【サックス用語辞典】第44回 倍音(オーバートーン)

知っててよかった!サクブラ用語辞典 [サックス編] by 加度克紘 2014年9月29日

楽器から出る音には、耳で捉えやすい音(基音)とは別にいくつかの高音が含まれています。
この高音のことを倍音(オーバートーン:英語でOvertone)といいます。

また基音から1オクターブ高い音を第2倍音、1オクターブ+完全5度音程を第3倍音、2オクターブ上の音を第4倍音、2オクターブと長3度上を第5倍音、2オクターブと完全5度上を第6倍音と呼びます。

 

サックスで起きる、オクターブ・キィを押していないのに高い音が出てしまったり、正しい運指を行っていても超高音が出てしまう“リード・ミス”などは、こういった倍音のみが出てしまった状態と言えます。

そしてサックスではこの倍音を意図的に出す練習方法もあります。

 

倍音のコントロール練習

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▲これらを全て同じ運指(ここでは低音Cの運指)で出せるようにする

 

倍音を意図的に出せる(コントロールできる)ようにすることは、音の裏返りなどを防ぐだけでなく音質改善にも効果があり、非常に重要な基礎練習として用いられます。

 

是非練習してみて下さい。

 

 

加度克紘

広島県尾道市出身。高校入学と同時にテナーサックスを始める。1年後アルトに転向。その後、甲陽音楽学院で荒崎英一郎氏に師事。甲陽音楽学院卒業後、渡米。ボストンのバークリー音大に入学。Fred Lipsius、Dino Govoni、Bill Pierce、Jim Odgren各氏に師事。ジャズからポップス、R&B等幅広くこなす。現在は自己のグループを率いての演奏、作曲/編曲活動の他、ノア・ミュージックスクールでサックス講師としてサックスの指導も精力的に行う。
著書「一生使えるサックス基礎トレ本 サックス奏者のためのハノン」「サックスに学ぶおいしいギター・フレーズ99+2 ジャズ編 ギタリストが思いつけない音の組み立て方」「一生使えるアドリブ基礎トレ本 サックス編瞬発力と応用力を高めるデイリー・トレーニング集」「サックス・プレイヤーのための全知識」「100個のフレーズを吹くだけで飛躍的にサックスが上達する本」(すべて小社刊)

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