【音源付】著者たちの語らい-小林信一&加茂フミヨシのギターバトル!

加茂フミヨシ式ギター・トレーニング by 編集部 2009年5月1日

小林信一と加茂フミヨシのギター・バトル音源が完成。

※再生ボタンをクリックすると、小林信一と加茂フミヨシのギター・バトルが始まります。vs小林信一「時代より愛を込めて」(ヘヴィメタル)

【この音源について】

この音源は、小林氏の最新刊『地獄のメカニカル・トレーニング・フレーズ 反逆の入隊編』の総合練習曲のうちのひとつであり、王道のヘヴィ・メタル曲である「時代より愛を込めて」のトラックを元にしたギター・バトルだ。地獄信者&HR/HMファンは必聴!

この曲についての「教官の格言」(著者からのメッセージ)は”ギターの表現力を徹底的に鍛え上げよ!”だ。そう銘打っているだけあり、あらゆる奏法が曲中に登場する。そして小林氏のプレイは、正統的へヴィ・メタルの様式美の固まりと言える素晴らしいものとなっている。

イントロリフからテーマ・メロディを経て、1分42秒から2分38秒までは、8小節のコード進行に合わせて小林氏のハイテク・ソロが展開されている。正確なリズムで16分音符のリズムを刻みながらクラシカルなメロディがコード進行に合わせて飛び出してくる。コードの分解音も、きっちりとした正確なリズムで弾かれている所に注目したい。このようなプレイでは、リズムが雑になりがちだが、小林氏のプレイは”コントロールされている正確無比な演奏”という所が肝だ。

2分39秒から3分38秒のソロは加茂氏。正確でタイトな小林氏の演奏に対して加茂氏のプレイは、アドリブ性を重視した音使い、リズムで展開される。ソロの入りで、いきなりコンビネーション・オブ・ディミニッシュスケールを活用したアウトフレーズで小林氏との対比感を明確に出している所に注目。他にも、3分5秒からのホールトーン・スケールによるアウト感など随所にフュージョン的な要素も感じられるソロだ。ソロの締めには、32分音符でのフルピッキングスケール駆け上がりから1弦21フレット(最終フレット)の1音半チョーキング・ビブラートという、フェンダー・ストラトの特徴を生かした超絶プレイにも注目したい。

結果として両者のソロは、単にフレーズの速さで競うのではなく、お互いのプレイ・スタイルの違いを楽しんでいるようにも見受けられる。へヴィ・メタルの王道セッションの重厚感、そしてスリルを楽しんでほしい。

(ギター・マガジン・オンライン編集部)

【使用ギター】

小林信一:
Schecter AC-S6/SIG BKTQ PROTO

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シェクターの小林信一シグネイチャーモデル、AC-S6 / SIGのプロトタイプ。アッシュ・ボディ&エボニー指板を採用しているため、演奏に対する反応が良く、レンジが非常に広いサウンド・キャラクターになっている。ピックアップはフロントがダンカンのHot Rails、リアが同じくダンカンのCustom 5。

加茂フミヨシ:
Fender Road Worn 60s Stratocaster

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フェンダーのメキシコ工場で製造されているROAD WORNシリーズのひとつ。かなり使いこまれたヴィンテージのように見えるが、実は新品で、キズ、塗装はがれ、パーツの変色やサビまで、すべて精緻に再現されたものである。ピックアップはアウトプットがやや高めの”TEX-MEX”。フレットは#6105で21フレット。加茂氏はこの21フレットという伝統的なフェンダーのフレット数を利用して、最終フレット一音半チョーキング・ビブラート(C♯音→E音までベンド・アップ)でソロ終わりをきちんとシメている。フェンダー・ギターを使う時の参考例としてほしい。

【小林信一 プロフィール】

アニメタル、アンセムのボーカリスト坂本英三のスタジオ・ワークをきっかけに、同氏のソロ・アルバムに参加し、CMソングなどのギター・レコーディング、作曲・編曲、採譜などにも携わる。

ヘヴィ・ロック・バンド”R-ONE”での活動を機に、ESP・SCHECTERギターのモニターとして7弦ギターの開発に協力。

2004年、”超絶系”ギター教則本『地獄のメカニカル・トレーニング・フレーズ』が大ヒットを記録。その後シリーズ化され、韓国版、台湾版も続々とリリースされる。最新作は、第6弾の『地獄のメカニカル・トレーニング・フレーズ 反逆の入隊編』(2009年4月4日発売)。2007年4月にスタートした『ギター・マガジン』の連載セミナー「月刊☆地獄通信」も続行中。

現在はボーカリスト井上貴史(Concerto Moon)率いるロック・バンド”BLOOD IV”にて、国内のみならずメキシコや韓国でライヴ・ツアーを行なうなど海外においても精力的な活動を展開。2009年2月には、地獄シリーズの著者4人によるスーパー・バンド”地獄カルテット”の1stアルバム『この世の地獄物語』もリリースした。

【小林信一 公式サイト】

七弦の星
小林信一ブログ

【小林信一の教則本】

[新刊]

『地獄のメカニカル・トレーニング・フレーズ 反逆の入隊編』

[既刊]

『地獄のメカニカル・トレーニング・フレーズ』
『地獄のメカニカル・トレーニング・フレーズ  愛と昇天のテクニック強化編』
『地獄のメカニカル・トレーニング・フレーズ お宅のテレビで驚速DVD編』
『地獄のメカニカル・トレーニング・フレーズ 暴走するクラシック名曲編』
『地獄のメカニカル・トレーニング・フレーズ 攻略せよ!ゲーム・ミュージック編』

【小林信一のアルバム】

地獄カルテット『この世の地獄物語』

地獄カルテット『この世の地獄物語』デラックス盤(バンド・スコアとカラオケCD付き)

加茂フミヨシ

加茂フミヨシ

超絶技巧ギタリスト/クリエイターとして活躍する。傍ら、最先端エレキ・ギター奏法の求道者としても、多くのヒット作教則本を発表。2011年に、スティーヴ・ヴァイがバークリー音楽大学で記録した“世界最大規模のオンライン・ギター・レッスン”のギネス世界記録に挑戦。ヴァイの“ギター・レッスン受講者4,455人”の記録を“8,776人”に更新し、イギリスのギネス・ワールド・レコーズより日本人ギタリストとして正式承認される。世界に名を刻んだエレキ・ギター界の伝道師である。



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