【ライブ・レポート】B’z LIVE-GYM 2011 -C’mon- 東京ドーム公演

ライブ/イベントレポート by 編集部 2012年1月6日

B’z LIVE-GYM 2011 -C’mon-の東京ドーム公演。夏の北米ツアーから始まり、全国アリーナー・ツアー、ドーム・ツアーをへて、いよいよ最終公演となる東京3日間。

オープニングでは、ステージ中央のスクリーンがゆっくり割れて、宙に浮かんだステージにふたりが立つ。ふたりが現れた時点で会場のテンションは一気にマックスに達した。大規模なステージ・セットで毎回度肝を抜いてくれるが、今回もステージ上には大がかりなモニター・パネルが設置されていて、どの角度からもメンバーの様子がよく見えるようになっていた。

 

TAK松本は、1曲目はギブソンの新しいシグネイチャー・モデルを手に登場。照明が当たるとさまざまな色に変化する深みのあるブルーのボディが鮮やかだ。今回もブラックのカスタム・タイプ、コリーナ・ボディ、深い赤色のボディ、ゴールドトップなどさまざな仕様のギブソンTak Matsumotoモデルが登場した。アコースティック・ギターをのぞけば、すべて自身のギブソン・シグネイチャー・モデルでプレイしていたことになり、そのバリエーションを何本も目にできることも、ファンにとってはライブの大きな楽しみである。また、TAKの背中にはズラリとマーシャルのキャビネットが並んでいた。”基本に帰った”と本人は語っていたが、永遠のロック・ヒーローのイメージであるマーシャル・キャビネットは、B’zのステージにしっくりとハマっていた。

メンバーは、お馴染みのシェーン・ガラス(d)、バリー・スパークス(b)、増田隆宣(k)という布陣に加えて、稲葉浩志のソロ・ツアーに参加したこともあるギタリスト、大賀好修が参加。もうひとりギタリストがいることで、バッキングやソロにおけるギター・アレンジはかなり充実していたと思う。「ピルグリム」、「BE THERE」、「ZERO」などのツイン・リード・パートも見事に再現。バックにギター・サウンドがきっちり鳴っていることで、松本のギター・ソロはより華やかで伸び伸びと響いていたように感じた。

「BE THERE」でのフィンガーピッキング、「Homebound」からはコリーナ・ボディのギターに持ち替えて締まったトーンを響かせるなど、ギターの見どころも多い。サポートの大賀も、ジャム・セッションでスライド・プレイを決めてみたり、とにかくギター的な見どころが随所に出てくるのがうれしい。

ドームの観客全員による手拍子、稲葉が昨年のツアーからの使いまわしの古い井戸から登場、一方の松本がピカピカの金の井戸から登場してのコミカルなMCなど、場内の空気をリラックスさせる見どころも次々に展開される。

 メンバー紹介、バンド・ジャムからの流れで、松本がソロ名義で発表したあの名インスト「#1090」をプレイ。指先からなめらかに放たれるリード・サウンドの存在感と躍動感は圧倒的だ。ギターのメロディだけで観客を一点に集中させるその演奏はさすがのひと言しかない。このナンバーは永遠のギター・インスト名曲であることを再確認した。

 続く「BLOWIN’」では、メンバーの立つステージがそのまま客席の上を大移動。後方で観ていた観客は演奏を間近で目にできて大興奮だ。ギター・プレイの指先もばっちり見える! 「イチブトゼンブ」に続いてのギター・ソロのコーナーでは、松本と大賀が肩を並べてツイン・リードのハモりを披露。ギター・ファンとしては実にうれしいシーンだった。「裸足の女神」でステージが中央に戻り、そこからはアッパーな曲のオンパレード。「Liar! Liar!」では炎の柱、「ザ・マイスター」では爆発! 本篇ラストの「C’mon」で会場の興奮はピークに達した!

アンコールはCMでもお馴染みの「いつかのメリークリスマス」からスタート。松本はアコースティック・ギターできらびやかなフレーズをプレイ。このナンバーもまた誰もが知っている永遠の名バラードと言っていいだろう。続いて「ultra soul」、「Calling」と短距離ダッシュのような勢いのままライブは終了。

結成から24年、常に進化を続けてきたからこその強み、そして凄さがしっかりと伝わってきた充実のステージだった。B’zにとって2012年は25周年という大きな節目となる。ギタリストとして世界に認められた松本が、これからどんなチャレンジを見せてくれるのか。大きな期待を胸に、新作の音を楽しみにしたい。

関連リンク