ギター/ベース/ドラム・マガジン編集長に聞いた LOUDPARK2015推しプレイヤーベストスリー!!

NEWS by 榊 郁乃 2015/09/18

メタルファンにはおなじみのフェス『LOUD PARK(以下ラウドパーク)』が10月10日、11日にさいたまスーパーアリーナで開催されます! なんと今年は記念すべき第10回を迎え、3ステージで2日間の開催&超豪華なラインナップ。大御所アーティストが勢揃いのうえ、“スラッシュメタル四天王”と呼ばれるアーティストのうち3組が登場するという、ものすごいことになっているようです!!

そこで今回は、ギター、ベース、ドラム・マガジンの編集長に、それぞれの“推しプレイヤー”ベストスリーをお聞きしました!

 

IMG_6612

 

 

 

【 ギター・マガジン編集長編】

 

「これだけのオールスターが集まると3人に絞るのが難しいです(笑)」

HR/HM系のバンドではやはりギターが花形である印象を受けます。そこで絶賛入稿中のギター・マガジン尾藤編集長にインタビューし、どのプレイヤーに注目すべきかお聞きしたところ……注目すべきギタリストが沢山いすぎて選べないとのお答えが! そのなかでもやはり“四天王”はマストのようです!

「個人的にはやはりHR/HMのジャンルにおいてギターは花形のポジションだと思っていて、テクニカルなプレイや素晴らしいメロディで歌い上げるフレーズなど見せ場がたくさんありますし、プレイヤーの手にしているモデルも、形が鋭角に尖っていたり、ルックスが派手だったり個性的なので、観ても聴いても楽しいんじゃないかな、と思います。

プレイヤーで言えば……これだけジャンルの中でもオールスター・バンドが集まると3人に絞るのはなかなか難しいです(笑)。その中でもスレイヤーケリー・キングメガデスデイヴ・ムステイン大佐、アンスラックスのスコット・イアンなんかはマストですね。やはりメタル四天王は、格が違う!というパフォーマンスを見せてくれるんじゃないでしょうか」

メガデス

 

 

 

日本人ギタリストも魅力的!

日本人の“推しプレイヤー”はどなたでしょうか?

「日本人だとブレイキング・アローズのギタリストDAITAさん(元SIAM SHADE)の安定感とテクニックは随一ですし、アウトレイジのギタリスト阿部洋介さんのエッジィなプレイにも注目ですね」

breaking

ブレイキング・アローズ。左から、ニック・フロスト(vo)、フランシス・テン(b)、ブレンダン・バックリィ(d)、DAITA(g)

 

outrage

OUTRAGE。左から、安井義博(b)、橋本直樹(vo)、阿部洋介(g)、丹下眞也(d)。

 

 

 

ギター・マガジン編集長の好きな曲

尾藤編集長が個人的にお好きな曲を教えてくれました! 予習してライブにのぞんでみるとより楽しめるかも!?

「あと個人的にアーチ・エネミーの『シルバー・ウイング』(『バーニング・ブリッジズ』/99年)という曲がとても好きで。流麗なツイン・リードとゴリゴリのリフで曲が展開していくカッコ良いナンバーなのですが、演奏もボーカルも激しいのに、歌詞がすごくピュアなんですよね。その落差にすごくグッと来るというか……ギャップ萌えですね(笑)。ラウドパークでもその曲が聴けたら嬉しいです。もし機会があれば和訳の歌詞とともに予習してみて下さい(笑)」

arch

アーチ・エネミー。左からシャーリー・ダンジェロ(b)、マイケル・アモット(g)、アリッサ・ホワイト=グラズ(vo)、ダニエル・アーランドソン(d)、ジェフ・ルーミス(g)

 

 

初めての人でも楽しめる!

ところでラウドパークはメタル初心者の人が行っても楽しめますか?

 「HR/HMは、攻撃的なギターも魅力だと思うんですが、心を打つようなメロディだったり、スピーディな中にもドラマチックな展開を組み込んだり、見事な技術に裏打ちされた魅せる速弾きギターなど、聴けば聴くほど味わい深いんです。どれかひとつのバンドでも好きになったら、そこから世界が広がると思うので、まだ未体験の方は特に、メンツも豪華な第10回のタイミングで観に行くのがオススメですね、“四天王のうち3組観たことあるんだぜ”ってどや顔で自慢できますし(笑)!」

 

 

 

 

【ベース・マガジン編集長編】

 

ナパーム・デスのキャラ立ちベーシスト、シェーンに注目!

ベース・マガジン近藤編集長がちょうど校了後のすがすがしい表情で廊下を歩いているところに突撃し、インタビューしました! 変わったスタイルのベーシストに注目しているそうです。まずは、ナパーム・デスのシェーン・エンバリーについて語ってくれました!!

ナパーム・デスは世界で1番短い曲『ユー・サファー』(1.316秒)でギネス記録に認定されたことでも有名なバンドですが、グラインドコアを追求してて突き抜けちゃってますね。シェーンはバンドの主導者的存在で、ベース・プレイはもはやテクニックとか超越しちゃってるんですけど(笑)、そんなところも含めてすごく面白いしキャラも立ってて、観てると楽しいと思います!」

naparm2

ナパーム・デス。左からダニー・ヘレーラ(d)、マーク・バーニー・グリーン・ウェイ(vo)、シェーン・エンバリー(b)、ミッチ・ハリス(g)

 

 

カーカス、ジェフの極悪さにシビれろ!!

 カーカスのベースボーカル、ジェフ・ウォーカーはバンド内でも非常に目立つポジションです。2人目には、そんな彼の名前が挙がりました!

カーカスはイギリスのバンドで、ビル・スティアーベン・アッシュのツインギタリストは叙情的でメロディアスなギターを弾いて、ベースボーカルのジェフは極悪なプレイをみせるという、そのバランスが絶妙ですね。2007年のバンド再結成以降は昔の荒削りな感じから、アンサンブルがまとまったように変化していて、そこも注目ですね」

carcass2

カーカス。左からビル・スティアー(g、vo)、ダニエル・ワイルディング(d)、ジェフ・ウォーカー(b、vo)、ベン・アッシュ(g)

 

 

アーチ・エネミーのパワフルベーシスト、シャーリーに注目!

メタル系のジャンルでは特に、ベーシストは縁の下の力持ち的ポジションになるようです! ギター・マガジン編でも登場したアーチ・エネミーのベーシスト、シャーリーの魅力について語ってくれました。

「3人目はアーチ・エネミーシャーリー・ダンジェロアーチ・エネミーはラウドパークにもよく出演していますが、ボーカルがアンジェラ・ゴソウからアリッサ・ホワイト=グラズに変わってからまだ観れてないので、どう変わったのかも楽しみですね。ベーシストのシャーリーは見た目も大柄で力強くアグレッシブなプレイヤーなので、パワーのあるベース・プレイに注目です。

 HR/HMのジャンルはやはりギターやドラムが目立つことが多いので、ベースはあまり目立つことをせず低音を支える形になることが多いと思います。なので、ラウドパークでベーシストに注目するのはなかなかコアな見方だと思いますよ!」

 

 

 

【ドラム・マガジン編集長編】

 

ハイテク系ドラマーのなかでもダニエル(アーチ・エネミー)は最注目!

ドラム・マガジン北野編集長も取材続きのご多忙ななか、インタビューを受けてくれました! HR/HMのドラムはテクニカルなイメージがありますが、やはり特殊な技術が必要だったりもするのでしょうか……!? やはりここでも最初にアーチ・エネミーの名前が挙がりました。

「1人目はアーチ・エネミーダニエル・アーランドソン。この10年くらいの間に、ヘヴィ・メタルのドラムはハイテク化が進んで、信じられないような複雑なフレーズを、ものすごいスピードで叩くドラマーが増えているんですけど、ダニエルはその代表的な存在だと思います。常に安定感抜群で、マシンのように正確だけど、その奥には静かな熱気があって、ドラミングのクオリティがものすごく高い。超絶技巧を駆使する場面でも余裕があるというか、底知れぬ実力&魅力を持ったドラマーですね。」

 

 

ブラスト・ビートの達人、ナパーム・デスのダニーを観よ!!

高速ビートを叩く多くのHR/HM系ドラマーのなかでも、特に注目すべきプレイヤーを教えてくれました!

 「2人目はナパーム・デスダニー・ヘレーラ。“ブラスト・ビート”というメタル特有の高速ビートがあるのですが、彼はその達人。以前ライヴを見たときは、腕の動きが速すぎて何をやっているのかまったくわかりませんでした(笑)。ブラスト・ビートは速くなると、どうしてもパワーが落ちてしまって、ビートが軽くなるんですけど、彼の場合は速くなってもパワフルでヘヴィ。今回のラウドパークに出演するバンドでも、多くのドラマーがブラスト・ビートを叩くと思いますが、そのなかでも特に注目すべきプレイヤーですね」

 

 

メンバーチェンジを経たスレイヤーの変化に注目!

メタル四天王の1組でもあるスレイヤーはドラマーが変わったこともあり、やはり北野編集長も注目しているようです!

「3人目はスレイヤーポール・ボスタフです。オリジナル・ドラマーのデイヴ・ロンバードが在籍していた、2009年のラウドパークで観たスレイヤーのステージものすごく良かったんです。デイヴのドラムに合わせてバンド全体が速くなったり、遅くなったり、ドラムがまさに“心臓”になっているように感じたんです。ポールは過去にもスレイヤーに在籍していたドラマーで、13年に再び復帰したんですけど、バンドの“要”が変わって、スレイヤーのサウンド自体がどう変化するのかというところに興味がありますね」

Slayer - 2015

スレイヤー。左からトム・アラヤ(b、vo)、ゲイリー・ホルト(g)、ポール・ボスタフ(d)、ケリー・キング(g)

 

編集長のみなさま、本当にありがとうございました! 同じバンドでも、それぞれのプレイヤーに特化して観るとまた感じ方も変わりそうですね。編集長のみなさまの“推しプレイヤー”を参考に、今年のラウドパークはコアな視点で楽しむことができそうです!

 

TUNECORE JAPAN