ライブ六弦心 in Tokyo レポート

ライブ/イベントレポート by 日下義昭 撮影:牛澤滋由貴 2013年10月17日

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山本恭司のプロデュースによる、 日本の美しい旋律の数々をエレクトリック・ギターでエモーショナルに歌いあげる“六弦心”のライブが、9月21日と22日の二日間にわたって行なわれた。 一日目はROCK DAY,2日目はCROSSOVER DAYと題したギタリストの夢の祭典である。ここではROCK DAYのステージをレポートしよう。

山本恭司入魂のギター・プロジェクト“六弦心”が、ついにライブでも実現!

2013年9月21日@東京キネマ倶楽部

この日は“ROCK DAY”ということで国内シーンをリードするハードロック・ギタリスト9名がジャンルや世代を超えて集結。まずはホストである山本恭司が登場、「君が代」によってイベントの開幕を高らかに宣言する。若手を中心としたメンバーとの息もぴったり…と思いきや、それもそのはずドラムに座っているのはなんとご子息の山本真央樹。弱冠21才とは思えない見事な力量で、強者ぞろいのハイレベルなセッションを確実にサポートしていた。

1_Seiji_GM

1_Yuki_GM

豪華ゲスト陣のトップを飾ったのは、男女混合インストゥルメンタル・ハードロック・バンド“D_Drive”のSeijiとYuki。速弾き&スウィープを中心としたツインギターの強烈なアンサンブルで観客を圧倒。

 

2_Kenta Harada_GM

続いて山本とは16才の頃から知り合いという原田喧太が登場。ジョニー・デップを思わせる妖艶なルックスとセクシーな演奏ぶりで女性ファンをノックアウト、さらにYukiとのギターバトルやソロを含めた単独演奏まで、その多彩な音楽性でも観客を魅了した。

 

3_Yokozeki_GM

前半の最後には“ジェットフィンガー”横関敦が、往年のファンには嬉しいエクスプローラー・タイプのギターを抱えて登場。Seiji、山本とそれぞれ超高速ツインリードを繰り広げ、まさに開いた口がふさがらない強烈なインパクトを残して一部のラストを飾った。

ブレイクタイムにはビンゴ大会が用意されていた。なるほど、ここで入り口で手渡されていた番号札の意味がようやく判明する。当選者には本日の出演ギタリスト9名のポートレートに直接サインを入れてもらえるというサービスぶり。ホストは山本が務めたが、華のあるYukiのアシスタントぶりがまさに適役で印象的だった。

4_Aoki_GM

第二部のトップバッターは元ナイトホークスの青木秀一。セミアコが小さく思えるほどの巨漢ぶりにも圧倒されたが、そのパワープレイの迫力は凄まじく、思わず体がのけ反ってしまうほどの“気”を浴びせられたような思いがした。

5_Tagawa_GM

続いて登場したのは二井原実との活動などで知られる盲目の天才ギタリスト、田川ヒロアキ。ネックの上部から押弦する独特のフォームと、まさしく“マシンガン”を思わせる高速かつ正確なピッキング、そして何よりそのフレーズの独創性には心底驚かされた。

6_Kajiwara_GM

小学校の風景を思い起こさせるSEの演出が効果的だった山本の「仰げば尊し」を挟んで梶原順が登場。おもにジャズ/フュージョンの分野で活躍している梶原が翌日の“CROSSOVER DAY”ではなく何故こちらに?という疑問は山本のMCによって解き明かされた。なんと梶原はBOWWOWの熱烈なファンであり、学生時代にはコピー演奏したデモテープを山本に手渡すほどの追っかけぶりだったという。しかし演奏の方ではジャジィな音使いを絶妙に絡めたフレーズによって独特の存在感を示していた。

 

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そして本日最後のゲストとして山本の盟友、斉藤光浩がレスポール・スペシャルを抱えて登場。ライブで演奏するのは初めてというブルースと、梶原を加えてのBOWWOWナンバーで会場の盛り上がりは最高潮に達した。ハイゲイン・サウンドのプレイヤーが中心だったこの日、斉藤の渋めのトーンはかなりの異彩を放つ存在でもあった。

 

All_ROCKDAY

ラストは全員で「Purple Haze」の大セッション。これだけの人数、しかも音のデカいプレイヤーばかりが一斉に音を出したらどうなるのか?結果は期待通りの見事な爆音が炸裂。しかし最後には山本が「蛍の光」で締めくくるという絶妙な流れによって、この一大イベントの幕は下ろされた。

 

SET LIST

1.君が代(山本)

2.早春賦(山本)

3.どこかで春が(Seiji/Yuki)

4.Session 1:Savoy(原田/Yuki)

5.夕焼け小焼け(原田)

6.Session 2:The Blister(Seiji/横関)

7.ずいずいずっころばし(横関/山本)

8.Session 3:20th Century Boy(原田/山本/横関)

9.おぼろ月夜(青木)

10.Session 4:Black Night(田川/山本/青木)

11.Ave Maria(田川/山本)

12.仰げば尊し(山本)

13.夏は来ぬ(梶原)

14.Session 5:Blues Session(斉藤/山本)

15.Session 6:Silver Lightning(斉藤/山本/梶原)

16.Session 7:Signal Fire(斉藤/山本/梶原)

ENCORE

17.Purple Haze(全員)

18.蛍の光(山本)

 

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