アドリブの基礎、コード・トーンを縁取る!/MI Japan ギター・クリニック

MI JAPANギター・クリニック by 佐久間康丞 2011年8月16日

アメリカ最大の音楽学校Musicians Instituteと直結した実践的なカリキュラムが好評のMI JAPAN。全国のミュージシャンたちが今日も目標に向かって全力疾走を続けている現場だ。話題の講師陣たちによる誌上クリニック、今月は佐久間康丞が登場!

今回はジャズのアドリブの基礎である、コードの縁取り方を紹介します。”たくさんスケールは覚えたけれど、ジャズっぽくならないなあ……”と悩んでいる方は必見です!

縁取り方にはいくつか種類があるので、最初にそれを説明します。最後はAマイナー・ブルースのチェンジの上でコードを縁取る練習をしてみましょう!

MI JAPAN 仙台校 GIT科講師 佐久間康丞 Guitar Magazine 2011年8月号記事

クロマチック・アプローチ

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クロマチック・アプローチとは、ある音の半音下からもとの音にアプローチするという方法です。

1小節目はA音の半音下のG#音からA音へ、2小節目はC音の半音下のB音からC音へ、それぞれクロマチック・アプローチをしています。半音下からコード・トーンにアプローチしてることを意識して、ほかのポジションでもAmのコード・トーンを縁取ってみましょう。

前打音

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前打音とは、あるスケールにおいてのコード・トーンの2度上の音のこと。Amのコード・トーンを記しましたが、Key=Amの時、AmのコードスケールはAエオリアンですから、Amのコード・トーンの各音の2度上はB、D、F。つまりAmに対する前打音はB(A音に対する)、D(C音に対する)、F(E音に対する)となります。ほかのポジションでも前打音からコード・トーンにアプローチする練習をしてみましょう(※DmのときはDドリアンになるので6度の音が△6thになります。よって、Dmに対する前打音はE、G、Bとなり、すべて全音上の音になります)。

補助音

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補助音とは、前打音とコード・トーンに挟まれた音のことで、前打音によっては補助音が存在しないこともあります(例えばA音に対する前打音はB音ですが、その間にはB♭=A#の音が存在します。それが補助音となります)。

クロマチック・アプローチ実践篇〜前打音、補助音を用いてAmのコード・トーンを縁取る

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Amブルースにチャレンジ!

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クロマチックアプローチ、前打音、補助音を用いて具体的にコード・トーンを縁取ったフレーズを弾いていきましょう(もちろんスケール内の音も使ってます!)。メインはAm7のフレーズとDm7のフレーズで、ドミナントのところはドミナント・スケールを、3段目のF7はリディアンドミナントとしてCメロディック・マイナーを弾いています(Cmとして見た方がわかりやすいからです)。その結果、マイナーのラインとドミナントのラインしかなくなるわけです! なるべく8分音符を並べて練習っぽくしたので、各小節のどれがコード・トーンでどれがアプローチの音かをアナライズするとより理解が深まると思います。

 

佐久間康丞(さくま こうすけ) プロフィール

git_SakumaKousukeMI JAPANではReadingとElectiveの授業を担当。07年にギターのコンテストで全国大会出場。

現在は講師業を中心に、アーティストのサポート、レコーディング、結婚式/パーティ/バーなどでの演奏も行なっている。メジャー・アーティストのレコーディング参加、つのだ☆ひろ氏とのテレビ出演などの実績あり。

■本記事について

本記事は、『ギター・マガジン2011年8月号』掲載のページを転載したものです。

→『ギター・マガジン2011年8月号』の詳細を見る

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