コードに直結!メロディアスフレージング/MI JAPANギター・クリニック

MI JAPANギター・クリニック by 鈴木悠介 2014年10月7日

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みなさんこんにちは。MI名古屋校GIT(ギター)科講師の鈴木悠介です。MIでは読譜(リーディング)、バンドアンサンブル(LPW)を主に担当しています。
今回はコード進行に合わせたフレージングについてレッスンさせて頂きます。生徒さんが「曲を作ったので聴いて下さい」と言って持って来てくれるのですが、コードに合ったフレーズを弾くことに意識がいっていない方がかなり多いです。この記事を読んで頂くことで、楽曲に出てくるコードだけでなく、メロディ、アドリブにもコードが活用されていることを意識して下さい。
ちなみに今回のコード進行のキーはAmで、フレーズは全てAナチュラルマイナースケール(図1)で弾いています。
では参ります。

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Ex-1はコード進行にメロディを当てはめたものです。
リズムは各小節一定で、全ての音をAマイナースケールで弾いているにも関わらず微妙なメロディです。
なぜか?図2は今回登場するコードの構成音(コードトーン)のダイアグラムなのですが、各小節の第1音目がスケール音ではあるのですがコードトーンからは外れています。
メロディの中で長く伸びる音は主張の強い音。4分音符で伸びているこの音がコードトーンでないため微妙なメロディに聞こえるのです。

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Ex-2で第1音目だけをコードトーンに変えてみましたが、これで問題はなくなります。
これはコードの第1音目に限ったことではありません。フレーズの中で主張の強い音がコードに合っているかどうかが大事です。

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コードトーンを使用したフレージングの例として、1つのコードにつきスケールで弾く部分、コードトーンで弾く部分に分け弾いてみましょう。
Ex-3、4は譜面1、2に出てくる4つのコードを2小節に引き伸ばしたコード進行を元にしており、
Ex-3はメロディを想定したフレーズとしてコードの前半をスケール、後半をコードトーンで弾いています。
Ex-4はギターソロを想定したフレーズとしてコードの前半を16分音符を基本とした速弾きフレーズ、後半を3弦にまたがるスウィープピッキングのフレーズ主体で弾いています。
それぞれコードに入った時の第1音目、長く伸びる音がコードトーンになっていることに注目して下さい。
なおEx-3、4は図1のスケールポジション、図2のコードダイアグラムから発展したポジションで弾いています。あしからず。

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いかがでしたか?
コードトーンを主体としてスケールを弾くこと、これがメロディアスフレージングの必須条件です。
私も普段メロディやギターソロを弾くときには、そのことを最低限守るようにしています。
そのことを意識し続けることでコードにあったメロディ、そうでないメロディを感覚として身につけることが出来たと思っています。
まずはコードにあったメロディを弾くということを意識してみて下さい。
そうすればメロディの後ろでなっているコードをよく聴くようになります。
コードをよく聴くようになれば、おのずとコードを意識したメロディが弾けるようになります。
コードを理論的に認識しているかどうかはあまり重要ではありません。
最も重要なのはコードの考え方をメロディに生かすことです。
コードやスケールについて理論的に学びたい方、実践的な手法を知りたい方はMIにお越し下さい。
お待ちしております。
ちなみに今回の記事内容はyoutube上で解説していますのでそちらもチェックしてくださいね。
以上です。どうもありがとうございました。ではでは

 

本記事について

本記事は『ギター・マガジン2014年10月号』掲載のページを転載したものです。

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