イベントレポート/2007楽器フェア(1)

ライブ/イベントレポート by 編集部 2007年12月13日

2007年11月1日から4日間、パシフィコ横浜にて開催された楽器の祭典「2007楽器フェア」。今年は40周年ということもあり、各メーカーが腕によりをかけた新商品をひと足先に体験しようと、のべ9万人以上の楽器ファンが駆けつけました。有名アーティストを間近で見られる各種イベントやトークショウ、同時開催されたプレミアム・ギター・ショウなど見どころ満載だった本イベント。ここでは、その模様を4回に分けてお届けしましょう。

まず第1回目はギターの12ブランドからです。

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取材・撮影・文:『ギター・マガジン』編集部
『ギター・マガジン』2008年1月号より転載

※『ギター・マガジン』2008年1月号には、本サイトには転載していないギター・ビルダーたちのインタビューも掲載しています。

【FUJIGEN】

これぞ職人芸! FUJIGEN Custom Shopから発表されたVIRTUOSO FLは、世界一のインレイ職人と称されるラリー・ロビンソンとのコラボレートが生んだ1本だ。指板だけでなく、5Aキルト・トップの細工には、伝統の”入れ子製法”が使用されており、圧倒的な美しさはまさに国宝級と言えよう。

[フジゲン 公式サイト]

【Gretsch】

初期ストレイ・キャッツでのセッツァーの愛器、59年製6120を完全再現した限定モデルG6120SSC BRIAN SETZER TRIBUTEが早くも展示されていた。少し深めの2.75インチのディープ・ボディ、フィルタートロンP.A.F.を復刻したTVジョーンズ・クラシック・ピックアップやサイコロ・ノブはもちろんのこと、細部にわたるエイジド加工もとにかくリアル。

[神田商会 公式サイト] グレッチ日本代理店

【Killer】

多数の新作がそろったKillerブース。中でもフライングVをさらに攻撃的にしたかのようなインパクトあるルックスのEG-エレガンスは注目の的だった。5点止めジョイント(セミディープインサート)や、ピックアップにノイズの少ないLACE ALUMITONEを採用するなど、シェイプだけでなく機能面でもしっかりと個性を主張しているモデルだ。

[キラー ギターズ 公式サイト]

【Hagstrom】

プレスリーやザッパなども使用していたスウェーデンのハグストロム・ギターが多数ラインナップ。ネック剛性を高めるH-エクスパンダー・トラスロッドや、弦振動をロスなくボディに伝える独自のストップ・テイルピースなど、レトロなルックスとは裏腹に、半世紀におよぶノウハウが詰まった仕上がりだ。写真中央のモデルは最もスタンダードなSwede。

[ハグストロム 公式サイト]
[日本エレクトロ・ハーモニックス 公式サイト] ハグストロム日本代理店

【mosrite】

2007年で生誕55周年を迎えるモズライトからは、数々のアニバーサリー・モデルがリリースされた。写真のMARK-Ⅰ ORANGE 55は、ありそうでなかった鮮やかなシースルー・オレンジ・ボディにゴールド・パーツの組み合わせが眩しいスペシャルな1本。プレイアビリティを追求したワイド・ネックや、パワフルなV-63ピックアップなど、即戦力スペックも魅力だ。

[フィルモア 公式サイト] モズライト日本代理店

【Squier】

ニュー・アルバムも大ヒット中のアヴリル・ラヴィーンのアーティスト・モデルがスクワイアから発売決定! 市松模様のピックガードと5フレット付近に入れられた手書き風インレイが個性を主張するモデルだ。なお、1ハムバッカー仕様だが、セレクターの切り替えによりフロント・コイルとリア・コイルのシングル・サウンドも出すことができるため、音作りの幅は意外に広い。

[フェンダー オフィシャル ジャパン 公式サイト]

【PRS】

薄くコンパクトなマホガニー・ボディにスモール・ピックガードを装備したニュー・モデルMiraが初見参! 新開発のピックアップ(ミニ・スイッチによりコイルタップも可能)やストップテイル・ブリッジを装備するなど、レトロ調のルックスながら作りはPRSクオリティ。PRSファンの裾野を広げる1本となりそうだ。

[PRS 公式サイト]

【Sugi】

“ボーカリストが持つギター”というテーマで開発されたというコンセプト・モデルが発表された。Sugiとしては珍しいシングル+ハム構成やポップなカラーリングも、ブランド・ネームが浸透してきた今だからこそできるチャレンジだろう。材は左のモデルがアルダー、中央がバスウッド、右がスワンプ・アッシュとなっているが、製品化の際にはどの材が選ばれるのだろうか。早ければ08年春発売予定とのことだ。

[Sugi Guitars 公式サイト]

【AriaProII】

ケーラー・トレモロ、ダンカン・デザインドPUを搭載しながら5万円台という低価格を実現したアリアプロII・XLシリーズ。ダークなルックスの中にも、鋭いブーメラン・インレイや、ノブ・トップにホワイト・パーロイドが配されるなど新鮮な仕上がりだ。24フレットまで存分に使えるカッタウェイ加工にも注目したい。写真はリバース・ヘッド仕様のXL-500R。

[アリアプロII 公式サイト]

【Gary Kramer】

エディ・ヴァン・ヘイレンのギターを手がけたことでも知られるゲイリー・クレイマーによる革新的なF-1ギター! 7弦・36フレットという仕様により、驚異の4オクターブ (ローB~ハイE)を実現している。また2種類のフレットを使用することにより、最終フレットまで安定したフィンガリングが可能だ。

[ラフタイム 公式サイト] ゲイリー・クレイマー取扱ショップ
[ベン・コーポレーション 公式サイト] ゲイリー・クレイマー日本代理店

【Gibson】

ギブソン・カスタムショップからの新作ES-339は、ご覧のとおりセミアコにしては小ぶりなボディが大きな特徴だ。サウンド・キャラクターはES-335と同路線にあり、ソリッド・ボディ・ユーザーからは違和感なく乗り換えられる点も高い評価を得ていた。なお、気になるピックアップは57クラシック×2という構成だ。

[ギブソン ジャパン 公式サイト]

【Crews Maniac Sound】

2007年、久々に復活を果たしたアリストテレスのショー・モデルがそろい踏みだ。3本とも10年以上寝かせてあったというハカランダを指板に、目の詰まったバーズアイ・メイプルをネックにそれぞれ使用。ピックアップはエスカッションを介さないダイレクト・マウントで、フロント・ピックアップは通常よりネック寄りの24フレットのハーモニックス・ポイントに取り付けられており、これにより、まとまりの良い倍音を生むという。

[クルーズ 公式サイト]

【2007楽器フェア レポート 各回の掲載ブランドおよびイベント】

[2007楽器フェア(1)] 2007年12月13日
FUJIGEN
Gretsch
Killer
Hagstrom
mosrite
Squier
PRS(Paul Reed Smith)
Sugi
AriaProII
Gary Kramer
Gibson
Crews Maniac Sound

[2007楽器フェア(2)] 2007年12月14日
T’s Guitars
Cole Clark
Mas Hino
Sandoval USA
Zodiac Works
Caparison
Bacchus
Martin
MD-MM.Produce
Sadowsky
YAMAHA
Takamine

[2007楽器フェア(3)] 2007年12月15日
Bad Cat
EVH
GENZ-BENZ
Laney
ORANGE
MATCHLESS
LINE6
Marshall
Roland
Noah’sark
PLANET WAVES
Elixir
t.c.electronic
TASCAM

[2007楽器フェア(4)] 2007年12月16日
マイク・シャノン サイン会
チャリティ・オークション
レヴィース
Rock Pals
G&Lスペシャル・ライブ
フェンダー・イベント
A2シリーズ・スペシャル・セミナー Featuring ANGRA
PRSスペシャル・ライブ
T-SQUAREライブ
Roland/BOSSスペシャル・ライブ
VOX Meets Rock Legends

TUNECORE JAPAN