弦選びのポイント

加茂フミヨシ式ギター・トレーニング by 編集部 2010年9月3日

【第144回】読者からの質問「弦選びのポイント」

前回のつぶやきで予告したとおり、今回は「DR Strings」というギター弦の使用感想を絡めつつ、「弦選びのポイント」について触れていきます。その前に、今回の題材がなぜ「弦選び」なのかを説明させてください(前回のつぶやきと重複してすみません)。

先日、ドラム・メーカーのPearlからDR Stringsというギター弦を数セットいただいたんですね。その時,Pearlのエンドース・ドラマーでもあるマン・リューベンさんのライブがあり、僕もバンド・メンバーに加わっていたので、リハーサルとライブ本番で実際に「DR Strings」を使ってみました。また読者から、「どんな弦を使ったらいいのか教えてください」という質問をたびたびいただいていたので,弦選びの参考になればと思い,今回,このような企画を立ててみました。

 

●フル・ピッキング・スタイルは、弦とピックの関係が重要

まず、僕のプレイ・スタイルにはすべての音をピッキングする「フル・ピッキング・スタイル」が特に重要です。こういう演奏は、ギターの弦高も重要ですが、弦とピックとの関係(感触)も非常に重要になります。具体的に言うと、「ピックが弦に当 たった時に、”弦がたわみにくい”」ということがポイントです。ピックが弦にまとわりついてしまうと、フル・ピッキングはやりにくくなりますから。

この点で「DR Strings」は非常に評価できるテンション感を持っていました。ただ弦のテンションが強いだけではチョーキングやスライドのテクニックがやりにくくなってしまいますから。また、横移動フレーズも弾きやすいですね。

●長時間、弦交換をしないでいられる弦が理想

さらに、長時間のリハーサルや本番でも弦の状態を保てたことも評価すべき点でしょう。ライブ本番も一日で3ステージやったのですが、リハーサル含めて弦交換をしなくてすみました。コーティング弦でないにも関わらず、劣化が少なかったので、非常にお勧めの弦と言えます。ということで、コーティング弦のサウ ンドに違和感を感じている読者は、一度「DR Strings」を試してみてください!

参考までに、リューベンさんのライブの映像は、以下で観れますので、よろしければ視聴してください。これは3ステージ目の演奏で、リハーサルも含めるとかなりの時間、汗だくで(今年の夏は暑すぎますね!!)弾きまくっているのですが、弦の劣化をまったく気にせずプレイできました!!

●リューベン「薔薇の嵐」(3ステージ目の演奏)

 

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●●編集部よりお知らせ●●
加茂フミヨシ氏がギター・マガジン2010年5月号より、「ひたすら弾くだけ! ブルース・ギター・トレーニング」を開始しました。それにするページがRittor Music Portに設置されています。動画で模範演奏を確認することができますので、さまざまな面で参考になるでしょう。

「ひたすら弾くだけ! ブルース・ギター・トレーニング」 http://port.rittor-music.co.jp/guitar/magazine/hitasura/ 

加茂フミヨシ

加茂フミヨシ

超絶技巧ギタリスト/クリエイターとして活躍する。傍ら、最先端エレキ・ギター奏法の求道者としても、多くのヒット作教則本を発表。2011年に、スティーヴ・ヴァイがバークリー音楽大学で記録した“世界最大規模のオンライン・ギター・レッスン”のギネス世界記録に挑戦。ヴァイの“ギター・レッスン受講者4,455人”の記録を“8,776人”に更新し、イギリスのギネス・ワールド・レコーズより日本人ギタリストとして正式承認される。世界に名を刻んだエレキ・ギター界の伝道師である。



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