車椅子ストリートロッカーズ! 映画公開と同時期にスタッフ・ベンダ・ビリリがやってくる!

NEWS by 編集部 2010/08/13

“スタッフ・ベンダ・ビリリ”は、コンゴ民主共和国の首都キンシャサで活動するバンド。小児麻痺で下半身不随となった車椅子ミュージシャンを中心に、松葉杖のシンガー、メンバーに拾われたストリート・チルドレンたちからなる。

戦争による混乱と貧困でカオスとなった街は、まさに世界のドン底だが、メンバーはとことん前向きだ。彼らはキンシャサで起きている日々の生活を歌い、メッセージとして伝える。「ポリオ」という歌では”子供たちの世話を放棄しないでくれ”と、子供たち全員がポリオの予防接種をできるよう親たちに呼びかけ、「トンカラ」という歌では”オレはかつて段ボールで寝ていたが、ツキに恵まれマットレスを買えた。人間に<再起不能>なんてことは絶対ない、<遅すぎる>なんてこともない”と真の障害は肉体ではなく心の中にある、と人々に呼びかける。

また、その音楽はコンゴ民族音楽とキューバ音楽のハイブリッドであるコンゴ大衆音楽”コンゴリーズ・ルンバ”がベースになっており、音楽的完成度は極めて高く、ワールドワイドに広く受け入れられるものでもある。彼らの手にする楽器はと言うと、市販のギターやベースはあるものの(とは言え超ボロボロ!)、その他はドラムなどほとんどが手作り。中でも目を惹くのが、メンバー最年少のロジェが発明した、空き缶に弦を1本張っただけの原始的な弦楽器”サトンゲ”。これがスライド・ギターの如きトーンで驚くほど華麗なメロディを奏でる。熱いメッセージを持った歌はロック魂に溢れ、独自の楽器編成で奏でられるファンキーなリズムは聴衆を踊り狂わせる。まさにこの地でしか生まれ得ない唯一無二の音楽と言えよう。

そんな彼らにスポットを当てたのが、フランスの映像監督ルノー・バレ&フローラン・ドラテュライだ。キンシャサの路上で、彼らの音楽を偶然耳にして魅了され、ドキュメンタリー映画を作ろうと決意。 2004年からキンシャサに毎年滞在し、彼らの生き様を何年も追いかけることになった。このドキュメンタリー映画『ベンダ・ビリリ!〜もう一つのキンシャサの奇跡』は、単純な音楽映画でもないし、彼らのサクセス・ストーリを追っただけのものでもない。コンゴの社会的な状況の中で、彼らが音楽を通じてまっとうに生活をし、さらに撮影スタッフは彼らの素晴らしい音楽を世に広めんと奮闘し、ともに勝ち取った証のようなものと言えよう2010年5月には、カンヌ国際映画祭のオープニング作品に選出された。

そして、日本でもいよいよ9月11(土)渋谷シアターイメージ・フォーラムの公開を皮切りに映画の公開がスタート。さらに、9〜10月にかけてスタッフ・ベンダ・ビリリの日本ツアーが始まる。映画とライブ、ぜひ両方とも楽しんでいただきたい!

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▲空き缶に弦を1本張っただけの原始的な弦楽器”サトンゲ”。メンバー最年少のロジェの演奏は天才的!

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CD
スタッフ・ベンダ・ビリリ〜屈強のコンゴ魂

VIVO DISC VIVO-360

http://bendabilili.jp/disco.html

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