【ライブレポート】氣志團万博2014をギタリスト視線で楽しむ!

ライブレポート by 鈴木伸明(ギター・マガジン編集部) 2014年10月3日

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さまざまなジャンルのアーティストが集結した豪華な3日間

氣志團が生まれた木更津。その隣り町となる袖ヶ浦海浜公園にて夏の終わりの一大イベント、氣志團万博が今年も大々的にくり広げられた。この場所での開催は3度目。「2014〜房総大パニック!超激突!!」のタイトルのもと、3日間にわたり豪華アーティストが房総に集結、過去最高となる6万人もの動員を集めたのだ。

ギター・マガジン的な視点では、初日はパンク・シーンの重鎮ニューロティカに始まり、橘高文彦&本城聡章のギターが炸裂した筋肉少女帯、謎に包まれた噂のバンド味噌汁’sなどが見どころ。2日目のラインナップはロック・テイストが強く、e-ZUKAのハイパー・プレイが突き抜けたGRANRODEO、麗と葵の華麗なへヴィ・リフが大地を揺らしたthe GazettE、昨年に続いての登場となりhyde&K.A.Zのエネルギッシュなステージングが際立ったVAMPS、同じく連続出場となりへヴィ・サウンドを轟かせた黒夢などがギター・ファンを楽しませた。

 

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ここでは、最終日のレポートをお伝えしたい。快晴の午前中、華原朋美、オープニング・ムービーに続いて、いきなり氣志團が登場した。和太鼓や神輿などの派手な演出の裏で、しっかりしたバンド・サウンドが全体のパフォーマンスを支えていたのが印象的だった。トミーこと西園寺瞳はレス・ポール&マーシャルというロックの王道のセットで図太いフレーズを響かせる。一方のランマこと星グランマニエはテレキャスターとディバイデット・バイ13で存在感のあるトーンを放つ。どのナンバーもツイン・ギターによるアレンジがしっかり施されているのがポイントだ。代表曲「ワン・ナイト・カーニバル」も実はよく練られたギター2本のアレンジであることがわかる。この曲ででは同じ千葉出身の人気者ふなっしーが登場、盛り上がりは一気にピークとなった。

続いてステージには仙台貨物が登場。スピード感溢れるパンキッシュなギターで会場中を揺らした。人気実力とも追い風に乗っている10-FEETは、抜群のグルーブで客席を煽る。フロントマンの TAKUMAはエクスプローラーを手に豪快なリフで楽曲をリードする。華やかな衣装で登場したシドのステージもギター・ファンにとっては興味深いものだったに違いない。ギタリストShinjiの変幻自在のトーンが楽曲に緩急をつけて、独自の世界観を作り上げていた。

世界中のフェスで鍛え上げてきた東京スカパラダイスオーケストラは貫禄のパフォーマンスで圧倒してくれた。後半にはスーツ姿の10-FEETの3人がステージにあがり、コラボ・ナンバー「閃光 feat.10-FEET」も披露。フェスならではの貴重なセッションで会場はヒートアップした。

トリを飾ったのは吉川晃司。バンドのギタリストはお馴染みの菊地英昭だ。多彩なトーンを駆使しながらもあくまでもロックンロール・テイストの強い骨太ギターを会場中に響かせた。「BE MY BABY」では吉川本人のパワフルなギター・ソロも飛び出した。誰もが知っている代表曲の連発で、完璧とも言えるパフォーマンスを展開。

最後の最後にもう一度、氣志團が登場、3日間にわたる夏の終わりの一大パーティを締めくくった。東京湾からの風が心地よく吹きつけるステージに花火が上がる。氣志團ならではの多彩なラインナップを誇るこのフェス、来年も強力なロック・バンドが数多く登場してくれることに期待したい!

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▲トミーはレス・ポールとマーシャルで豪快なサウンドを放っていた。

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▲ランマはテレキャスターで骨太フレーズをくり出す。メラメラ模様の学ランも決まっていた。

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