アイバニーズの2011年限定モデル「JCRG11」を詳細に解説

Ibanez JCRG11

PRODUCTS by 編集部 2011/11/29

アイバニーズより、2011年の限定生産モデルとして、「JCRG11」が登場した。

JCRG11は、昨年発表のJCRG10に続き、アイバニーズの代表機種であるRGとは一線を画すべく開発されたモデルだ。コンセプトは「月日が流れ時代が変わっても、そしてこのギターを手にするプレイヤーが年齢を重ねても、いつでも心地良くロックを演奏できるようなRG」。加えて、ボディ・サイズやスケール長をはじめ、あらゆる部分を日本のギタリストに向けて考慮した挑戦的なモデルだという。

このJCRG11が持つさまざまな特徴を紹介しよう。

JCRG11のラインナップ

JCRG11には、次の5機種が用意されている。大きく分けて、ローズウッド指板とマホガニー・バックを採用したモデルが3機種、メイプル指板とバスウッド・バックを採用したモデルが2機種。全機種とも、ボティ・トップには美しいエキゾチック・メイプルが貼られている。

※ボディ・トップの杢目の違いをお楽しみいただけるよう、1モデルにつき2〜3の個体の画像を貼っています。クリックで拡大できます。

JCRG11R-GTE

  • ボディ・トップ:エキゾチック・メイプル
  • ボディ・バック:アフリカン・マホガニー
  • 指板:ローズウッド
  • カラー:GTE(Golden Tiger Eye)
  • ハードウェア・カラー:ゴールド
  • 製品情報

JCRG11R-BLE

  • ボディ・トップ:エキゾチック・メイプル
  • ボディ・バック:アフリカン・マホガニー
  • 指板:ローズウッド
  • カラー:BLE(Bluish-purple Hauyne)
  • ハードウェア・カラー:クローム
  • 製品情報

JCRG11R-NTE

  • ボディ・トップ:エキゾチック・メイプル
  • ボディ・バック:アフリカン・マホガニー
  • 指板:ローズウッド
  • カラー:NTE(Natural Sunstone)
  • ハードウェア・カラー:ゴールド
  • 製品情報

JCRG11M-DRR

  • ボディ・トップ:エキゾチック・メイプル
  • ボディ・バック:アフリカン・バスウッド
  • 指板:メイプル
  • カラー:DRR(Dark Red Ruby)
  • ハードウェア・カラー:ゴールド
  • 製品情報

JCRG11M-MBK

  • ボディ・トップ:エキゾチック・メイプル
  • ボディ・バック:アフリカン・バスウッド
  • 指板:メイプル
  • カラー:MBK(Morion Black)
  • ハードウェア・カラー:コスモ・ブラック
  • 製品情報

各部の特徴

JCRG11の各部には、日本のギタリスト向けにさまざまな配慮がなされている。部位ごとに見ていこう。

ボディ・サイズ

ボディ幅の最大値は、通常のRGモデルの約98%にあたる約305mmに設定されている。このわずかな違いと後述のスケール長が、RGのボディが(実際に、あるいは視覚的に)大きいと感じる人への回答となっている。

スケール長

若干小振りになったボディ・サイズに合わせ、通常のRGよりも短い628mm (24.75inch) スケールを採用。ただし24フレット仕様はRGから継承している。フレットはジャンボよりも幅の狭い、JimDumlopの#6105を採用。

ボディ材

ボディ材にはアフリカン・マホガニーとアメリカン・バスウッドの2種類を用意。指板材には、それぞれセレクトしたローズウッド材とメイプル材を組み合わせている。

ボティ・トップの材は、ビルダー自らが北米現地で選定した高級材の中から、アイバニーズがさらに選別した縮杢または玉杢のエキゾチック・メイプルを採用。ヘッドストックのトップにも、ボディ・トップと同じ材を採用している。

ネック・グリップ

ネック・グリップは、従来のRGのネックと比較して、かなりたっぷりとした厚みのある握りを持つJCRG11専用Uシェイプ(JCRG11 EX-U)を採用。42mmのナット幅と、250mmRの指板も、これまでのRGとは異なる点だ。

ネック全体は、それぞれ幅のあるメイプル、ウェンジ、メイプルの3ピース構造。これにより、剛性と鳴りはもちろんのこと、視覚的なゆとりや屈強さも確保。握り心地から演奏感、鳴り、ルックスまで、あらゆる点を考慮した仕様となっている。

ピックアップ

2基のハムバッカーには、多くのRGモデルとはキャラクターが明確に異なる、JCRG11専用の日本製オリジナル・ピックアップを採用。

ネック側の「JCRG11-N」は、アルニコ3マグネットを採用したモデル。ターン数はやや抑え目で、ウォームかつ心地よいサスティーンを特徴とする。

ブリッジ側の「JCRG11-B」は、アルニコ5マグネットを採用。ターン数は「JCRG11-N」より多く、パワー感とクリアな高音域が持ち味。

いずれのピックアップも、「大きな出力」や「中音域の厚み」よりも、「程よいパワー感」と「クリアなサウンド」に重きを置いて開発されたという。

ヘッドストック

ヘッドストックのトップには、ボディ・トップと同じく2mm厚の銘木材が配され、さらにナチュラル・バインディング装飾が施されている。また”Ibanez”のマザー・オブ・パール・ロゴは、ボディ・カラーによって色が使い分けられている。

ヘッド裏

ヘッド裏はJCRG専用デザインで差別化。特にシリアル・ナンバーは、純金インクを用いたビルダーによるハンド・ライティングとなっている。

ロッキング・ナット

ロッキング・ナットは幅42mmのTOP-LOK IIIを採用。RGで一般化している43mmとの差は僅か1mmながら、ネック・シェイプの違いと相まって、その演奏感の差は歴然。指板のRも合わせて、これまでのRGとは一線を画した仕様となっている。

インレイ

シンプルかつスタンダードなドット・ポジション・インレイ。ローズウッド指板のモデルには白蝶貝、メイプル指板のモデルにはアバロンが使われている。

ジョイント

628mmスケールながらも24フレットを持つJCRG11のハイ・フレットでの演奏性を向上させるため、ジョイント部はギリギリまで薄くし、丸みも持たせている。この専用オール・アクセス・ジョイントは、他のRGに採用されているものとは異なる。

ブリッジ

ブリッジには、登場以来25年以上を経てもなお多くのプロ・ミュージシャンから高く評価されるフローティング・トレモロの定番、IbanezオリジナルEDGEを採用。指板のRに合わせたシム・アップ済み。

ストラップ・ピン

ストラップ・ピンにはj.customでは定番のFree Lokを採用。ストラップの着脱が簡単にできる。

その他

  • 十分な剛性とナチュラルなネック鳴りを両立する、補強材不要のJCRG専用トラス・ロッド。
  • ローズ、メイプルともに指板エッジはストレスと無縁の滑らかなスペシャル・トリートメント。
  • 快適な運指に欠かせない、フレット・エッジの球面加工。
  • 演奏感に直結するネック・バックには、ヴェルベットのような質感の”Velvetouch”マット加工を採用。
  • 絶妙なトルク感のφ24コントロール・ポットを、落とし込み加工されたボディにマウントし、ロー・プロファイル化を実現。
  • コントロール・キャビティ内に防磁導電塗料。
  • ボディ・トップとヘッドストック・トップに、豊かな木目が鮮やかなナチュラル・バインディングを採用。
  • 専用ウッド・ハードケース(W100RG)とシリアル入り認定証が付属。

Ibanez

JCRG11

各525,000円
※表示している価格はニュース掲載時点のものです。また税込/税抜についてはメーカーの表示したものに準じて記載しています。

問い合わせ
星野楽器販売
TEL: 0561-89-6900 http://www.hoshinogakki.co.jp/

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