運指パターンを強化して フレーズ・メイキングに彩りを!

MI JAPANギター・クリニック by ユキ 2016年7月14日

 ギター・マガジン読者の皆さま、はじめまして! 今月からこのコーナーを務めさせていただきます、ユキです。最初に、私のギター人生を簡単に紹介させていただきます。仙台で生まれ育ち、ギターを始める→“最強のヘヴィ・メタル・バンドをやるんだ!”と決意し18歳で上京→ヴィジュアル系バンドに誘われあっさり加入(あれ?)→アイドルさんのサポートやゲーム音楽の録音を頼まれたりするようになる(鋼鉄の魂はどこへ?)→ギター講師の仕事を始める(泣く子も黙るヘビメタをやろうとしてたのに3歳の子に教えたりとかもしてます)。他にもいろんなところに足を突っ込み、現在に至るまで、軸のブレたギター人生を送っております(笑)。

 突然ですがみなさんは練習は好きですか? 実は僕はとてもめんどくさがりな性格なんですよね……(笑)。今回はこれを読んでくれている、ものぐさなアナタ(?)にもピッタリな“ラクして速く弾ける”、“ラクして超絶に見える(聴こえる)”フレーズを紹介していきたいと思います!

【Ex-1】

 今回のテーマは“運指は同じで移動するだけ”です! Ex-1のような一本弦フレーズはラクして速く弾けるフレーズの典型! “速弾きを始めてみたい”っていう人の入門編としてオススメです。弦移動がないので右手は一か所でオルタネイト・ピッキングをしていればいいし、左手も移動が少ないので右手と左手のコンビネーションをあわせるのに最適! 横の移動がありますが運指はすべて同じ。ひとつのパターンを手グセになるまで練習してしまえば、どんなキーでも弾けてしまうというのはギターの特権ですよね! まずは全速力でオルタネイト・ピッキングをして、それにあわせて左手を運指していくだけ!……って“それが簡単にできれば苦労しないわー!”って感じですよね(笑)。でも一本弦フレーズの練習にはこれが一番! もちろんメトロノームも使ってね。 人差し指は浮かさずに横移動するのがコツ。Ex-1Bではプリングを使って、さらに右手もラクに! 慣れるとかなりスピード感が出ますよ!

【Ex-2,3】

 次は低音弦から高音弦に向かう細かいスウィープ・フレーズ! “うわっ、ハイテクな大技きた!”なんて感じるかもしれませんが、一度しっかり手グセにしてしまえば、かな~りラクに速く弾けるようになるのでぜひマスターしてほしい! 1拍分ずつ練習するのが効率的です。Ex-2は半音のスライドが醸しだす“なんちゃってジャジー感”がポイント! Ex-3はフル・ピッキングのフレーズなので独特のスピード感がありますね~。このふたつはリッチー・コッツェン先輩のフレーズを自分風にアレンジしたものです。でも“自分の個性って案外そうやってできてくんじゃないのかな~”とか思ったり。

【Ex-4〜6】

 マイナー7thのアルペジオを元にスライドで繋げていくフレーズです! ダイアトニックコードで考えた時に、同じ形で弾けるAm7、Dm7、Em7の3つを適当に連射。これもパターンさえ覚えてしまえば見た目より簡単に弾けます! Ex-4が上昇、Ex-5が下降フレーズですが、雰囲気が変わるでしょ? Ex-6はスライドでさらに1音足したものです。スライドならではのスピード感が良いですよね。

【Ex-7】

 Am一発などの時に、他のコードのアルペジオを弾くと絶妙な緊張感が生まれます! 今の時代、Amのコード上でAmのアルペジオしか弾けない人は“ぷぷっ、あいつラドミラドミ~しか弾かねぇよなー(笑)”みたいに笑われちゃいますよ? 教則本のようなフレーズではなく、音楽的、芸術的なモノにするにはどうすればいいか考えながら弾きましょう! ウリ・ジョン・ロート仙人の“アルペジオは只の道具であってメロディを弾かなきゃ意味がない”的な発言を僕も肝に銘じております!

 

 今回は全てCメジャー/Aマイナーで書いていますので、いろんなKeyで弾けるよう、移調しながら練習してみてください!

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