついていないトロンボーンだったらどうするか……

 

そこで使うのが、今回の“リップトリル”です!

これはリップスラーの要領で隣り合った倍音同士を高速移動する特殊奏法です。

人それぞれやり方はあると思いますが、ここでは僕のやり方を紹介しましょう。

下線1本のDと下線2本のFでリップトリルする場合を例にします。

まずリップスラーの要領でDからFに引っ掛けるように吹き、「Taiaiaiaiaiai……」か「Tuiuiuiuiuiuiui…..」といった発音をしながら息の方向性を保ちつつ圧力をかけて演奏しています。(慣れると最初ほど圧力はいりません。)

最初はなかなかできないと思いますが、リップスラーを高速で引っ掛ける練習をして少しずつ慣らしていくと良いと思います。

 

これが習得できればトリルがF管なしでもできるので、是非練習して習得してみて下さい!

 

では、また次回!

 

須賀裕之

須賀裕之

1982年生まれ、千葉県出身。9歳からトロンボーンを始め、2005年昭和音楽大学器楽学科トロンボーン専攻を卒業。在学中に国立音学大学NewTideJazzOrchestraに所属し第35回山野ビックバンドジャズコンテストにて最優秀賞受賞。卒業と同時に音楽活動を始め、第26回浅草JAZZコンテストでは自身のバンドにて出場しグランプリ受賞。安藤裕子、大塚愛、大橋卓弥、堂本光一、KEMURI、JUJU、SMAP等のアーティストのライブツアーやミュージカル、レコーディングに参加。FUJI ROCK FESTIVAL(2007年及び2013年)やAIR JAM2012等の各種ロックフェスにも出演している。これまでに角田健一、郡恭一郎、佐野聡の各氏に師事。



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