イカせる!?チョーキング&ビブラート・テクニック講座!/MI Japan ギター・クリニック

MI JAPANギター・クリニック by Kelly SIMONZ 2010年9月29日

アメリカ最大の音楽学校Musicians Instituteと直結した実践的な内容が好評のMI JAPANことMusicians Institute Japan。一流ミュージシャンでもあるMI JAPAN講師陣が誌上クリニックを展開していく連載シリーズ、今月は本誌でもお馴染みのケリーサイモンが登場!

ドモ☆ギタマガ読者の皆さん、2回目の登場となりました、Kelly SIMONZ(ケリーサイモン)です。

MI JAPANでは、去年リットーミュージックより発売したムック本『超絶ギタリスト養成ギプス』を題材にした特別授業やIAP(インディペンデントアーティストプログラム)という”音楽に関わるすべての事柄を自分ひとりで完結させる”をモットーにした授業などを受け持っています。

今回のレッスンは、2010年7月に発売されたムック本の第2弾『超絶ギタリスト養成ギプス 孤高のクラシック名曲編』に収められている「モルダウ」の一部分と、さらに同書に収められている準備運動に関連したフレーズを使ってチョーキングを取り上げてみました。いずれも基礎中の基礎でありながら、ギタリストにとって永遠に学ぶべきテーマでもあるのでぜひ参考にしていただければと思います。今回の教則本は前回よりも”楽曲を楽しめる作品”となっているので一度チェックして、気に入ったらゲットして下さいね!

▼対応動画【MI×ギタマガ】OPEN HOUSE/Kelly SIMONZ#1

▼対応動画【MI×ギタマガ】OPEN HOUSE/Kelly SIMONZ#2

▼対応動画【MI×ギタマガ】OPEN HOUSE/Kelly SIMONZ#3

導入フレーズ

Ex-1(対応動画#1 – 3:12)

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ペンタトニックの最もポピュラーな運指を使ったトレーニング。いわゆる”ボックス・ペンタ”ではトニックが人差指からスタートするが、このフレーズは薬指から始まることにまず注意していただきたい。C音すべてをクォーター・チョーキングさせるのだが、この0.25(1/4)という曖昧な音程をいかにコントロールするかでフレーズ全体の表情を変えることができる。すべては耳にかかっているので、しっかり自分の音を把握して微妙なニュアンスを楽しもう。D音からE音にスライドする部分も重要なので映像でしっかりチェックしてもらいたい。

Ex-2(対応動画#2 – 0:29)

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譜面ではかなり地味だが(笑)、ここでは2拍分をピッキング(右手)で、残りの3、4拍をビブラート(左手)でリズムを取る練習になっている。ビブラートをかける指は人差指から小指まですべて練習して、どの指でもできるようにするのがベスト。これも映像でしっかりチェックするべし!

イカせるチョーキング&ビブラート

Ex-3(対応動画#3 – 0:30)

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1:EX1のフレーズをもとにリズムと休符を駆使したリズミカルなフレーズに仕上げてみた。クォーター・チョーキングは、個性が出しやすい部分なので1/4度という概念にこだわらずに自分なりにコントロールしてみてほしい。

2:ミュート気味にプリングを交えながら和音ではスタッカートに音を切り、そのまま1音半チョーキングし流れるように下降する、といった感じで流れに切れ目がないように心がけること。

3:Aドリアンからコード・チェンジする際にDミクソリディアンに自然に繋げているところがポイント。この手のシーケンスは、トニック・マイナー・スケール一発でも可能だが、やはりコード・トーンを考えてプレイすればグッと印象的になる。

Ex-4(対応動画#3 – 0:56)

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1:筆者は3弦では大きく、2弦では若干小さくコントロールしている。2小節目のハーフ・チョーキングが最も個性を出しやすい部分なので自分なりにどのくらいがベストか常に音程だけではなく、”音の質”を感じるようにしよう。

2:1弦ではいわゆる”縦ビブラート”がメインになるが、しっかり戻さないとシャープしたままになって聴きづらくなるので、ギリギリのところまで弦をリリースするのを忘れないように。6小節3拍目からの19fハーフ・チョーキングは”音量を上げるビブラート”を駆使して一気に盛り上げる。

Kelly SIMONZ(けりーさいもん) プロフィール

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1970年7月1日大阪生まれ。14歳でギターを始める。17歳の時、ラウドネスのオープニングアクトオーディションに合格し堂々とラウドネス本人たちの前でプレイ。高校卒業後にハリウッドの音楽学校MIに入学、その後アメリカを拠点に数年間活動。帰国後、自主制作アルバム『Sign Of The Times』をリリース、1万枚を越えるセールスを記録。翌年ソロ名義の『Silent Scream』でメジャー・デビューを果たす。2002年にはフィンランドの”LION MUSIC”とアルバム契約を交わして世界リリースが決定。その後、グレン・ヒューズとジョー・リン・ターナーによる”ヒューズ・ターナー・プロジェクト”のオープニング・アクトとしてヨーロッパ全土11ヵ国に及ぶツアーを敢行、海外でも高い評価を得る。2003年よりESP/MIジャパンの特別講師に就任。同年、大村孝佳を輩出、その後も優れたギタリストを数多く育成して、インストラクターとしての名前も知れわたるようになる。2009年、リットーミュージックより発売された『超絶ギタリスト養成ギプス』が好セールスを記録。2010年7月23日には待望の第2弾である『超絶ギタリスト養成ギプス 孤高のクラシック名曲編』が発売された。

オフィシャル・ホームページ http://www.kellysimonz.com/

オフィシャル・ブログ http://ameblo.jp/kellysimonz/

■本記事について

本記事は、『ギター・マガジン2010年9月号』掲載のページを転載したものです。

→『ギター・マガジン2010年9月号』の詳細を見る

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