【サックス用語辞典】第49回 アンブシュア

知っててよかった!サクブラ用語辞典 [サックス編] by 加度克紘 2014年11月3日

管楽器を吹く際の唇の形を総じてアンブシュアと呼びますが、アンブシュアの唇(リップ)の形にも様々な呼び方があります。その主なものが“シン・リップ”と“ファット・リップ”です。

シン・リップ

シンとは英語で【thin:薄い】という意味です。サックスでは下唇を軽く巻きこみ、歯に被せるような一般的なアンブシュアの形状のことです。唇がリードに当たる面積が少ないことからこのような呼び名になっています。

 

ファット・リップ

ファットは英語で【fat:太い】という意味です。下唇を歯に被せるのではなく、外側に出すようにしたアンブシュアのことです。リードと唇との接地面積を増やすようなくわえ方になります。

 

この他にも特殊なアンブシュアで“ダブル・リップ”というものがあります。

通常、上の歯はマウスピースに当てますが、ダブル・リップは上唇を上の歯に巻くことでマウスピースに歯を当てないアンブシュアです。

 

ちなみに、“ファット・リップ”や“シン・リップ”の呼び方は米国では一般的ではなく、私の米国滞在時には聞いたことはありません。

 

加度克紘

広島県尾道市出身。高校入学と同時にテナーサックスを始める。1年後アルトに転向。その後、甲陽音楽学院で荒崎英一郎氏に師事。甲陽音楽学院卒業後、渡米。ボストンのバークリー音大に入学。Fred Lipsius、Dino Govoni、Bill Pierce、Jim Odgren各氏に師事。ジャズからポップス、R&B等幅広くこなす。現在は自己のグループを率いての演奏、作曲/編曲活動の他、ノア・ミュージックスクールでサックス講師としてサックスの指導も精力的に行う。
著書「一生使えるサックス基礎トレ本 サックス奏者のためのハノン」「サックスに学ぶおいしいギター・フレーズ99+2 ジャズ編 ギタリストが思いつけない音の組み立て方」「一生使えるアドリブ基礎トレ本 サックス編瞬発力と応用力を高めるデイリー・トレーニング集」「サックス・プレイヤーのための全知識」「100個のフレーズを吹くだけで飛躍的にサックスが上達する本」(すべて小社刊)

http://katsuhirokado.com

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