MASAKIシグネイチャー・モデルの実力を目のあたりにできる発表会の模様をレポート!

NEWS by 02kondo 2015/07/21


テクニカル・ロック・ベースの旗手、MASAKI。先日には、自身のイベント「PSYCHO DAZE BASSレーベル激突!~MASAKI VS IKUO~」を大成功に納めるほか、DAIDA LAIDAやCANTA、そして地獄カルテットなどで精力的にライヴ活躍を行なっているが、そういった数々のステージで、彼が愛用しているのが、シェクターのオリジナル・モデルである。そして先日、この愛器がシグネイチャー・モデルとして一般発売された。ベース・マガジン2015年8月号でも、本器の詳細について取り上げているが、ここでは、先に行なわれたお披露目イベント”MASAKI” Sigunature Model発表会”の模様をお伝えしたい。

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発表会はMI JAPAN東京校ホールで開催されたが、会場内には廉価版モデルとなるPA-MBが陳列されており、実際に手にとって試奏ができるようになっている。そんななか、本日の主役となるシグネイチャー・モデルAC-MB/SIGを携えたMASAKIがステージが登場。まずは、そのシグネイチャー・モデルの実力を知らしめるがごとく、自身のソロ作『PSYCHO DAZE BASS』から「ZANZO CIRCUS」をプレイする。性急かつ強烈なシャッフル・ビートが印象的なこの曲は、タッピング・ユニゾンなどさまざまなテクニックが目白押しの楽曲であるが、特にバッキング時の押し出しの強いベースのサウンドからも、本器のポテンシャルを体感することができる。また、3フィンガーによる高速3連フレーズをプレイにするにあたっては、フィンガー・ランプがデフォルトで備えられている点が大きなアドバンテージになっているようで、ピッキングの回転率を重視するMASAKIのプレイ・スタイルには欠かせないポイントであることがわかる。ちなみに曲の最後にはトレモロ・アームを駆使していたが、トレモロ・アーム付きのケーラー製ブリッジを搭載している点もMASAKIモデルのこだわりのひとつである。

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そして、ライトハンド・タッピングを駆使するイントロのアルペジオが印象的な「Viper44」では、弦高を低くできるように設定できることが、この奏法を行なうための助けになっているようだ。本器では、ブリッジをボディに落とし込んでマウントしているため、弦高を低くセッティングすることが可能になっているのだ。ライトハンドや速いトリルも無理なくプレイできるので、テクニックの幅が広がるはずだ。ちなみに、この曲の最後には、和音プレイも織り交ぜていたが、コードを押さえる際、4弦を親指で押さえていることもあるという。握り込んでプレイできる適度なネックの厚さ=グリップ感もポイントのひとつだろう。

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ここで改めて、MASAKIがこのベースの一番のこだわり部分を語る。テクニカルなプレイを追求するにはどうしても外せない部分、そのひとつであり大事な点が、スルーネックを採用していることだとMASAKIは言う。スルーネックにすることで、ジョイント部の形状がなだらかになり、ハイ・ポジションまで無理なく指をアクセスできる。もちろん、ピッキングする指が入り込むときに大事なファクターとなる、フィンガー・ランプやピックガードを搭載している点も欠かせない。24フレットを採用した指板を、フルに活用することができるわけだ。そして、廉価版の発売については“スペック面で妥協することなく、なるべく手軽な価格でお届けするのが一番”だと熱く語る。

 

と、ここで、“廉価版モデルも弾いてみましょう”というMASAKIからの提案により、ステージ後方に陳列されていたPA-MBに持ち替える。そして、ひとしきりタッピングやスラップといったテクニックを試した上で、“まったく同じ手触りですね。何の違和感もないです。次の曲でも使っていいですか?”と、イベント後半はPA-MBでプレイすることとなる。

そして、メロウな楽曲「SCAR」をプレイ。イントロのダブル・ストップのメイン・バッキング、そしてスラップのプルを使った際立つメロディ、そして中盤においては両手タッピングのパートを見せるなど、バラードと言えど、めまぐるしく場面が展開していくが、廉価版がそのプレイの変化に見事に対応、MASAKIの表現力に華を添えていた。そして本編最後に演奏するのは、アル・ディ・メオラのカバーで、ソロ作『PSYCHO DAZE BASS』にも収録されている「スペイン高速悪魔との決闘」。ユニゾン応酬が続くこの難曲を、見事に弾き切る。ちなみに、この曲もPA-MBでプレイしたが、まったくの違和感がなかったのは、MASAKIの揺るぎないプレイ・スタイルに加え、このPA-MBの実力の証明とも言えるのではないだろうか。

今回のイベントで改めて感じることは、本人とまったく同じ仕様のシグネイチャー・モデルだけでなく、廉価版モデルであるPA-MBをラインナップした点にある。イベント内でも語っていたように“ほかの楽器に比べても、テクニックが飛躍的に進歩しているなかで、これからベースを始める人、もしくはテクニカルなプレイを目指しているプレイヤーの裾野を広げたい”というMASAKIの思いから実現したものであり、できる限りスペックをキープしながら、価格をかなり抑えたPA-MBは、実に画期的なのである。価格はそれぞれAC-MB/SIGはメーカー希望価格¥850,000 (税抜き)、対してPA-MBはメーカー希望価格¥195,000 (税抜き)となっているので、次世代のテクニカル・ベーシストはぜひチェックしてほしい。

 

 

 

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