フィンガーピッキングを併用して表情豊かにギターを鳴らそう!

MI JAPANギター・クリニック by 渡辺キョータ 2016年6月14日

 誰だこいつ?と思った方も、続けて第3回まで見て下さった方もこんにちは、渡辺キョータです。みなさんを試合(ライブ)ができるレベルまでお連れするこの企画も、ついにラストになりました。よってラストにふさわしく、最終回は必殺技です! これまで歌心のあるギターを弾くための技を紹介してきましたが、今回は必殺技ということで、歌心がありつつもテクニカルなフレーズを紹介したいと思います。前回までは左手のテクニックを使ったニュアンスのつけ方がメインでしたが、今回はフィンガーピッキングやチキン・ピッキングなど、右手の技が登場します。譜例はローリングソバットなど格闘ゲームに出てきそうな技名になっていますが(しかもギターなのに全部足技ですが/笑)、これまでの技も含め全てマスターした頃には、きっと選手のレベルに到達していると信じています!

【かかと落とし】

 譜面の下部に指使いが書いてありますが、これは右手の指使いになります。いわゆるフィンガーピッキングです。譜例はクラシック・ギター的なフレーズで、ロック・ギタリストには馴染みのない奏法かもしれませんが、ディストーションをかけて軽くブリッジ・ミュートをしながら弾くと意外とハマります。
 はじめは苦戦するかもしれませんが、右手/左手ともに規則性があるので、コツはつかみやすいと思います。慣れてきた頃にはアコースティック・ギターも弾きこなすギタリストにレベル・アップしているはずです! もちろん右手の指使いは記載の通りじゃなくてもいいですし、ピックと指を組み合わせたり、ピックのみで弾いても構いません。いつの間にかアコギも上達しているというおいしい技です!

【ローリングソバット】

 おそらく速弾きをする大多数の人が、3ノート・パー・ストリングス(1本の弦につき、3音ずつ弾く運指)を活用しています。速弾きをするにはこのポジショニングはもってこいですし、慣れれば指板を見なくても楽に速く弾けるようになります。ですが、使いすぎるとスケール練習っぽく聴こえるというか、機械的なフレーズになりがちです。かといって、一般的なペンタトニック・スケールの運指(1本の弦につき2音)だと速く弾きづらいという問題が出てきます(エリック・ジョンソンやザック・ワイルドなど、めちゃくちゃ速く弾く人もいます/笑)。
 ここでは歌心やブルージィさを残しつつ、速く弾けるフレーズを紹介したいと思います。これも記載しているのは右手の指使いで、(a)はピックのみ、(b)はチキン・ピッキング(ピックと指)、(c)はフィンガーピッキングとなっています。特に(b)(c)では、ピックだけでは出せないアクセントをつけることができ、歌のようにメリハリ良く聴かせることができます。この技も、チキン・ピッキングとフィンガーピッキングを同時に練習できるおいしいフレーズです!

【胴廻し回転蹴り】

 大トリはレガートです! ピッキングは最初の一回しかなく、違う弦に行く時にもピッキングしないため、左手の持久力とミュートがポイントになってきます。弦移動の際にピッキングしたくなるかもしれませんが、あえて我慢しましょう。手も疲れてくるしミュートも難しいですが、ここで我慢することで、速弾きしつつも歌のようななめらかさが生まれます! 左手のミュートは慣れが必要なので、連動動画を見て確認してみてください!

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