地獄先生、中国でヒーローになる!~小林信一 北京イベント・レポート

ライブ/イベントレポート by 編集部 2010年10月15日

【from RandoM】
シリーズ累計40万部を越え、超絶系教則本の大定番となった『地獄のメカニカル・トレーニング・フレーズ』。実は、日本のみならず、アジアでも翻訳版が出版されていることをご存知だろうか? これまで韓国や台湾で発売され、各地のバンド・キッズたちを超絶フレーズの虜にしてきた地獄シリーズが、この夏、ついにアジア最大の国、中国で出版されることになった。さらに、その出版記念イベントが8月末に北京で開催され、我らが地獄先生こと小林信一が中国に初上陸を果たしたのだ。今回は、さまざまな”事件”も発生した、この地獄イベントの模様をレポートしよう。

1 興奮の会場入り | 2 衝撃のデモ演奏 | 3 熱狂のファン交流会

1 興奮の会場入り―言葉の壁を越えた熱烈歓迎に不安感が一気に吹っ飛ぶ!

8月30日の正午、地獄先生と筆者は『北京国際ブックフェア』の会場である”中国国際展覧中心”に訪れていた。ここで『地獄のメカニカル・トレーニング・フレーズ』の中国語版の出版記念イベントが行われるのだ。

初めての中国訪問、そして”本”の博覧会であるブックフェアでのギター演奏ということで、正直なところ不安な点も多かった。場合によっては、無反応な観客の前でデモ演奏を続けるという、スベリまくりのお笑い芸人状態になるのでは?という危惧すらもあったのだ。
そんなドキドキ感を胸に秘めながら会場入りしてみると、なんとビックリ! 地獄シリーズの中国の版元である湖南文芸出版社のスタッフたちが、満面の笑みを浮かべながら出迎えてくれたのだ。彼らの言葉はまったくわからなかったが、身振りや行動から、我々に対するウェルカムな雰囲気がビンビン伝わってきた。

PAスタッフも機材のセッティングや電圧の調整などを迅速かつ的確に行い、地獄先生が”彼らはプロフェッショナルですね”と評するほどだったのだ。まあ、実際のところはすべてが順調だったということではなく、イベントの直前に出版社側からデモ演奏では”激しい曲を演奏しないでほしい”という予想外のリクエストをもらったり(これって、ジャッキー・チェンに激しいアクションをやらないでね!って言っているのと同じだと思うのだが)、当初30分と聞いていたリハーサル時間が急遽5分に短縮されるといった、小さなトラブルも発生した。
でも、それはご愛敬ということで、我々は気持ち良くイベントに臨むことができたのだ。

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1.イベント会場である中国国際展覧中心。 2.イベントが行われた中国の版元である湖南文芸出版社のブース前。 3.ブースの入り口に貼られていた地獄先生のポスター。
地獄の正装”裸ネクタイ”は、中国でもインパクト大だ。
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4.地獄ギターの中国語版。 5.湖南文芸出版社のブースの前で、中国語版を持って記念撮影。 6.イベント直前に急遽入った新聞社の取材風景。地獄シリーズが中国で出版された経緯や本の特徴などを質問された。
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7.ステージ。イベントの冒頭には、ここで日中関係者のスピーチや式典などが行われた。 8.イベントが始まり、司会者から紹介を受ける地獄先生。

 

2 衝撃のデモ演奏―どんどん盛り上がる会場!しかし、終幕は突然に……

イベントが始まり、地獄先生が登場すると、すさまじい量のカメラのフラッシュがステージを覆い尽くした。地獄先生は、すでに中国でも大きな人気を獲得しているようだ。
会場の期待感が一気に高まったところで、1曲目の「カノン」の演奏が始まった。誰もが知っているクラシックの名曲ということで、観客の反応も上々。ただ、なぜかこの曲の途中からメイン・スピーカーの音量が急激に上がっていったのだ。
“あれ? こんなに音量を上げて大丈夫なの?”と心配になる筆者。しかし、中国人スタッフの判断なので、たぶんOKなのだろうと、勝手に納得してしまった。

その後、曲が進むにつれて、会場の興奮もドンドン高まっていき、あっと言う間にラスト・ナンバーである「君をのせて」(『天空の城ラピュタ』の主題歌)となっていた。
この曲は中国でも人気があると聞いていたので、最後に大盛り上がりするかな?と期待していたが、ここで”事件”が発生。出版社のスタッフが真っ青な顔をしてステージに上がり、突然中止を告げたのだ。まさに青天の霹靂。どうやら爆音に対して、ブックフェアの主催者から猛烈なクレームが入ったようだ。ああ〜やっぱりね……。

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1.地獄先生によるデモ演奏風景。出版関係者向けのイベントにも関わらず、学生を中心に数多くの一般客が来場。まさにブースから人が溢れかえるような状態になっていた。 10.熱いオーディエンスにメロイック・サインで応える地獄先生。 11.MC風景。おもにデモ演奏する曲の説明などを話した。

SET LIST

  1. パッヘルベルのカノン(暴走するクラシック名曲編)
  2. 地獄より愛を込めて(第1弾)
  3. 白鳥の湖(暴走するクラシック名曲編)
  4. 地蔵より愛を込めて(愛と昇天のテクニック強化編)
  5. 君をのせて(天國のギター・トレーニング・ソング)
    ※5曲目は急遽中止。

 

3 熱狂のファン交流会―キッズの熱いハートは万国共通ということを確認

こうしてデモ演奏は、突然の終幕となった。
しかし、ここから当初の予定にはなかった教則本の即売会とサイン会が始まることになる。

一般客が予想以上に来場し、さらにデモ演奏も大盛り上がりだったため、出版社が急遽本の販売を決めたのだ。息つく暇もなく、サイン会用の机に着席させられる地獄先生。そして、その前には、あっと言う間に中国のキッズたちによる長蛇の列が出来上がっていた。
キラキラした表情を浮かべながら、地獄先生に必死になってコミュニケーションを取ろうとする彼らの姿を見て、筆者は大きな喜びを感じるとともに、ギター・キッズのハートの熱さは万国共通だということを再確認することができた。

今回のイベントは、さまざまなトラブルもあったが、結果としては大成功で終わることができたと思う。実は地獄シリーズは、今後ベース編、ドラム編、ボーカル編も中国で発売されることが決まっている。また、地獄先生も10月中旬に開催される上海メッセ(中国の楽器フェア)にインストラクターとして参加することになっているのだ。
地獄先生、地獄シリーズともに、これから中国のキッズたちをさらに熱くしていくことになるだろう。

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12.イベントの最後には、来場者と記念撮影を行った。
みんな、いい表情をしている。
13.サイン会には、長い行列ができた。速弾きのコツや地獄先生が愛用するシェクター・ギターについて熱く質問をするキッズもいたぞ。
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 14.メロイック・サインは万国共通!  15.イベント終了後に行った中国のギター専門サイト”Guitar China”の取材風景。短い時間ではあったが、地獄先生のギタリスト人生を振り返った。

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RM13.jpg本記事は、フリー・マガジン『RandoM』の内容を転載しています。

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