続・コードを押さえるときの指使い/初心者集まれ!指板図くんのギター・コード講座 第18回

指板図くんのギター・コード講座 by 編集部 2010年9月7日

今回も前回に続き、コードを押さえるときの指使いがテーマです。

今回は次のEフォームを主な題材にします。

前回に話題にしたAフォームとは違って、こちらは指使いがわりと限られてきます。しかしそれゆえの合理性もありますので、そうした部分に重点を置いて解説してみます。

ロー・コードのEを押さえるときの指使い

次の図は、Eのロー・コードを押さえるときの指使いです。5弦2フレットを中指、4弦2フレットを薬指、3弦1フレットを人差指で押さえます。

Aのロー・コードには指使いのバリエーションがいろいろありましたが、Eのロー・コードはこの指使いがいわゆる「王道」で、これ以外の押さえ方をする人は、ほとんどいないのではないでしょうか。

この指使いが王道なのは、誰にとっても押さえやすいというのが第一の理由でしょう。それぞれの指は無理なく指定の位置に置けますし、力も込めやすい形です。人間工学の面から見ても無理のない指使いではないでしょうか(ま、人間工学について勉強したことがあるわけではないので、言葉の使い方が間違っているかもしれませんが)。

またこの指使いが王道である第二の理由は、少し変化させるだけで他の「Eなんとか」というコードがすぐに押さえられるようになることです。たとえばEのロー・コードを押さえている指のうち、薬指を離せばE7になりますし、人差指を離せばEmになります。人差指と薬指の両方を離せばEm7になります。

一方、この指使いに小指を追加するだけで、Esus4、E6、E7、Eadd9などが作れます。

・・・こうしたことから、Eのロー・コードに関しては、先に示した指使いをひとつ覚えるだけで事足りると思います。

Eフォームのハイ・コードを押さえるときの指使い

次にEフォームのハイ・コードを押さえるときの指使いを、EフォームのAを題材にして紹介します。

基本的な指使いは次のとおりです。5フレットを人差指でセーハし、中指で3弦6フレット、薬指で5弦7フレット、小指で4弦7フレットを押さえます。これもまた、これ以外は考えられないほど「王道」の指使いです。

ロー・コードのときと同じように、小指を離せばA7、中指を離せばAm、小指と中指の両方を離せばAm7に変化させることができます。

また小指を動かすことにより、コードをA7(sus4)、A7(13)、A7、A7(9)に変化させることができます。

なお、Eフォームのハイ・コードには、次のようにネックの上側から出した親指で6弦を押さえる方法もあります。これはロック系のギタリストがよく使います。指板図中の「T」は親指(英語ではThumb)の意味です。

これは最初はちょっとやりにくいかもしれませんが、馴れてくれば簡単にできます。特に弦の柔らかいエレクトリック・ギターではやりやすいはずです。それでも全部の弦を押さえるのが難しい場合は、次項で紹介する省略形で試してみてください。

Eフォームのハイ・コードを省略形で押さえるときの指使い

Eフォームのハイ・コードのうち、一部の弦だけを鳴らせばよいときは、次のようにさまざまな指使いが考えられます。こうした省略形を押さえるときは、その都度、自分のやりやすい指使いを考えればよいでしょう。

Cフォーム、Dフォーム、Gフォームの指使い

Cフォーム、Dフォーム、Gフォームのロー・コードとハイ・コードに関しては、主な指使いを示すにとどめましょう。これらのロー・コード(各図の上段)には一般的な押さえ方が2つずつありますが、ハイ・コード(下段)に関しては指使いがほぼ限られ、押さえるのも難しく、また使用頻度も低いです。

前回と今回とでメジャー・トライアドの5つのフォームの指使いを紹介しました。マイナー・トライアドや四和音、テンション・コード、その他のコードのフォームについてひとつひとつ解説していくとキリがないのでやめておきますが、あとは応用でなんとかなると思います。

次回は「Fコードの攻略法」をテーマにします。ギター初心者の誰もがつまずく「あのF」を、なるべく楽に押さえられるようになるためのコツを紹介する予定です。Fよりも難しいコードをこれまでにさんざん紹介してきた本講座ではありますが、やはりFの押さえ方については一度は言及しておきたいので。

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初心者だって大丈夫! コードが自分で作れちゃう! 指板図くんのギター・コード講座

著者 指板図くん
定価 1,620 円(本体1,500円+税)
仕様 B5変型判/144ページ
発売日
ISBN 9784845628322
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