コード一発で使えるスケール&レガート奏法のアプローチ/MI Japan ギター・クリニック

MI JAPANギター・クリニック by 鈴木悠介 2012年10月16日

コード一発で使えるスケール&レガート奏法のアプローチ/MI Japan ギター・クリニック

MI JAPANの人気講師陣がリレー形式で誌上ギター・クリニックを行なっていくこのコーナー。今月は名古屋校の鈴木悠介が登場!

MI JAPAN名古屋校GIT(ギター科)講師の鈴木悠介です。今回の誌上セミナーのテーマは”コード一発”と”レガート奏法”です。

曲展開として最もシンプルな”コード一発”のシチュエーションにおいて使用できるスケールと、それを用いた流麗な”レガート奏法”のアプローチをご紹介致します。アカデミックかつエレガントなレガートプレイにチャレンジしてみましょう。

チューニングはレギュラーです。では参ります。

【MI×ギタマガ】OPEN HOUSE/ 鈴木悠介「コード一発、スケール、レガート」

コード一発とは?

“コード一発”とは言葉通りセクションがひとつのコードで構成されている展開のことを言います。曲のジャンルに限らずこのコード一発というセクションというのは実際に多く使われています。なぜ多用されるのか? 答えは簡単、シンプルだからです。コードの展開に左右されないので、最低限の条件を満たせば、ソロを弾くプレイヤーに限らず各プレイヤーが自由にプレイできます。

それはつまり、プレイヤーのオリジナリティが出しやすいということです。

ご存知のようにコードはメジャーとマイナーに大別されます。まずはメジャー/マイナーそれぞれの”コード一発”のシチュエーションにおいて使用できるスケールについて説明します。ここでのコードはE/Emとします。

mi_gm_2012_10_score_1

コード一発において使えるスケール

メジャー/マイナーの”コード一発”ではどのようなスケールが使えるのでしょうか? 最低限の条件を満たせばあとは自由である、それがコード一発のいいところです。つまりメジャー/マイナー系のスケールなら何でも使えるのです。

代表格はメジャー・スケール/マイナー・スケールですが、今回は使いません。今回使用するのはリディアン・スケール/ドリアン・スケールです。

譜例1と2はリディアン・スケール/ドリアン・スケールを6弦12フレットにあるEの音から7連符のレガート奏法で上昇したフレーズです。

▼クリックで拡大

mi_gm_2012_10_score_3

なぜここでメジャー・スケールとマイナー・スケールではないのか? そもそもリディアン・スケールとドリアン・スケールって何?と思っている方もいるかもしれません。ここでこのスケールを取り上げた理由は”響きがカッコいいから”というただそれだけのことです。

もちろんメジャー・スケール/マイナー・スケールもコード一発で使えますが、今回はこのメジャー系=リディアン、マイナー系=ドリアンを練習していきましょう。

レガート奏法のポイント

レガート奏法とは”ハンマリング・オン、プリング・オフ、スライドで音をつなぐ”奏法のことを言います。音の変わり目にピッキングのアタックが入らないので、すべての音がつながっているように聴こえます。レガート奏法のポイントは”ネックの握り方”と”左手の指の力加減”です。左手は親指をネックの裏に添えるクラシック・フォームで、指先にあまり力を入れすぎないように注意しましょう。

流麗なレガート奏法

譜例3と4は1弦12fのE音から7連符のレガート奏法で1弦上を上昇下降したフレーズです。

▼クリックで拡大

mi_gm_2012_10_score_2

先程から7連符のフレーズばかり紹介していますがそれにも理由があります。今回のテーマは流麗なレガート奏法。流麗に聴かせるためには”音数の多さ”と”奇数音フレーズ”がポイントになります。1拍の中に割り切れない多くの音を入れることで、隙間なく流れるフレーズになるのです。

まとめ

いかがでしたか? セクションの基本構成である”コード一発”と左手重視のメロディ”レガート奏法”、どちらもソロ・プレイや曲構成において基本となるものです。コード一発でオリジナリティが出せないようでは展開する曲の中でも出せるはずがありません。左手がうまく押さえられなければピッキングしたって音は出ません。ぜひともこのテクニックを身につけて下さい。ではでは。

鈴木悠介 プロフィール

mi_gm_2012_10_instructorギター誌のコンテストにてグランプリを受賞後、MI JAPAN名古屋校のGIT科講師に就任。ギタリスト、作/編曲家として多岐にわたる分野で活動している。

本記事について

本記事は『ギター・マガジン2012年10月号』掲載のページを転載したものです。

MI JAPAN OPEN HOUSE:3誌連動・動画クリニック

mijapan-footerlogo.jpg

MI Japanは、ハリウッドにある世界最大級の音楽学校MI(MUSICIANS INSTITUTE)の日本校として、全国6ヵ所に拠点を置くミュージシャン養成機関。

MI JAPAN各校の詳細はmusicschool-navi.jpで!

OPEN HOUSEロゴ

MI Japanのプログラムを1日に凝縮した体験レッスンのこと。レギュラー講師によるクリニックなどにも,レベルを問わず誰でも参加可能。参加には予約が必要。スケジュールなどは、http://www.mi-japan.com/event/open-house.htmlでチェック!

3誌連動動画クリニックに登場した講師陣のプロフィールはこちら

TUNECORE JAPAN