読者からの質問「世界に向けた音楽配信を、個人で行なう方法~さまざまなシチュエーションを検証~」

加茂フミヨシ式ギター・トレーニング by 編集部 2010年11月26日

【第156回】読者からの質問「世界に向けた音楽配信を、個人で行なう方法~さまざまなシチュエーションを検証~」

「世界に向けた音楽配信を、個人で行なう方法」の3回目です(1〜2回目の記事はこちら→1回目2回目)。RouteR.fmの配信は1曲でも「アルバム」という単位でのリリースとなります。ですので、みなさんがリリースされる場合も、そこは想定して曲を作ると良いでしょう。

僕の場合は、今回Router.fmでリリースした「BLUESHIP」という楽曲と、「BLUESHIP」のバッキング・トラック(ギターなしのカラオケ)も配信させていただきました。つまり、読者のみなさんに実際にこの曲を弾いて楽しんでもらうというコンセプトになっています。譜面・解説は僕の公式サイトから無料ダウンロードできます。教則本にトライする感覚で、ぜひ弾いてみて下さい。詳細はRittor Music portのこちらのニュースでご確認下さい。

 

どのサイトで配信するかを選択 

さて、先週お話した用意するものがすべて揃ったら、登録作業に入ります。作業はブラウザ上ですべて行なえます。

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 まずは、「iTunesのみの配信」か、「iTunes+iTunes以外の配信」「iTunes以外の配信」を選択しましょう。RouteR.fmではiTunes以外に、amazonMP3、AnyMusic、beatport、e-onkyo music、HEAR JAPAN、Indiescafe、junodownload、listen Japan、mora、mora win、mora touch、music.jp、musico、MySound、OnGen、TSUTAYA DISCAS、TSUTAYA Premium、wasabeatなどのサイトから配信が可能で、配信ストアは順次追加されているとのこと。これは大きな期待がもてますね!

ここでは、「iTunes+iTunes以外の配信」を選択しました。

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世界デビューの有益性を検証 

次に楽曲登録となります。そこで忘れてはならないのは配信は「世界デビュー」のため、「海外でリリースするための表記」なども決める必要があるということです。もちろん英語は必要です。現在は翻訳ソフトなどもありますので、これを使っても良いでしょう。そして英語表記によって、アーティストは海外に向けても作品を発表することができるので大変有益です。つまり「日本で受ける」ということから開放され、より自由に作品が作れるのです!

プロ、アマ問わず配信可能 

インディーズ・ミュージシャンの場合、著作権は自己管理であることが多いと思いますが、自己管理であっても配信リリースが可能です。前にも書きましたが70%~80%(配信形態によって異なります)の還元があることは大きな魅力です。

僕は、メジャー・レコード会社の仕事もする関係上、作家としてJASRACと信託契約を交わしていますが、その場合でも配信リリースが可能です。著作権など管理事業者と作品コードを指定すれば問題無く配信リリースができます。

 

● JANコードの発行も代行 

発売に必要な「JANコード(製品コードのようなもの)」の取得などもRouteR.fmが代行してくれることは大変ありがたいことです(個人で取得手続きを行う場合は、JAN財団法人流通システム開発センター http://www.dsri.jpにお問い合わせとのこと)。また、ジャンルの指定や、着うた時の再生ポイント(44秒)の選択などもすべてブラウザ上で行なえます。

 

クリプトン・フューチャー・メディア社の信頼性 

最後に手数料を支払うためのクレジット・カード番号をネット上で入力しなければなりません。クリプトン・フューチャー・メディア社は、RouteR.fmを始める前から10年以上ソフト音源やサンプリングCDのウェブ通販を行ってきている会社です。よって、でクレジットカード決済についての信頼も厚いですね。

 

◎コラムに関連するインフォメーション(文:編集部)

本コラムで「自身の楽曲をまったくゼロから、個人としてiTunesなどで配信するところまでを、レポートを混ぜつつ解説」した記事を執筆中の加茂フミヨシ氏。そこで題材としている楽曲「BLUESHIP」が、2010年の11月3日にワールド・ワイドで「発売」されました。iTunes Storeなどの日本国内だけでなく、AmazonMP3HearJapanなど、「海外」でも発売されています。
この曲がどうやって発売されたのかを、このコラムで追いかけて行ってください。なお、「BLUESHIP」の詳細はこちらで!

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●●編集部よりお知らせ●●
加茂フミヨシ氏がギター・マガジン2010年5月号より、「ひたすら弾くだけ! ブルース・ギター・トレーニング」を開始しました。それにするページがRittor Music Portに設置されています。動画で模範演奏を確認することができますので、さまざまな面で参考になるでしょう。

「ひたすら弾くだけ! ブルース・ギター・トレーニング」 http://port.rittor-music.co.jp/guitar/magazine/hitasura/ 

加茂フミヨシ

加茂フミヨシ

超絶技巧ギタリスト/クリエイターとして活躍する。傍ら、最先端エレキ・ギター奏法の求道者としても、多くのヒット作教則本を発表。2011年に、スティーヴ・ヴァイがバークリー音楽大学で記録した“世界最大規模のオンライン・ギター・レッスン”のギネス世界記録に挑戦。ヴァイの“ギター・レッスン受講者4,455人”の記録を“8,776人”に更新し、イギリスのギネス・ワールド・レコーズより日本人ギタリストとして正式承認される。世界に名を刻んだエレキ・ギター界の伝道師である。



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