LOUD PARK 09特集 マイケル・アモット(アーク・エネミー)

インタビュー by 編集部 2010年1月22日

LOUD PARK 09インタビュー特集,続いては同イベント4年連続出演のマイケル・アモットだ!

 

ラウド・パーク特集の第3弾は,同イベント皆勤賞のマイケル・アモットの登場だ。昨年はセルフ・カバー・アルバムをリリースしたアーク・エネミーは,その激しさとともにメロディアスなプレイが人気のバンド。マイケルが考える,このバンドにとって大切な要素とは? 新しく作られたディーン製シグネイチャー・モデルについての話も合わせてお届けしよう。
メランコリックな音楽こそが俺の好きなものであり,それをメタルに吹き込みたいと常々思っている。
●ギターが新しくなっているようですが,08年のカーカスの時に使っていたモデルとはどこに違いがあるのでしょうか?
○去年はディーン製のマイケル・シェンカー・モデルをプレイしていて,今回持ってきたのは俺のカスタム・モデルなんだ。ネック・シェイプが重要で,シェンカーのVはネックの中央に尖ったラインがあって,実はそれがあまり好きではなかった。フィーリングは良かったんだけど,手が疲れやすくってね。Dシェイプのネックが好きなんだよ。ネック裏の塗装は,自分でヤスリがけしている。俺は手汗をかきやすくて,ラッカーだとべったりしてきて弾きづらくなることがあるから。
●ほかにこだわったスペックとは?
○指板にはエボニーを使っている。昔はローズウッドが好きだったんだけど,最近の好みはエボニー寄りなんだ。ピックアップはこれまでセイモア・ダンカンを使っていたけど,ディーンがフロリダの工場で新しいピックアップを作りたいって言ってくれてさ。それで彼らにカスタム・ピックアップの製作を任せることにした。実際に作ってきてくれたのはダンカンのJBに似た音だったけど,ほんの少しアウトプットが大きくなっている。俺のシグネイチャー・ピックアップとして売り出される日も来るはずだよ(笑)。ブリッジ側のインベイダー(ダンカン製SH-8)っぽいルックスのポールピースが気に入っているね。音には関係ないけどさ(笑)。
●弦はどうなっていますか?
○ダダリオのカスタム・ゲージでプレイしている。059・044・032・018・015・011のCチューニングだね。
●ポジション・マークは何のイメージですか? 以前は手裏剣のデザインでしたが。
○これは北欧のシンボルで,ツェッペリンのあのマークみたいなものさ。バイキングが昔乗っていた船に刻まれていたもので,当時よく見られたものなんだ。これはスウェーデンが発祥だね。
●あなたたちはツアーでさまざまな地域をまわりますが,その国々の風土に影響を受け曲を作ったことはありますか?
○それは俺にもよくわからないな。例えば日本は何度も来たことのある場所だし,俺たちは確実に大きな影響を受けている。スウェーデンを含むスカンジナビアの人々はメランコリックなメロディを好む傾向があって,それは日本でも同じようなところがあると思う。メランコリックな音楽こそが俺の好きなものであり,それをメタルに吹き込みたいと常々思っているんだ。エクストリームなメタルにメランコリックなギターのラインを組み合わせるというのが,俺の目指しているものさ。1枚目のアルバム(『ブラック・アース』/96年)はその最たる例で,実は誰も気に入ってくれないんじゃないかって心配していたんだよ。でも発売した直後から日本のファンは”なんてカッコいいサウンドなんだ!”って飛びついてくれた。そんなに気に入ってもらえるなんて,まったく期待していなかった。
●フレーズを思いつく時は,ギターを弾いている時と弾いていない時ではどちらが多いでしょうか?
○両方同じくらいだね。電車に乗っている時にすごいメロディが思い浮かぶこともある。ギターの代わりに電話を手にとって,”ラララー♪ ララー♪”と歌い始めたりさ。まわりにいた人には,狂ったヤツだと思われただろうな(笑)。ま,そういうものはあとで聴き返してみると,”こんなんじゃわかんねぇよ!”と思うものばかりだけど(笑)。
●そういった時は,まったく別のことを考えていて不意に浮かぶんですか? いいメロディをひねりだそうとしている?
○後者だね。俺はたくさんの種類の音楽を聴いて育ってきたし,アーク・エネミーの曲にもさまざまなタイプのメロディが存在していると思う。ネオ・クラシカルなものばかりじゃないからさ。俺とクリストファー(アモット/g)が聴いてきた音楽から拝借したメロディやコードがどこかに使われているし,今やクラシックとなっているブルースやジャズを含め,多くのスタイルから影響を受けているだろう。もちろんいくつかの曲はピュアなメタル・ソングだけど,メタル一色のサウンドにはしたくないと思っているよ。音階にもひねりを加えたいと思っているしね。自分で歌うことができるアイディアを得ることができれば,それは大体曲に発展していくものなんだ。
●ファンから期待されていると感じる要素はありますか?
○これからもいい曲をたくさん作っていきたいと思うよ。速いドラムやアンジェラ(ゴソウ)の強烈なボーカルからもわかるように,俺らはエクストリームな音楽をプレイしていて,そこにもっといいアレンジを加えていきたいという気持ちはいつまでも変わらない。印象に残るギター・ラインも重要だ。俺はマイケル・シェンカーの大ファンなんだけど,UFOや初期のマイケル・シェンカー・グループのソロはすべてメロディックなものばかりだろ? スティーヴ・ヴァイのような素晴らしいテクニックの持ち主はたくさんいるけど,俺には何を弾いていたか覚えられないよ。メロディに特化したアプローチが好きだからさ!
通訳:守屋智博
写真:野田雅之
【アーク・エネミー・オフィシャルHP(英語)】
【アーク・エネミー・オフィシャルHP(日本語)】

 

ラウド・パーク特集の第3弾は,同イベント皆勤賞のマイケル・アモットの登場だ。昨年はセルフ・カバー・アルバムをリリースしたアーク・エネミーは,その激しさとともにメロディアスなプレイが人気のバンド。マイケルが考える,このバンドにとって大切な要素とは? 新しく作られたディーン製シグネイチャー・モデルについての話も合わせてお届けしよう。

 

メランコリックな音楽こそが俺の好きなものであり,それをメタルに吹き込みたいと常々思っている。

 

 

 

●ギターが新しくなっているようですが,08年のカーカスの時に使っていたモデルとはどこに違いがあるのでしょうか?

○去年はディーン製のマイケル・シェンカー・モデルをプレイしていて,今回持ってきたのは俺のカスタム・モデルなんだ。ネック・シェイプが重要で,シェンカーのVはネックの中央に尖ったラインがあって,実はそれがあまり好きではなかった。フィーリングは良かったんだけど,手が疲れやすくってね。Dシェイプのネックが好きなんだよ。ネック裏の塗装は,自分でヤスリがけしている。俺は手汗をかきやすくて,ラッカーだとべったりしてきて弾きづらくなることがあるから。

●ほかにこだわったスペックとは?

○指板にはエボニーを使っている。昔はローズウッドが好きだったんだけど,最近の好みはエボニー寄りなんだ。ピックアップはこれまでセイモア・ダンカンを使っていたけど,ディーンがフロリダの工場で新しいピックアップを作りたいって言ってくれてさ。それで彼らにカスタム・ピックアップの製作を任せることにした。実際に作ってきてくれたのはダンカンのJBに似た音だったけど,ほんの少しアウトプットが大きくなっている。俺のシグネイチャー・ピックアップとして売り出される日も来るはずだよ(笑)。ブリッジ側のインベイダー(ダンカン製SH-8)っぽいルックスのポールピースが気に入っているね。音には関係ないけどさ(笑)。

●弦はどうなっていますか?

○ダダリオのカスタム・ゲージでプレイしている。059・044・032・018・015・011のCチューニングだね。

●ポジション・マークは何のイメージですか? 以前は手裏剣のデザインでしたが。

○これは北欧のシンボルで,ツェッペリンのあのマークみたいなものさ。バイキングが昔乗っていた船に刻まれていたもので,当時よく見られたものなんだ。これはスウェーデンが発祥だね。

 

 

●あなたたちはツアーでさまざまな地域をまわりますが,その国々の風土に影響を受け曲を作ったことはありますか?

○それは俺にもよくわからないな。例えば日本は何度も来たことのある場所だし,俺たちは確実に大きな影響を受けている。スウェーデンを含むスカンジナビアの人々はメランコリックなメロディを好む傾向があって,それは日本でも同じようなところがあると思う。メランコリックな音楽こそが俺の好きなものであり,それをメタルに吹き込みたいと常々思っているんだ。エクストリームなメタルにメランコリックなギターのラインを組み合わせるというのが,俺の目指しているものさ。1枚目のアルバム(『ブラック・アース』/96年)はその最たる例で,実は誰も気に入ってくれないんじゃないかって心配していたんだよ。でも発売した直後から日本のファンは”なんてカッコいいサウンドなんだ!”って飛びついてくれた。そんなに気に入ってもらえるなんて,まったく期待していなかった。

●フレーズを思いつく時は,ギターを弾いている時と弾いていない時ではどちらが多いでしょうか?

○両方同じくらいだね。電車に乗っている時にすごいメロディが思い浮かぶこともある。ギターの代わりに電話を手にとって,”ラララー♪ ララー♪”と歌い始めたりさ。まわりにいた人には,狂ったヤツだと思われただろうな(笑)。ま,そういうものはあとで聴き返してみると,”こんなんじゃわかんねぇよ!”と思うものばかりだけど(笑)。

●そういった時は,まったく別のことを考えていて不意に浮かぶんですか? いいメロディをひねりだそうとしている?

○後者だね。俺はたくさんの種類の音楽を聴いて育ってきたし,アーク・エネミーの曲にもさまざまなタイプのメロディが存在していると思う。ネオ・クラシカルなものばかりじゃないからさ。俺とクリストファー(アモット/g)が聴いてきた音楽から拝借したメロディやコードがどこかに使われているし,今やクラシックとなっているブルースやジャズを含め,多くのスタイルから影響を受けているだろう。もちろんいくつかの曲はピュアなメタル・ソングだけど,メタル一色のサウンドにはしたくないと思っているよ。音階にもひねりを加えたいと思っているしね。自分で歌うことができるアイディアを得ることができれば,それは大体曲に発展していくものなんだ。

●ファンから期待されていると感じる要素はありますか?

○これからもいい曲をたくさん作っていきたいと思うよ。速いドラムやアンジェラ(ゴソウ)の強烈なボーカルからもわかるように,俺らはエクストリームな音楽をプレイしていて,そこにもっといいアレンジを加えていきたいという気持ちはいつまでも変わらない。印象に残るギター・ラインも重要だ。俺はマイケル・シェンカーの大ファンなんだけど,UFOや初期のマイケル・シェンカー・グループのソロはすべてメロディックなものばかりだろ? スティーヴ・ヴァイのような素晴らしいテクニックの持ち主はたくさんいるけど,俺には何を弾いていたか覚えられないよ。メロディに特化したアプローチが好きだからさ!

 

通訳:守屋智博

写真:野田雅之

 

アーク・エネミー・オフィシャルHP(英語)】

アーク・エネミー・オフィシャルHP(日本語)】

 

 

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