梶原順 30th & 50th アニバーサリーライブ〜エレクトリック・ナイト〜@BLUES ALLEY JAPAN

ライブ/イベントレポート by 編集部 2011年9月28日

梶原順の生誕50年&プロ生活30年を記念するライブが目黒ブルースアレイ・ジャパンで行なわれた。気心の知れたミュージシャン達とくり広げた極上のライブをレポートする。

セッション・ギタリストとして長いキャリアを持ち,ソロ・アーティストとしても精力的に活動する梶原順が,二夜連続のアニバーサリー・ライブを行なった。梶原のプロ30年と人間50年を祝うこの企画は,一夜目がエレクトリック・ナイト,二夜目はアコースティック・ナイトという編成。どちらにも気心の知れたサポート・メンバーが集結して,ダブルの節目を盛大に盛り上げた。強者どもが腕を競った古き良き時代の東京にタイムトリップしたかのようなエレクトリック・ナイトに足を運んだ。

2ハムのストラト・タイプをぶら下げて登場した梶原はものも言わずにカッティングを始める。得意とするファンク・ロック調のインストだった。ベテランならではのねちっこいグルーヴと流麗なアドリブ・ラインが心地よい。スティーリー・ダンのカバーなどを挟んでステージは進んでいく。ときどき思い出したように語られるMCが,とぼけた味わいで笑いを誘う。

「Take a Break」は第一部のハイライトだった。この頃には相当体が温まってきたようで,バンドのノリも最高。ギター・ソロがみるみるドライブしていくのがわかる。敬愛する故・大村憲司のオリジナル「Tokyo Rose」を笑顔で演奏して一部をしめくくった。

しばしの休憩のあと,本田雅人(sax,flute)をゲストに迎えて第二部がスタート。オリジナルを中心にややフュージョン色の強いステージが展開された。本田とのソロの掛け合いが素晴らしく,ときおり火花が散るようなインプロヴィゼーション合戦がくり広げられる。腕達者ぞろいということもあって,梶原は本当にのびのびと演奏しているように見えた。MCでおどけたあとは,しっかりと演奏に集中し,息もつかせぬ緊張感を生み出す。アップテンポのシャッフル「Jive」で二部は終了し,大きな拍手に引き戻されたところで,本日のサプライズ。大きなバースデイ・ケーキのプレゼントだった。会場からの祝福にはにかむ梶原。

アンコールで演奏した「Keep In Touch」はラストにふさわしい雄大なバラードだった。バンド全員が心をひとつにしたプレイが響き渡る。30年走り続けてきた梶原のギターににじみ出たベテランの音,それは他では決して味わうことのできないものだった。

SETLIST

●1st.set
1.Just for Fun
2.Josie
3.Sleep Walk
4.熱帯夜
5.Ain’t None of Your Blues
6.Take a Break
7.Tokyo Rose
●2nd.set
8.Have some Fun
9.Machu Picchu
10.Woodie’s Nap
11.Eight Mo’ Times
12.Ever
13.Jive
●Encore
14.Keep In Touch

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