第26回 リズムのとり方は間違っていませんか?

竹村直哉のサックス初級セミナー by 竹村直哉 2012年2月27日

うまく曲に合わせられないのは、リズムのとり方が間違っているからかもしれませんよ!

皆さんこんにちは! 竹村直哉です。

先週はリズムに対する乗り方について説明しましたね。今回は曲中でのリズムのとり方について、どのようにすれば見失わずかつリズムのフィールを正確にキープし続けられるのか?をお話しましょう。

例えば4/4拍子の4ビート・ジャズのようなスタイルの場合、一般的に2拍目と4拍目にハイハットなどでアクセント(強勢)がくることから、2拍4拍でカウントし、リズムをとっている人をよく見かけます。

が、実はこれでは不十分であり大変危険です。

何故ならば4/4拍子の場合、リズムは4分音符で4拍あり、4分音符単位での表拍(1拍目と3拍目)があるから裏拍(2拍目と4拍目)が存在します。

すなわち裏拍はあくまで単なるアクセントであり、カウントやビートをわざわざ裏拍でとる必要はなく、むしろ重要なのは表拍をどれだけ正確かつはっきりと感じることができるか。すなわち表拍あっての裏拍なのです。

NYの伝説的ピアニスト、バリー・ハリスは“リズムをタップする時には1拍目3拍目を踏め”と言っています。

また、僕が以前カウント・ベイシー楽団のメンバーから直接聞いた話によると、ベイシー楽団ではリズムをとるときは表拍でとると言っていました。ミディアム4ビートのみならず、ファースト・スウィングで頑なに裏拍でカウントすること自体がナンセンスな行為なのです。

演奏をする時はまず、表拍/裏拍を含めたビート全体を感じ、そこから表拍をしっかり感じるようにしましょう。因みにこれは4ビート・スウィングのみならず、ラテン・ファンク・3拍子や変拍子などあらゆるリズムスタイルに対して同様のことが言えます。

というわけで今週はここまで。来週も引き続きリズムについてのお話をしましょう。

それでは!!

竹村直哉

中学入学と同時にクラリネット、翌年よりアルト・サックスを始める。大学時代よりプロ活動を始め、現在はバリトン・サックスを軸としたマルチ・リード奏者として、数多くのビッグバンドなどでのライブの他、スタジオワーク、ミュージカル、Dreams Come True、槇原敬之、BoA、鈴木雅之らのサポートなど、幅広く活動中。サックス&ブラス・マガジン『サックス初級セミナー』の講師も務める。



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