「デジタル・クンビア」生みの親、ディック・エル・デマシアドがオランダから再来日

NEWS by 編集部 2010/07/13

昨年の初来日時、Fuji Rock Festivalにも出演したデジタル・クンビアの奇才ディック・エル・デマシアド(Dick El Demasiado)が8月に再来日ツアーを行う。

今年は8月7、8日に東京でワークショップ&パーティ、11日(水)に京都、12日(木)大阪、13日(金)東京でライブを行う。11~13日の他の出演者はドラびでお、オオルタイチ、neco眠る、ALTZ、DJヤマベ ケイジ (Los Apson?)、HAJIME OISHI、自炊など。メディア・アーティストとして30年のキャリアをもつ彼の世界観とサウンドを体感しよう。

8/7、8:WORKSHOP & PARTY
原宿VACANT & 八広highti 合同夏祭りイベント with Dick El Demasiado

  • 8月7日(土)@highti
    詳細未定
  • 8月8日(日)@VACANT
    「ディックとクンビア曲を作ろう」ワークショップ!

    ディックとともにクンビア・ミュージックを演奏し、その場でレコーディングしたものをディックが編集、USBに入れて持ち帰れるというイベント。
    14:00 (~16:30ころ)
    1,500円(20人限定)
    詳細:http://event.n0idea.com/

Dick_2010_flyer.jpg   Dick El Demasiado コンサートスケジュール

  • 8月11日 (水) @京都 CLUB METRO
    22:00~ OPEN/START
    前売:1,800/フライヤー持参:2,000円/当日:2,300円
    with DJs: TAMAI-I / Baiyon / 自炊 / 他(主催:Club Metro)
  • 8月12日 (木)「オオルタ市」@大阪 Shangri-La
    22:00~ OPEN/START
    前売:3,000円/当日:3,500円
    with Oorutaichi / neco眠る / ALTZ / BIOMAN
    (主催:Shangri-La)
  •  8月13日 (金)@東京 FEVER (新代田)
    24:00~ OPEN/START
    前売:2,800円/フライヤー持参:3,000円/当日:3,300円
    LAWSON TICKET L code: 74643
    Los Apson?店頭でもチケット販売中
    with ドラびでお (Dora Video) / Oorutaichi / ヤマベケイジ (Los Apson?) / HAJIME OISHI (EL PARRANDERO)
    (主催:utakata records)

来日スケジュールの詳細はUtakata Recordsのページを参照。

クンビア/デジタル・クンビアとは

カリブ海・コロンビア原産のダンス音楽、クンビア。1950年代にコロンビアに根付き、コロンビアを代表する音楽としてとらえられているが、現在は他の中南米諸国や米国(のヒスパニック)やスペインなど、世界各地のスペイン語圏に広まっている。もっさりした2ビートのイナタさが身上だが、一度ハマるとクセになる中毒性がある。デジタル・クンビアとは2008年設立のアルゼンチンのクラブ・レーベルZZKが作り出した言葉で、クラブ・ミュージックからクンビアにアプローチしたそのサウンドは日本でも注目を集めている。ディック・エル・デマシアドはZZKに先立つこと約8年、2000年ごろから電子クンビアに取り組んでおり、アルゼンチンでは「デジタル・クンビアのゴッドファーザー」として知られている。ZZKも「クンビア・キング」と敬意を表する。ちなみに、クンビア自体はアルゼンチンではもともと貧困層の音楽として軽蔑されていたようで、オランダ人であるディックと、アメリカ人DJを中心としたZZKに見られるように、アルゼンチンでのクンビアの再評価が外国人主導で行われていることは興味深い。

dickjapanmouth_light_version.jpgディック・エル・デマシアド

1954年、オランダ・アイントホーフェン市生まれ。パリ第8大学で造形美術と映画を専攻。卒業後はSex Pistols、Joy Division、Butthole Surfers、ベネズエラの原住民を撮影した映像作品や、オランダ大手テレビ局の人気パンク番組「NEON-TV」を手掛け、映像作家・テレビ番組制作者として名を成す。1990年にはオランダでアンダーグラウンド・パフォーマンス/メディアアート集団「IBW(手頃な狂気のための協会)」を設立、ドイツの国際的美術展ドクメンタなどでパフォーマンス等を行う。また、500時間に及ぶ海賊ラジオ番組も制作。2000年、それまでの活動に一旦終止符を打ち、小説「La Lenta pero Incesante Degradacion de las Cumbias Lunaticas(狂気のクンビアの緩慢だが絶え間ない堕落)」の執筆にあたり音楽制作を開始し、電子クンビアを生み出す。同時にFesticumexという、音楽、ビジュアルアート、パフォーマンスなどを伴う架空のフェスティバルも創設。2003年に1stアルバム「No Nos Dejamos Afeitar」、2004年「Pero Peinamos Gratis」、2005年「Al Perdido Ganado」発表。2006年「Sin Pues Nada」をリリース、日本で注目を集める。バルセロナのSonar Festivalにも出演。2008年、5枚目のアルバム「Mi Tu」をリリース。2009年2月、コロンビアの国営ラジオから「アーティスト・オヴ・ザ・ウィーク」に選ばれる。同年7月、Utakata Recordsより日本編集のベスト盤「クンビア・ルナティカ/エクスペリメンターレ」をリリース。最近はコロンビアでLos Reyes Magos(三人の王たち)という小さな映像・メディアアート集団を設立し、アート活動も再開。アフリカ音楽に関するアングラな短編映画をすでに制作し、現在はオランダの歴史上有名な海戦を題材にした映画を撮影している。

 

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クンビア・ルナティカ/エクスペリメンターレ Dick El Demasiado
UTKT-004
2009年7月1日発売
2,520円(税込)

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