【ライブ・レポート】BREAKERZ

ライブ/イベントレポート by 編集部 2010年8月11日

デビュー3周年を迎えたBREAKERZ。7月30日に日本武道館で行なわれたアニバーサリー・ライブ”WISH 02″の模様をレポートする。

7月30日(金)日本武道館

猛暑が続く日本列島。その暑さも若干和らいだ感のあった7月30日、BREAKERZがデビュー3周年を記念するスペシャル・ライブ”WISH 02″を日本武道館にて行なった。

“怪盗BREAKERZ”として、ステージ上空15mからロープをつたって、SHINPEI、AKIHIDE、DAIGOの順に登場する派手なオープニングでライブはスタート。

“行くぞ、武道館!”のDAIGOのシャウトも高らかに、1曲目からノリの良い8ビートが疾走する最新曲「激情」を叩きつける。SHINPEIはレス・ポール、AKIHIDEはSGを手に、AKIHIDEのワウを絡めたプレイから美しいツイン・リードへと流れるソロもバッチリと決める。

続けて、AKIHIDEのキレのある単音リフから「NO SEX NO LIFE」へと突入。”跳べ!”とDAIGOが叫び、AKIHIDEはステージ・センターの台に立ち客席を煽りまくる。

“今年は許可取ってないけど……ライブハウス武道館へようこそ!”のMCのあと、「Angelic Smile」、「Everlasting Luv」、「DEAR LIAR」、「Drive The Ocean」とノリの良い曲が続くセットリスト。

ツイン・ギターの基本的な役割分担は、SHINPEIがベーシックを押さえ、AKIHIDEがいわゆるウワモノとして楽曲を装飾する形だ。

ハイ・ポジションでの分散和音シーケンス・フレーズなどを駆使し、楽曲をカラフルに彩っていくAKIHIDEのプレイにはキーボード的な発想もあるんだろうと想像するが、1曲を通してほぼそういったアプローチで押し通す「Drive The Ocean」は象徴的な1曲だった。また、「Angelic Smile」冒頭のリード・プレイの音の太さや、「Everlasting Luv」の最後のサビ裏で聴かせたチョーキング&ロング・トーンでの裏メロ的なプレイには、ギタリストとしての熱さも込められていたように思う。

一方のSHINPEIは、レス・ポール・カスタムやSugiなど1曲ごとにギターを持ち替えつつ楽曲を支える。曲調に合わせたアグレッシブなアクションをキメながらプレイした「DEAR LIAR」では、”ロック・ギタリスト”としてのカッコ良さを体現。堅実なリフ・プレイもあわせて、BREAKERZのロックな部分は、SHINPEIが担う部分も大きい気がした。

デビュー・ライブの1曲目に演奏したという「Birdman」を当時のライブ映像をバックにプレイし、AKIHIDEがダブル・ネックのSGを持ちチョーキングのニュアンス豊かな泣きのソロを披露した「世界は踊る」のあと、ステージ後方のスクリーンに”SHINPEI VS AKIHIDEギターバトル”の文字が映される。

先攻はレス・ポールを持ったSHINPEI。自らのルーツでもあるクラシックなロック・リフで最初の一撃を放つ。続いて、ストラトを持ったAKIHIDEがアームも駆使したむせび泣き系のソロを。それに対してSHINPEIがトリルとチョーキングを交えたソロで反撃すると、AKIHIDEがノイズ+シーケンス・リックを畳みかける。リズムが入って徐々に細かいスパンでフレーズを応酬させるふたり。そこには、BREAKERZの楽曲にはあまりみられない、ややブルージィなテイストが滲んでいたのがおもしろかった。

妖しさ満点の雰囲気から一気に広がるサビへの展開が見事な「NEXT LEVEL」、女性ダンサーも登場し、会場も踊りまくった「BAMBINO 〜バンビーノ〜」、客席に大きなバルーンが投入されステージの上も下も大きくジャンプした「初恋トランポリン」を経て、ライブは後半戦へと突入する。

もうひとつの新曲「hEaVeN」ではAKIHIDEのアームを引っかけて入るソロが王道ロックのたくましさを感じさせ、「REAL LOVE」でのDAIGOとAKIHIDEのディープ・キスには客席から悲鳴が上がる。

ヘヴィなリフで燃え上がる「BIG BANG!」、会場がタオルを振り回し、ワーミーを使ったトリッキーなソロが熱を上げる「灼熱」のあと、本篇ラストは開放感溢れるロック・チューン「SUMMER PARTY」。

最初のAメロを観客に歌わせている間、うれしそうにビデオカメラを手に客席を映すAKIHIDEが微笑ましい。ラストのサビ前、ステージ・センターの台に立ったAKIHIDEをうしろからDAIGOがハグし、胸を撫で回すパフォーマンスにはAKIHIDEも苦笑い、このような仲の良い雰囲気も彼ららしい。

アンコール前に、客席にはちょっとしたシカケがあった。それは、客席のひとつひとつに赤と白のプラカードが用意され、それを掲げることで客席に人文字を浮かび上がらせようというもの。アンコールの大歓声に迎えられて再登場したメンバーも、事前に知らされなかったこのサプライズにはあっけにとられたような表情を見せた。筆者の席からは全体を見渡せなかったのだが、どうやら”おめでとう3周年”の文字が浮かび上がったようだった。

アンコールは、まずはアコースティック・セットから。AKIHIDEがツブ立ちの良いリードを聴かせた「春恋歌」、レゲエなリズムでカッティングもワウを絡めてファンキーな「B.R.Z 〜明日への架橋〜」と続く。エレキ・セットに持ち替え、ハードに畳みかける「黒い薔薇のかほり」、SHINPEIがエクスプローラーを持ち出し、大勢の女性ダンサーが登場した「LOVE FIGHTER〜恋のバトル〜」で再度の盛り上がりを迎えてアンコールが終了する。

まだまだくり返される大きなアンコールにこたえて、メンバーが再々登場。DAIGOから、ファンへの心からの感謝の言葉がくり返し伝えられ、感動的な雰囲気の中、スケールの大きなバラード「光」へ。

が、ここで、DAIGOが歌い出しをフライングするというハプニング! これには客席からも”え〜〜!?”の声。それでも、客席を埋め尽くしたペンライトの光や、起承転結のあるAKIHIDEのエモーショナルなソロ、客席と一体となり”ラ〜ラ〜ララ〜”とメロディをくり返す大合唱、その裏でロング・トーンで引っぱるAKIHIDE渾身のエンディング・ソロで、会場は暖かい空気に包まれた。

演奏終了後、”この曲で終わろうと思ったけど、誰かさんが、気持ちが入りすぎてフライングしちゃったから……”とDAIGO。急遽「GRAND FINALE」が演奏され、これで本当に大団円となった。

親しみやすいキャッチーなメロディを生かしながらロックのダイナミクスを凝縮したサウンド、客席と一体になってライブを楽しもうというメンバーの姿勢、そして、カラーの違うふたりのギタリストのそれぞれの個性がうまく混ざり合い、BREAKERZのロックはますます光を強くしていく。そんな未来が見えるようなライブだった。

 

【SET LIST】
01.激情
02.NO SEX NO LIFE
03.Angelic Smile
04.Everlasting Luv
05.DEAR LIAR
06.Drive The Ocean
07.Birdman
08.世界は踊る
09.ギター・バトル
10.NEXT LEVEL
11.BAMBINO 〜バンビーノ〜
12.初恋トランポリン
13.hEaVeN
14.REAL LOVE
15.BIG BANG!
16.灼熱
17.SUMMER PARTY

〜ENCORE
18.春恋歌
19.B.R.Z 〜明日への架橋〜
20.黒い薔薇のかほり
21.LOVE FIGHTER〜恋のバトル〜

〜ENCORE2
22.光
23.GRAND FINALE

BREAKERZ公式サイト

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