昭和音楽大学の講師に就任する本田雅人に レッスン内容を直撃インタビュー!

NEWS by サックス&ブラス・マガジン編集部 2010/11/26

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2011年の春から昭和音楽大学のジャズコース/ポピュラー音楽コースの担当講師に就任する本田雅人に、予定しているレッスンの内容などを聞いてみました!

●レッスンの大まかな方向性は決まっていますか?

本田:生徒さんそれぞれの状況によって内容が変わるので、ひと言では説明できないんですけど、まずは皆さんきっと”アドリブをちゃんとできるようになりたい”んだと思うんですね。もちろん、音大に入学するくらいの腕前ですから元々アドリブはできる人達なんでしょうけど、その幅をさらに広げられるような、そして最終的にはその人の個性を生かせるよう手助けが出来ればいいなと思っています。それと同時に、しっかりした吹き方など基礎技術にも磨きをかけていってほしいですね。まぁこれは”教える内容”というよりも、そういうプレイヤーになってほしいという僕の希望でもあるんですけど。

●アドリブのコツがウマくつかめない人もいますよね。なかなか上達しない人には何か共通の原因があったりするんでしょうか?

本田:確かに最初からそれなりにできる人もいるし、なかなかそうはいかない人もいます。中でも譜面を見ながら吹くことに慣れている人は、ガイド(譜面)がないと吹けなくなっちゃう傾向があるかもしれません。やっぱり、ブラスバンドから楽器をスタートしたという人は、それまで譜面を再現していく世界にいたのに、急に”どうぞご自由に吹いてください”って言われても、どうしたらいいのかわからなくなっちゃいますよね。でも、やったことがないんだから、それは当然。そういう意味でいうと、ビッグバンド等ジャズ系出身の人は経験値の差で、最初は上達が早いかもしれませんね。でも、それは経験があるかないかの差なので、最終的にはあまり関係ないんじゃないでしょうか。あとは、アドリブ以外で言うと”吹き方”。いわゆるクラシックの吹き方やジャズっぽい吹き方、それよりもうちょっとスタジオっぽい、セクション風の吹き方等々、特にサックスはかなり幅があるので、その意味を理解して自分の出したい音を探求するという事も大事ですよね。本当はジャズっぽいことを吹きたいのに吹奏楽出身だからそれっぽく吹けないと言う人も多いですから。そういった部分でも助言が出来ればと思います。一応、僕は音大にも行ってたので、クラシックとジャズの吹き方で何が違うのかはわかりますし、そこは一緒に考えながらアドバイスできたらよいと思います。

●指が速く動いた方がアドリブにも有利ですか?

本田:そうですね……でも、そういう意味ではブラスバンド出身の人はテクニックのレベルはすごく高いんですよ。音階なんかも凄く速く吹けるし、部活ってけっこうスパルタで体育会系だから、精神的にもテクニック的にも鍛えられてる人が多い。だから、指が速く動くだけじゃ、アドリブができるかと言えば、そうでもないんですよね。そこから発想を変えていく必要があるのと、アドリブ要素の多い音楽をもっともっと好きになって、どういう演奏がしたいのか具体的なプランやイメージが沸くようにならないとなかなか難しいかもしれません。それは音色の面でも、フレージングの面でもそうだと思います。

●なるほど。それでは最後に、本田さんのレッスンに興味を持っている人達にメッセージをお願いします。

本田:音大にこういったコースが設立されると、教職課程さえ取得出来れば卒業生が教員になれる可能性もある。ジャズコースの卒業生が教員になるということは、中学・高校からそういった音楽を習える環境が生まれるわけです。アメリカなんかでは小学校くらいから普通にジャズのビッグバンドがやれるわけで、そういう土壌に関しては日本はまだまだですからね。もちろん、それは将来の話ですが、大学からでもジャズなどを学べるチャンスがあるわけです。だから、そういう音楽に興味はあったけど今まで部活や学校の都合でできなかった人達は、新しい自分のスタートとして、こういったコースでジャズなどにどっぷり浸かってみる人生もありじゃないかなと思いますね。

※昭和音楽大学のジャズコース/ポピュラー音楽コースに興味がある!という方はこちらまで

 

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