【動画】ギター・パフォーマンス講座 by ROLLY

誌面連動動画 by 編集部 2009年9月28日

【動画】ギター・パフォーマンス講座 by ROLLY

ギター・マガジン2009年10月号「中級者強化プロジェクト ライブ・デビューの心得」に連動した、ROLLYのパフォーマンス講座企画。

ROLLY ギター・パフォーマンス講座 Part.1(3分18秒)

ジミー・ペイジ風/ピート・タウンゼンド風/ジミ・ヘンドリックス風/ウリ・ジョン・ロート風

 

ROLLY ギター・パフォーマンス講座 Part.2(4分29秒)

リッチー・ブラックモア風/パンキー・メドウス風/アンガス・ヤング風

   上の画像は、ギター・マガジン2009年10月号『中級ギタリスト強化プログラム』第6回の”ライブ・デビューの心得”における、ROLLY直伝のギター・パフォーマンス講座記事の動画版である。古今東西ロック・ギタリストには、華のある動きやキメ・ポーズが存在していた。それを記憶だけで再現してくれたROLLY師匠に感謝! しかも、WEB限定のインタビューも下記に掲載したぞ。

 

INTERVIEW

魅せるギタリスト、ROLLYの原風景

   私が中学生の頃、アマチュア・バンドがお金を出し合って、よく公民館なんかを借りてライブを行なってましてね。そこには大体20バンドくらい出るんです。普通の方は友達のバンドの出番が終わったら帰るんですが、僕は朝から晩まですべて観ていたんです。なぜかと言えば、ここで帰ってしまい、次にものすごいカッコいいバンドが出てきたら損だと思ってたから。何を求めていたかと言うと、華麗なアクションをキメるカッコいいギタリストの登場を待ち望んでいたんですね。
   そんなある日、大阪の高槻祭りにギタリスト松田茂樹さんが所属していた”バビ”というバンドが出てきたんです。いきなりジミヘン風の華麗なアクションをしたかと思えば、”笑うギター(編注:本誌10月号参照。客席に背を向けて右手を高々と上げてピースサインしつつ、人が笑うような音を出す奏法)”をキメたんです。それを見た僕の目がくらんだ隙に、彼はアンプに火を放って僕のほうへ投げつけてきたんです……! まあ、彼はそれでこっぴどく怒られていました(笑)。でも僕はそれ以来、普通のプレイヤーでは興奮しないようになってしまったんです。僕も観てる人が呆気に取られるような、そういう華麗なアクションをキメようと心に誓った瞬間でしたね。

   私自身の思い出や失敗談ですか? あれは78年くらいでしたね。淀川で河川敷コンサートがありまして、僕はリッチー・ブラックモアのマネをして、ステージ上にオープンリール・デッキを持ち込みサウンド・オン・サウンドをキメながらソロを弾いてました。ところが急に音が鳴らなくなりましてね。どうしたのかと思ったら、風でテープがビローンと伸びて飛ばされてました。急いで巻き戻したという失敗があります。あとは、後輩に頼んで電気炊飯器を何台か持ってきてもらい、開演前にドライアイスを粉状に砕いてモワ〜っとさせ、カッコよく登場しようと考えたんです。でも床がズルズルになってしまい、いきなりステ〜ンと転んでしまいました。

若手ギタリスト、バンドへのメッセージ

   最近、ビジュアル系の人以外はファッションも地味になって、歌の内容も現実の日常生活に沿ったものが多くなってるけど、それはちょっと残念に思います。私が求めているのは、思いもつかない異次元の世界観。観たこともないようなカッコいいヤツらが歌い上げるようなものだから……。また、ギタリストを観る時に、脚の角度が気になります。どれだけ上手に弾けても、どれだけ男前でも、ガニ股は印象が悪い(笑)。できるだけ毎晩、鏡の前で脚がスラッと見えるように研究してほしいです。私も風呂上がりにギターを持って、やれアンガスだ、ジミー・ペイジだとやってるんです……いまだに。そのおかげで今回の取材を受けることができました。

   私自身は、心に残る演奏を心がけてます。ロックというのは人間の心に重大な楔(くさび)を打ち込むことができます。それを観た瞬間に人生が変わってしまうこともあるわけですよ。だから、今のキッズが観た時に”こいつはすごい!”と一生あこがれる存在になりたいですよね。

   ライブ審査なども時々やらせてもらうんですが、個人的には、魅せるという部分は、ある意味ライブにおいてはプレイと五分五分くらいの比重があるのかなと思ってます。かつそれがひとりよがりにならず、初めて観たお客さんを魅了してるのかというのが審査のポイントともなりますね。コンテストなんかだと身内を大勢呼んで盛り上がってるように見える場合があるのですが、本当にカッコいい人は初めて観たお客さんがオシッコちびってしまうものなんです。文化祭なんかでも、無関心だった人を惹きつけてほしい。そういう点においても、客観的な立場で自分を見る目を養ってほしいですね……なんて偉そうですけど(笑)。

   歌いながら弾くプレイヤーは動きが制限されますけど、私は目の力、顔の表情もすごく影響力を持っていると思っています。だから動けない時は目で表現してほしいです。それから年がら年中動きっぱなしだと、実はあんまり良くないんです。緩急を取り混ぜ、渋く行く時は行って、ここぞというところに炸裂させたほうがいいですね。ちなみに、アクロバティックなアクションをする人はバンドにひとりでいい(笑)。意外とアマチュア・バンドの人って始まった瞬間に、全員でワーッと動いてしまいがち。僕は武道館クラスの大きなステージで、みんなが花道に行ってしまい、ステージにドラマーだけ残ってしまうことがあるでしょ。あれあんまり好きじゃないんです。あと、初心者の人はフレットを見て一生懸命弾いてるでしょ。それじゃもったいない。そもそも自分が弾ける力の70%くらいをやるつもりで。あとの30%はアクション! 難しいことをしようとせず、とにかくカッコよくキメてほしいですね。


『ギター・マガジン2009年10月号』800円

[YouTube - ギター・マガジン・チャンネル]

ROLLY プロフィール

●京都府に生まれ、大阪府高槻市で育つ。すかんちのボーカル/ギタリストとしてデビュー。「恋のマジックポーション」ほか代表曲多数を発表する。バンド解散後はソロ活動やプロデュース、タレントから役者までこなしマルチに活躍中。現在は佐藤研二(b)、高橋”ロジャー”和久(d)とともにTHE 卍を結成し、精力的に活動を行なっている。最新作は『puzzle』(写真)だ。10月16日の下北沢GARDENほか、ライブやイベント情報は下記webサイトでチェック! また、11月8日(日)パシフィコ横浜で開催される楽器フェアでは、“Tokyo Band Summit 2009″のゲスト審査員を務めることも決定している。

オフィシャル・ホームページ:http://www.rollynet.com/

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