【ライブレポート】東京事変 -LIVE TOUR 2011 DISCOVERY- 2011.12.2

ライブ/イベントレポート by 編集部 2012年1月16日

独創的な音世界を生み出し,全国各地で熱狂を巻き起こしてきた東京事変。ここでは12月2日に東京国際フォーラムで行なわれた最新アルバム『大発見』にともなう “LIVE TOUR 2011 DISCOVERY”の模様をお届けしよう。

息を呑むような凛とした緊張感が会場を包み込む中,「天国へようこそ」でライブはスタート。ステージをうっすらと覆う白く巨大な舞台幕に映像作家の児玉裕一が手がけた映像が投影され,彼らの紡ぎ出す音楽を視覚的に具現化していく。すべての音が丁寧に編み込まれ,それらが有機的に連動することで,曲が瑞々しく躍動していく様子に思わず鳥肌が立つ。

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続けて,「空が鳴っている」,「風に肖って行け」など『大発見』収録のナンバーを披露,浮雲はテレキャスターとフライングVを合体させた仕様のRSギター・ワークス製TEEVEEや,お馴染みのテレファントムやストラトファントムなどを手に,個性的なフレージングで楽曲を鮮やかに色づけていく。

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ライブ中盤。衣装チェンジを挟み,「恐るべき大人達」,その次に演奏された「かつては男と女」では,ブラック・ミュージック的なグルーヴに対してワウを交えたカッティングでリズムを刻み込み,少ない音数で曲を輝かせるギター・プレイを披露。ギター的には,派手なソロなどに目が奪われがちだが,このような”エッセンス”としてアンサンブルに濃厚に溶け込んだシンプルなプレイこそ,浮雲のギター・スタイルの真骨頂と言えるだろう。

続いて『CS Channel』収録の「ハンサム過ぎて」。この曲では,指板の上をスリリングに駆け抜ける指使いでアッパーなロック・サウンドをドライブさせる長尺のインプロ・ソロを見せつける。歌に寄り添いつつもアグレッシブなプレイで楽曲を輝かせるギター・スタイルは唯一無二の存在感を放っていた。

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椎名林檎はライブの要所でギブソンのRDを手に,伊澤は鍵盤以外にもストラトキャスターやVOXのファントム・ギターなどを手に,浮雲は曲によってギターを持ち替えながら,表情豊かなフレージングで曲を鮮やかに彩っていく。お馴染みのテレファントム,ストラトファントム,TEVEEに加え,初お披露目となったグレコのクリスタル・ギターAP-1000や,「ハンサム過ぎて」のPVでも使用されたテスコ製MJ-3Lなど多彩なモデルを使い分け,聴き手を翻弄する浮遊感を持った”魅せるプレイ”で超満員の観客を見事に魅了したのだった。

アンコールでは,1月18日に発売される新作『color bars』から「今夜はから騒ぎ」,デビュー・ナンバーである「群青日和」,ラストは疾走するロック・アンサンブルをギュッと凝縮した「新しい文明開化」で,この日のライブは充実の内に幕を閉じたのだった。
集まった観客を120%楽しませてくれるさまざまな仕掛けと演出が随所に散りばめられた見事なまでの”ショウタイム”——より一層輝きを増した楽曲の数々が大きな感動を生む素晴らしいパフォーマンスだった。

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アンコールでは,1月18日に発売される新作『color bars』から「今夜はから騒ぎ」,デビュー・ナンバーである「群青日和」,ラストは疾走するロック・アンサンブルをギュッと凝縮した「新しい文明開化」で,この日のライブは充実の内に幕を閉じたのだった。
集まった観客を120%楽しませてくれるさまざまな仕掛けと演出が随所に散りばめられた見事なまでの”ショウタイム”——より一層輝きを増した楽曲の数々が大きな感動を生む素晴らしいパフォーマンスだった。

文:尾藤雅哉

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エンターテインメントに溢れたツアー/ライブの模様を収録した映像作品『Discovery』も2月15日に発売されることもアナウンスされているので,会場の空気を感じたい人や,当日の感動を追体験したい人はぜひチェックしてほしい!

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