【インタビュー】HARUNA,MAMI(SCANDAL)

インタビュー by 編集部 2011年9月17日

ニュー・アルバム『BABY ACTION』を引っさげて10月13日の神戸を皮切りに全国ホール・ツアーをスタートさせるSCANDAL。HARUNA(写真右)とMAMI(写真左)もパワフルかつキュートなパフォーマンスをくり広げてくれることだろう。ここでは10月号には収まりきらなかった彼女たちのインタビューをお届け! 全国ツアーの意気込みも聞いているので、本誌と合わせて楽しんでほしい。

この曲がライブのどこにくるんだろうって想像してもらえれば,アルバムをより楽しく聴けると思います。(HARUNA)

初めてのホール・ツアーなのでたくさん動き回って距離感を埋めていけたらと思います。(MAMI)

–今回の3rdアルバムを通して、どんなイメージの自分たちを見せたいと思いました?

HARUNA まず『BABY ACTION』というタイトルから決めました。今年に入って”アクション”って言葉をよく使っているんですよ。シングルの「Pride」を含めて夢に向かって歌っている曲がすごく多く、自分たちも夢を持って活動している中で、もっと貪欲にアクションを起こしていかなきゃという思いと、曲を聴いてくれた人が夢に向かってアクションを起こしてそれを叶えていってほしいという願いを込めて曲を作ることが増えていったので。そういう今年のキーワード”ACTION”という言葉と、自分たちは未熟だけど、そこから立ち上がって歩いていきたいという意味を込めて『BABY ACTION』というタイトルにしました。

MAMI 1stは自己紹介になるもので、2ndはいろいろなことに挑戦してみたもの。でもどちらも”自分たちの歌や歌詞を聴いてほしい”っていう曲が多かったんですよ。だけどこの3rdは自分たちの気持ちと言うより、”For you、あなたはどう思う?”っていう歌詞が多いんですね。自分たちも全員が20歳以上になり、衣装も大人っぽくなるし、ちょっとお洒落な選曲にしてみました。レコーディングも本当にバンドらしくなってきたなあと感じます。

–今はいろんなアレンジャーの人が曲を持ってきてくれて、意見を聞きながらギタリストとしての音や姿を成長させていってる途中だと思うんですが、現時点で出したい音や目指してるものは?

MAMI “女性のギタリストと言えばMAMI”っていうのにあこがれますね。そこへ行くまでにはいろいろ勉強しなきゃならないし、やることがたくさんあると思ってます。男の子って速弾きやタッピングを先に覚えたいと思うじゃないですか。女子だからか自分はしっかりしたバッキングとかベーシックをやるところから入ったので、技術だけじゃなくて支えになる部分も大事だっていうことをみんなにわかってほしいし、そういう影響を与えられる人になっていけたらなと思います。 

HARUNA 私はギタリストでありながらもボーカリスト志向が強いので。MAMIはギタリストとして最近本当にカッコいいパフォーマンスをしてると思うのでギターに関してはそれに乗っかっていきたいなと思ってます。

–バンドとしてはふたりともカッコよく高め合っていくのがいいんじゃないですか?

HARUNA どちらにせよ両方”魅せるギタリスト”だと思っているので、それぞれの個性で……。

MAMI SCANDALはひとりが飛び抜けてうまかったら台なしになるバンドだと思うので、みんなで成長していけたらと思います。

–当初に比べるとボーカル・スタイルが多様化して、できることが広がってきてますよね。ボーカルが3人フルにほぼ使えるのでライブで再現する時も、アレンジ的にとてもおもしろみのある感じになっていますし。

HARUNA 今回はほとんどの曲をそういう風にしていったんです。前まではわりと私がメインで歌うっていうことを考えて作っていたんですけど、今回はツインで歌ったりMAMIのハモをいっぱい入れようっていうことを前提に作っていたので、より曲の幅が広がったと思いますね。ひとりだけだとどうしても限られてしまうっていうか、そういう曲もあってはいいと思うんですが、可能性はフルに使っていきたいです。

–「Sparkling」もボーカルにおもしろみがありますね。

MAMI Aメロのハモりに命かけてますから! そこが終わったら帰りますって感じですよ(笑)。今回はHARUがメインって曲が少なくてTOMO(TOMOMI:b)とのツイン・ボーカルがおもになってるんですけど、例えばAメロからBメロへの切り替わりも、ふたりの声がガラッと変わるから味が利いてるし、重要なところでTOMOが出てきたりHARUが出てきたりして聴いてるほうはハッとするんですよね。聴いてて飽きないしおもしろい。カラオケでもみんなでやってほしいねって言いながら歌ってます。みんなで一緒にブースに入ってみようかとか、そういう雰囲気作りをレコーディングではしていました。

–必然的にHARUNAさんもギターのバッキングに凝れる部分が出てきますよね。

HARUNA そうですね。歌ってるとやっぱり難しくなってくるので、そういうところはライブでも見せられるかなと思います。

MAMI 今まではHARUは特に、歌いながらとか歌い終わったらすぐ入るとかっていうフレーズが多かったんですよ。両方に100%集中するのって難しいのでそういう部分でもっと合わせやすくなると思います。今までもスタジオでフレーズだけ何回もチェックしてたんですけど、一杯いっぱいな部分もあったので、そこが決まってくるんじゃないかなと思います。

–アルバム・ツアーは9月に海外公演があり、10月から本格的に始まりますね。

MAMI ライブの中で起こるアレンジやアドリブを磨いていけるツアーになればと思います。CDどおりのソロを聴きたい人もいれば全然違うことで楽しんでくれる人もいるだろうし、初めてのホール・ツアーなのでたくさん動き回って距離感を埋めていけたらと思います。

HARUNA 昨日(注:取材日は7月22日)第1回目のミーティングをしたんです。セットリストも大まかに決めたんですけど、いろんなジャンルがありすぎて、どこにどういう曲を持ってきたらいいか悩んで。でも逆にそれがアガる部分になってたり、ここは落としどころだねって決めていくのがすごく楽しかったんです。この曲がライブのどこにくるんだろうって想像してもらえれば、アルバムをより楽しく聴けると思います。

–「GLAMOROUS YOU」はいいところにくると見てるんですよ(笑)。

MAMI そうですねえ。アルバムの1曲目でもあるし、イントロのギターを弾く時に、ガツンと鳴らさなイカン!ってなって、ものすごく大袈裟に腕を振って遊んでみたりしてます。その”ガツンと感”をライブでも出したいので重要なポイントに入れようと思ってます。「Very Special」もそうなんですけど、お洒落かつSCANDALのガツガツ感も忘れてないし自分たちも成長できた曲だと思います。アルバムの中でも上位に入る好きな曲なので大事な場面で使っていきたいと思いますね。

–”クールなバンド少女たち”でデビューし、だんだん幅を広げているじゃないですか。現時点で一番SCANDALっぽいイメージがすごくします。

HARUNA 年々丸くなってる気はするんですけどね(笑)。年齢なのかもしれないですけど(笑)。

MAMI 尖りが(笑)? 今回はやったことない曲調やリズムだらけでした。今まで激しい曲しかできないっていう固定概念があったんですけど、いろんな人に携わってもらっていろんな曲調ができるっていうのは楽しいですね。1曲できるたびにものすごくレベルアップした気になっている自分がいたりします(笑)。

GUITARS

HARUNA

haruna_guitar.jpg

FENDER Classic Player Tele® Thinline Deluxe
▲HARUNAのメイン・ギター、フェンダーのClassic Player Tele Thinline Deluxe。セミ・ホロー構造のアッシュ・ボディ、Cシェイプの1ピース・メイプル・ネックといった基本は押さえつつ、2ボリューム、2トーン、トグル・スイッチなど独自のスペックを持っている。

MAMI

mami_guitar.jpg

FENDER American Standard Stratocaster
▲MAMIのメインはフェンダーのアメリカン・ストラトキャスターをカスタマイズしたもの。ご覧の鮮やかなペイントはMAMIがデザインしたもので、ギターは弾く時に横向きになるため、”何かしらが垂れてる感”が欲しかったとブログで語っている。

 

BABY ACTION 初回限定生産盤.jpgのサムネール画像

『BABY ACTION』
EPIC レコーズ ESCL-37444〜5(初回生産限定盤)
→Amazonで購入する

【SCANDAL公式サイト】http://www.scandal-4.com/

Amazon.co.jpから購入定期購読(特典つき)

バックナンバー

TUNECORE JAPAN