私のお気に入り 8

書き屋石川芳の徒然鳴るままに by 石川芳 2012年10月26日

☆ 筆記用具 1 ☆

皆さんは、5線紙に音符を刻むときに使う、お気に入りの、 またはこだわりの筆記用具を持っていますか ?
私は、書き屋になって始めの頃は鉛筆派だったのですが、シャープペンシルに持ち替えてからは、かなりいろいろなメーカーの物を使ってきました。

パイロットのGシリーズ、同じパイロットのベガ 0.9mm も、お気に入りのひとつでしたし、鉛筆派だった頃からファーバーカステルの濃い黒の色合いが好きで、ファーバーカステルのシャーペン、グリップ・プラス 0.7mm を、ここ数年は使っています。

そして、最近すっかりハマっているのが、北星鉛筆の「大人の鉛筆」と2Bの芯。
そもそもが鉛筆派だった私にとって、これ、最高の使い心地!で、先日、『ピアノスタイル』の録音でいつもお世話になっているエンジニアの角さんにプレゼントしちゃいました。

ファーバーカステルの鉛筆を持ち歩く時には、お洒落な鉛筆削りも、鉛筆に被せた格好でいっしょに持ち歩いています。
これがまた、切れ味 ?? 削り味‥っというのかしら、とにかく気持ち良いくらいシャープに、芯を尖らせることができるので、5線のチューンがうんと細い、大編成の楽譜を書くときには、最適なんです。

“0.5mmのシャーペンなんか使えばいいのに‥‥”っと、不思議に思われるかもしれませんが、まっ、そこが「こだわり」っとでも言うのでしょうか。
鉛筆を削る‥‥という「時間」そのものが、なんだか嬉しいんですね。
そういった意味も含め「大人の鉛筆」 その部分もクリアできるスグレモノなんです。

楽譜作譜ソフトを使ってデータで原稿を提出なさる方が、どんどん増えている時代。
あくまで “手書き原稿” にこだわって、音符ひと粒ひと粒に愛情を込めて楽譜を書きながら、その作品を演奏して喜んでくださる方々の笑顔や、私が仕組んだ “謎解き” のような練習要素に、闘志満々で練習に励んでくださる演奏家の方々の顔を思い浮かべては、思わずニンマリしてしまう私なのでありました (^_^)

 

石川芳

幼少よりピアノ、エレクトーンを学ぶ。ネム音楽院(現ヤマハ音楽院)卒業後、ヤマハの海外デモンストレーターとして、世界各国で演奏活動および現地スタッフの指導にあたる。"ディズニー・クラシカルコンサート"でアレンジャーとしてデビュー。曲集の編曲や音楽専門誌の執筆など、幅広いジャンルで活躍している。ピアノスタイルでは、創刊号から編曲を手がける。



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