関西弁的発想で弾くブルースのソロ・フレーズ/MI Japan ギター・クリニック

MI JAPANギター・クリニック by 静沢真紀 2010年7月14日

アメリカ最大の音楽学校Musicians Instituteと直結した実践的講義が評判のMI JAPANことMusicians Institute Japan。多くのプロが生まれている独特の校風に注目しているミュージシャンも多いことだろう。MI JAPAN講師が誌上クリニックを展開していく連載シリーズ、今月は大阪校の静沢真紀が登場だ!

こんにちは。MI大阪校講師の静沢真紀です。5月15日に、石井完治氏とのアコースティック・ギター・デュオ『アコギGROOVE』の1stアルバムが全国一斉発売になりました!

MIでは、ブルース・ギターやリズム・ギターをおもに教えています。どちらもリズム感やピッキングのニュアンスなどの基礎力がモノをいうプレイですから、授業では、腕の構造の勉強やギターを持った時の姿勢からガッツリやっております。

▼対応動画【MI×ギタマガ】OPEN HOUSE/静沢真紀

基本練習

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1(対応動画 – 1:40から)はスロー・ブルースのフレーズです。一旦、ルート音に解決したあとに7thやM3で終わる小さな”巻き返し”フレーズをつけています。遠くに向かって投げ出したロング・トーンを素早く手元に引き戻すようなイメージで弾いてみて下さい。

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2(対応動画 – 2:20から)はシャッフルのフレーズ例です。まず頭のフレーズがあり、次に同じフレーズの発展形が来て、最後に複音のオマケ付きです。フレーズごとにダイナミクスをつけてみて下さい。

トレーニング・フレーズ解説

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3、4、5(対応動画 – 2:54から)はミディアム・テンポのシャッフル・ブルースを使ったトレーニングです。1、2と同様に、土台になるフレーズと、”オマケ”のフレーズで組み立てられています。

昔からブルース・ギター奏法は関西弁に似ているとよく耳にします。真相はわかりませんが、最近では”ひと言ですむことを、くり返しやオマケ的なフレーズで膨らませて、ある種のリズム感を生み出す”という共通点があるのではと自分なりに解釈しています。例えば”絶対そうやで〜〜!”という土台のフレーズがあるとしたら、そのあとに”なぁ?!”、”ホンマ!”、”知らんけど!”といったオマケ的なフレーズがくっついてくるのです。ブルースも新たなフレーズを次々と弾いていくというより、くり返しや増量フレーズによって印象を強めているように思います。ブルース・フレーズを演奏していても、何となくブルースっぽくならないなぁ〜と感じている方、試してみて下さいね!

静沢真紀(しずさわまき) プロフィール

git_shizusawa11歳の時にギター形状の美しさに惹かれてギターを始める。その後、ウエスト・ロード・ブルース・バンド、近藤房之助などの日本のブルース・プレイヤーの影響からブルースを志し、”ブルースマスター”塩次伸二に師事。96年、女性ブルース・ユニット”STORMY”でCDデビュー。ブルースの枠にとらわれず、数多くのバンド、セッションで活動中。”カメリヤ・マキ”の芸名でジャパン・ブルース&ソウル・カーニバルに司会アシスタントとして毎年出演。 99年よりMIジャパン大阪校の講師を務める。好きなギタリストはフレディ・キング、アルバート・キング、フィル・アップチャーチ、そのほか。座右の銘は”捨てる神あらば、拾う神あり”。愛用のギターはギブソンES-335、エピフォンprofessional、SUMI-SJMなど。

■本記事について

本記事は、『ギター・マガジン2010年7月号』掲載のページを転載したものです。

→『ギター・マガジン2010年7月号』の詳細を見る

MI JAPAN OPEN HOUSE:3誌連動・動画クリニック

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MI Japanは、ハリウッドにある世界最大級の音楽学校MI(MUSICIANS INSTITUTE)の日本校として、全国6ヵ所に拠点を置くミュージシャン養成機関。

MI JAPAN各校の詳細はmusicschool-navi.jpで!

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MI Japanのプログラムを1日に凝縮した体験レッスンのこと。レギュラー講師によるクリニックなどにも,レベルを問わず誰でも参加可能。参加には予約が必要。スケジュールなどは、http://www.mi-japan.com/event/open-house.htmlでチェック!

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