【サックス用語辞典】第18回 移調楽器

知っててよかった!サクブラ用語辞典 [サックス編] by 加度克紘 2014年3月31日

サックスなど管楽器の多くは移調楽器と呼ばれる構造になっています。

移調楽器というのは記譜された(譜面に書かれた)音が、実音(ピアノなどの一般的な楽器の音)とは異なる音が出る楽器のことを指します。

これは音色に各楽器の特徴を出しやすくするため、このような構造になっています。

アルト・サックス、バリトン・サックスはE♭管(独語ではEs管・エス管)、ソプラノ・サックス、テナー・サックスはB♭管(独語ではB管・ベー管)となります。

E♭管の「ド」は実音で「ミ♭」、B♭管の「ド」は実音で「シ♭」の音が出ているのでこのような呼び方をします。

移調楽器の最大の問題が合奏(バンド演奏)時です。

同じ楽器同士なら問題ないのですが、合奏時は実音を使用することが一般的だからです。

移調楽器にとって悩まされることですが、瞬時に判断するには慣れしかありません。

よく指揮者の人に「ベー(シ♭)の音をください」と言われたりします。そのときはアルトのようなE♭管はソ、テナーなどのB♭管はドを吹くようにしましょう。

下記に実音と移調楽器の対応表を記載しておきます。

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ちなみに、C管(実音)のサックス(C Melody Saxophone/Cメロ・サックス)というかなりレアなサックスもあります。

加度克紘

広島県尾道市出身。高校入学と同時にテナーサックスを始める。1年後アルトに転向。その後、甲陽音楽学院で荒崎英一郎氏に師事。甲陽音楽学院卒業後、渡米。ボストンのバークリー音大に入学。Fred Lipsius、Dino Govoni、Bill Pierce、Jim Odgren各氏に師事。ジャズからポップス、R&B等幅広くこなす。現在は自己のグループを率いての演奏、作曲/編曲活動の他、ノア・ミュージックスクールでサックス講師としてサックスの指導も精力的に行う。
著書「一生使えるサックス基礎トレ本 サックス奏者のためのハノン」「サックスに学ぶおいしいギター・フレーズ99+2 ジャズ編 ギタリストが思いつけない音の組み立て方」「一生使えるアドリブ基礎トレ本 サックス編瞬発力と応用力を高めるデイリー・トレーニング集」「サックス・プレイヤーのための全知識」「100個のフレーズを吹くだけで飛躍的にサックスが上達する本」(すべて小社刊)

http://katsuhirokado.com

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