スタジオマンになるために必要な要素とは?~その1

加茂フミヨシ式ギター・トレーニング by 編集部 2009年11月20日

【第103回】読者からの質問「スタジオマンになるために必要な要素とは?~その1」

今週は読者からの質問にお答えします。このような質問は、僕が執筆した本に付いているアンケートはがきや、僕のホーム・ページ(http://www.kamofumiyoshi.com/qanda/)に送られてきたものです。それでは”やつ夫=ホイチョビダンスさん”からの質問を紹介しましょう。

Q:

僕はスタジオ・ミュージシャンを目指している大学生です。今、ジャズ研に入って練習しています。現在の練習内容は、ジャズ・スタンダードのコピー、譜面をいきなり読んでいきなり弾く……つまり初見力を鍛える練習、教則本『良いカッティング 悪いカッティング』でのカッティングの練習をしています。

今後はブルース、ロック、ボサ・ノヴァ、ジャズ・スタンダードなどや、理論の学習、教則本『究極のグルーヴ・ギター』『速弾きがうまくなる理由 ヘタな理由』を練習していこうと思います。これ以外にもやったほうがいいメニューや、足りない要素があったら教えてください。

A:

やつ夫=ホイチョビダンスさん、はじめまして。すべてリットーミュージックの書籍を利用していただいているのですね。担当の編集者も喜んでいると思いますので、代わりにお礼を申し上げます。なお、私たち著者は、少しでも良い本を世の中に出していきたいという気持ちでいつも本を書いています。当然、中身に自信がなかったら世に送り出すはずもありませんので、読んでいただいて嬉しく思います。

それから、このコーナーの「著者たちの語らい」も読んでくださいね。各ジャンルを代表する著者の方々が登場していますよ。みなさん、とても思いを込めて本を書いているのがわかっていただけるでしょう。

(※著者たちの語らい:野村大輔宮脇俊郎天野丘河野和比古トモ藤田菊田俊介小林信一南澤大介Kelly SIMONZ

●スタジオ・ミュージシャンの昔と今

さて、やつ夫=ホイチョビダンスさんはスタジオ・ミュージシャンを目指しているのですね。ここで、スタジオ・ミュージシャンという仕事について、少しお話をさせていただきます。

まず、スタジオ・ミュージシャン=譜面を理解するのが早くなければならない、カッティングができなければならない……というのは、やや古い考えだと思います。どうしてかというとですね、それは仕事のあり方や、システムが以前と今とではずいぶん変わっているからです(来週に解説します)。

●読譜力や技術だけでは仕事のオファーがこない?

ここで、根本的なことについて考えてみましょう。譜面を読むのが得意で、カッティングがうまいスタジオ・ミュージシャンはたくさんいます。こういう読譜力や技術面にだけ目を向けたら、すでにレベルの高いプロ・ギタリストがいるわけです。ですから、そういう方々に仕事のオファーが行くでしょう。まずは、技術も理論も仕事をしていく上で十二分な人は、現在、大勢いることを理解してください。

また、世界はとても広いのです。国内アーティストのスタジオ・ワークを、海外のミュージシャンが行なう場合だって当然あります。ですから、単に技術面だけでプロ・ミュージシャンの世界を考えると、やつ夫=ホイチョビダンスさんの入り込む余地はなくなってしまうかもしれません。

では、どうすれば良いのか……その答えについて、来週ご説明します。

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【編集部より】
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加茂フミヨシ

加茂フミヨシ

超絶技巧ギタリスト/クリエイターとして活躍する。傍ら、最先端エレキ・ギター奏法の求道者としても、多くのヒット作教則本を発表。2011年に、スティーヴ・ヴァイがバークリー音楽大学で記録した“世界最大規模のオンライン・ギター・レッスン”のギネス世界記録に挑戦。ヴァイの“ギター・レッスン受講者4,455人”の記録を“8,776人”に更新し、イギリスのギネス・ワールド・レコーズより日本人ギタリストとして正式承認される。世界に名を刻んだエレキ・ギター界の伝道師である。



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