仲道祐子×YAMAHA CLP-480PE~ピアノらしさを追求したこだわりの1台

デジタルピアノショッピングガイド2012 by 撮影:星野俊 2011年12月14日

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30年近くにわたり愛され続けているヤマハのクラビノーバ、CLPシリーズの最高機種。アコースティックピアノメーカーの強みを生かし、最高峰のグランドピアノからサンプリングした良質の音源を内蔵、鍵盤には厳選した木製のむく材を用いています。デザインも、脚柱や操作パネルを隠す”ハーフクローズ”を備えるなど、よりピアノらしさを追求したこだわりの1台です。

dpguide2012-1-3.jpg……スタンダード派  dpguide2012-1-5.jpg……本格志向派

Basic Point 音とタッチへのこだわり

dpguide2012-4-3.jpg表現力が増した本格音源

楽器としてのバランスを重視し、最も録音に適した良質のコンサートグランド1台からサンプリングした音源を内蔵。従来のモデルに比べ、スタッカートやレガートの音の減衰の違いをリアルに表現できるうえ、鍵盤から指を離すときの音の変化や弦の共鳴音まで細かく再現されているため、アコースティックピアノに迫るサウンドが楽しめます。

88鍵重みが異なる木製鍵盤

CLP-480PEは、ヤマハのアコースティックピアノに使用されている木製鍵盤と同クオリティのむく材の鍵盤を搭載しています。さらに、デジタルピアノ初の試みとなる、88鍵すべてに重みの異なる鍵盤を採用。これにより弾き心地は限りなくグランドピアノに近づき、より正確なタッチを身につけることができるようになりました。

楽器は音がきれいでないと弾いていて楽しくないけれど、CLP-480PEのサウンドは理想的で、時間の許す限り弾き続けてしまいそう。タッチはまったく違和感がなく、アコースティックピアノを弾いているようですね。こちらのイメージ以上に応えてくれるので、想像を越えたものが生まれる。自分のイメージを刺激してくれる楽器だと思います。

Special Point 機種ならではの個性

立体感を生むサウンドシステム

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3つの音域ごとに独立したスピーカーを、それぞれ専用のアンプで響かせる音響方式を採用。さらに楽器の背面に設置したスピーカーからも音を出すことで、芯のあるはっきりした音のまま、立体感ある響きを楽しめます。

奥行きが感じられるところがお気に入りです。ピアノを弾くうえで、奥行きが感じられるのと感じられないのでは大違いですから。こんなに小さなボディなのに、すごく大きな楽器を弾いているような気分になれるのはいいですね。

グランドピアノ同様の踏み心地

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演奏表現において重要な役割を果たすダンパーペダルは、踏み始めは軽く、一定まで踏み込むと重く感じるグランドピアノ同様の踏み心地を実現。最大同時発音数も256音と格段にアップしたので、ペダル使用時も音切れしません。

リストなどの音数が多い曲を弾いてもペダルがきちんと反応してくれるので、音楽の流れが止まらないんです。ペダルの微妙なニュアンスをいかにうまく使うかがピアニストの腕の見せどころなので、この踏み心地は嬉しいですね。

小音量でも変わらない演奏感

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従来のデジタルピアノでは、小音量だと高音や低音が聴こえにくくなっていましたが、”インテリジェント・アコースティック・コントロール”機能を使えば小音量でも音が埋もれず、バランスの取れた状態で演奏することが可能です。

この機能をオンにして和音を弾くと、オフのときとは明らかに響きが違います。小音量なのに音が前に出て、響きが豊かに感じますね。聴こえないから弾きすぎることもない。昨今の住宅事情を考えると欠かせない機能です。

弾いていてとても気持ちのよい楽器です

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クラビノーバは学生の頃に何度か弾きましたが、今回試弾して”生の楽器にここまで近づいてきているのか”と驚きました。歌いたいところはとても気持ちよく歌ってくれますし、パキっと弾きたいところでは思い通りの音を出すことができる。弾いていてとても気持ちのよい楽器です。黒くて艶のある外観もいいですね。本来見た目は楽器の機能とは関係ないけれど、音楽は美しさを求めていく作業なので、やはり演奏する楽器も美しいほうが理想的。中央にある”YAMAHA”のロゴは、自分にとって馴染みがあるのでアコースティックピアノを弾いているような安心感があります。操作パネルをカバーで隠せば、よりピアノを弾いている気分にひたれますしね。また、高音質で自分の演奏を録音できる点も魅力的です。

仲道祐子

桐朋女子高等学校音楽科を卒業後、ミュンヘン国立音楽大学に留学。同大学院ピアノ科及び室内楽科を卒業後、ドイツを拠点にソロ活動を行なう。1996年5月、紀尾井ホールのデビュー・リサイタルで日本での本格的ソロ活動を始め、現在はリサイタルのほか、著名なオーケストラとの共演や室内楽の分野でも活躍している。また最近では、朗読とのコラボレーションなど、多彩な活動を行なっている。

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