デヴィッド・サンボーン、昭和音楽大学特別授業でメッセージ「全ての音に気持ちを込め、曲の中に生きることが大事!」

NEWS by 編集部 2012/11/29

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ワン&オンリーのプレイでアルト・サックス界の頂点に立つデヴィッド・サンボーンが、11/23に開催された「モントルー・ジャズ・フェスティバル・ジャパン・イン・かわさき」公演に先立ち、昭和音楽大学で特別授業を行った。会場は立ち見が出るほどの聴講者で溢れ、開始前から熱気に包まれていた。

特別授業は、サンボーン氏のトークから始まった。ミュージシャンを目指すモチベーションのあり方や、サックスの技術に関することを自らの体験や演奏も交えてレクチャー。
「音数の多いフレーズは練習すれば誰でもできることで、バラードにどれだけ気持ちを込めて吹けるかということの方が難しい。ハンク・クロフォードはサックスをまるで歌うように吹いていて、音によってビブラートを変えていた。全ての音に気持ちを込め、曲の中に生きることが大事です」
「年齢を重ねて、音数が大事ではないとわかってきました。私にとって音楽とは静かさを取り除くことで、静かさと音楽は価値が同じなんです。マイルス・デイビスは音楽の中に間を入れることで、音楽がとても生きていた。緊張するとつい音数を増やしてしまいがちですが、それでは音楽的でなくなってしまいます」
といったサンボーン氏の言葉のひとつひとつが、聴講者の心に響いているように感じられた。

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▲トークの中で演奏を披露(Key:リッキー・ピーターソン)

その後Q&Aコーナーをはさんで、昭和音大生による「The Dream」、「Straight To The Heart」、「Hideaway」の演奏が行われた。学生に対して、音数やフレーズ、バンドの一員としての役割、音作りの重要性などについて、サンボーン氏は実演も交えながら丁寧にアドバイス。

学生が「Hideaway」を演奏すると、サンボーン氏は「もっと倍音を含む豊かな音を目指してください」とアドバイスを贈った。巨匠の貴重な言葉と演奏に耳を傾け、充実した貴重な授業となった。

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▲聴講者が集まり、熱気溢れる会場

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