ジョー・ヘンリー&リサ・ハニガン ジャパンツアー2012@10/16(火)@渋谷 duo MUSIC EXCHANGE ライブ・レポート

ライブ/イベントレポート by 編集部 2012年10月24日

ソロモン・バークやアラン・トゥーサン,ランブリン・ジャック・エリオットなどの近年作のプロデューサーとしても有名なシンガーソングライター,ジョー・ヘンリーが,アイルランド出身の女性シンガー,リサ・ハニガンと一緒に日本でツアーを行なうという。しかも,ブリティッシュ・フォーク界の星ジョン・スミスがギタリストとしてサポート。なんなんですか,その豪華なツアーは! 各地で行なわれた地方公演の評判もイイネ!の嵐で,期待値アガりまくりの最終公演である渋谷duoへ。オープニングアクトでは,エミ・マイヤーが「君に伝えたい」「ON THE ROAD」などを披露。どんどんオトナっぽくなりますね~。

さて,本編ではジョーの「SOLD」で渋くスタート。ジョーは30年代のビンテージ・ギブソンL-00を手に,曲によってチューニングをドロップした同モデルを使い分ける。続いてリサの「A SAIL」。リサ,ジョー,ジョン3人のハーモニーが抜群だ。リサは,マンドリン,ギター(ギブソンJ-50),ウクレレ,ハルモニウムと次々に伴奏楽器を換えるのだが,どれも独学で編み出したフィンガーピッキングが実に個性的(マンドリンも指弾き!)。ジョーの「CIVIL WAR」では,リサのハルモニウムとジョンのスライド・ギターでもり立てる。このように,各人の曲でない場合は,サイドマンにまわり,曲を盛り上げる術が皆うまい。時折,ジョンの曲も挟まれた。ソロで演奏した「WINTER」は,ラップ・スタイルのようにギターを置き,ボディを叩きながら弾き語る曲で,数年前から演奏しているが,2年前の来日時とは比較にならないほど歌もギターも表現力が増していて驚かされた。ちなみに彼が愛用しているのはイギリスの名ギター・ブランドFYLDE。3人の個性が絡み合い進行していくので飽きることなく楽しめる。「LITTLE BIRD」や「ODETTA」でピークを迎え,本編終了。アンコールではジャクソン・ブラウン「THESE DAYS」,そしてメンバーが1本のマイクに集まって,ほぼ生音だけでレヴォン・ヘルムに捧げたザ・バンド「THE NIGHT THEY DROVE OLD DIXIE DOWN」で幕を閉じた。

それぞれフロントマンとして活動する者同士が繰り広げる音世界……日本のミュージシャンにもぜひやってほしい企画ですね。

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