コードとは?コード進行とは?/初心者集まれ!指板図くんのギター・コード講座 第1回

指板図くんのギター・コード講座 by 編集部 2010年5月11日

「初心者集まれ!指板図くんのギターコード講座」は、リットーミュージックが無料公開しているコード学習ツール「ギターコード指板図くん」の作者、Nによるセミナーです。第1回目は、コードとコード進行、そしてコード名という用語について説明し、指板図の見方も解説します。

はじめに

▲コードを簡単に学べる「ギター・コード指板図くん」

はじめまして。ギターコード指板図くんの作者のNと申します。

この連載セミナーでは、ギターを始めたばかりの人や、ギターは弾くけどコードにはまったく弱いという人を対象に、ギター・コードに関するごく初歩的なことや、その効率的な覚え方を説明していきます。この講座を読み終える頃には、コードに関して悩むことが、ほとんどなくなるでしょう。また、ギターの教則本や音楽理論書に書かれていることも、ずっと理解しやすくなっているはずです。

【本講座の目標】
1. コード名の意味がわかる
2. 簡単なコードならすぐに押さえ方がわかる
3. 複雑なコードでも自分で作れるようになる

要所要所に、次のような音の鳴る指板図を入れます。音符ボタンをクリックしてみてください。コードのサウンドはこれで確認できますので、手元にギターがなくても読み進められます。

※音の鳴る指板図はFlashで作られているため、お使いの環境によっては表示されません。ご了承ください。

用語解説:コード、コード進行、コード名

ではまず、コード、コード進行、コード名という用語について説明しましょう。

コード(chord)とは、日本語でいえば「和音」です。高さの異なる音を3つ以上同時に鳴らすと、それはコードになります(この言い方はあまり厳密ではありませんが、より詳しい事はこの連載の中で説明します)。ギターの場合は、左手の指で何本かの弦を押さえ、右手で複数の弦を弾くことによって、コードを鳴らします。

またコードをいくつか並べると、それはコード進行(chord progression)と呼ばれるものになります。

コード進行の例を、さっそくひとつ見てみましょう。次の5つの指板図を、左から順に一定の間隔で鳴らしてみてください。曲の伴奏をしているような気分になれればOKです。

C△7、Am7、Dm7、G7という文字は、コード名あるいはコード・ネーム(chord name)、コード・シンボル(chord symbol)と呼ばれるものです。コード名についてはいずれまとめて説明しますので、今覚える必要はないのですが、とりあえず読めないと気持ちが悪い人もいるかと思いますので、読み方を紹介しておきます。

  • C△7 → シー・メジャー・セブンス
  • Am7 → エー・マイナー・セブンス
  • Dm7 → ディー・マイナー・セブンス
  • G7 → ジー・セブンス

また、格子状の線にマルやバツの付いた図は、指板図またはコード・ダイアグラム(chord diagram)と呼ばれるものです。

指板図の見方

ここで指板図の見方を詳しく説明しておきます。

まず左方向がギターのヘッド側、右方向がボディ側になります。

格子状の線のうち、横線はギターの弦で、上から1弦、2弦、3弦、4弦、5弦、6弦になります。縦線はフレットで、その下に付けられた0、1、2、3といった数字は、フレット番号です。

線の上に付いた●、○、×、◎は、それぞれ次のことを意味しています。(◎は、図中では内側の円が黒ベタになっています)

  • ● = 弦を押さえる
  • ○ = 開放弦(弦を押さえない)
  • × = ミュート(弦を鳴らさない)
  • ◎ = ルート音

●の「弦を押さえる」というのは、そのとおりの意味です。例えば指板図で4弦の2フレットの位置に●が付いていたら、実際のギターにおいても4弦の2フレットを押さえる、という意味になります。なお、「2フレットを押さえる」という表現を使っていますが、実際のギターでは、2フレットの真上ではなく、2フレットと1フレットの間の、なるべく2フレットに近い位置で弦を押さえるようにしてください。

○の「開放弦」は、弦を押さえない、つまり開放のままにしておく、ということを意味しています。

×の「ミュート」は、その弦は鳴らさない、ということを意味しています。鳴らさない方法には、その弦を弾かない方法と、消音する方法とがありますが、具体的なやり方はいずれ説明します。

◎の「ルート音」とは、その音が「ルート」というものであることを示しているのですが、今日の段階では、◎が1フレット以上の位置に描かれていれば●と同じ意味、0フレット(開放弦)の位置に描かれていれば○と同じ意味だと思ってください。

指板図が”ひっくりかえっている”理由

先ほどのコード進行の中に出てきた4つのコードの指板図と、それを実際のギターで押さえた場合の写真を比較します。

写真は、ギターを弾いている人の手元を対面から撮影しているので、右方向がヘッド、左方向がボディで、弦は一番上が6弦、一番下が1弦となります。しかし指板図は、写真とは上下左右が逆転しています。なぜ指板図は上下左右が逆なのかというと、それはギターを弾く人が、自分の左手を上から覗き込んだ状態と同じにするためです。初心者はここで混乱してしまうこともあるようですが、心配は無用! すぐに慣れます。

指板図の表記法はいろいろ

指板図上の●○×◎という記号は、表記法として一般的なものですが、これとは違う表記をする場合もあります。たとえば●、○、◎を区別せずにすべて●で表記したり、×の代わりに何も書かないことがあります。またフレット番号を表す数字は、フレット(を表す縦線)の真下に描かれていることもあれば、中間に書かれていることもあります。

指板図の表記法は、出版社や筆者によって微妙に違うことが多いので、初心者の方は一応ご注意ください。

コードが簡単にわかるアプリケーション「ギターコード指板図くん」

今回は、4つのコードの組み合わせでできたコード進行をひとつだけ紹介しましたが、もっといろいろな種類のコードを今すぐ知りたいと思った人は、ギターコード指板図くんの「かんたんコードブック」を見てみてください。コード名を指定するためのボタンをクリックするだけで、さまざまなコードが表示され 、サウンドの確認もできます。

「ギターコード指板図くん」はこちら

また、さらなる好奇心が湧いた方は、「作ろう! マイコードブック」を使ってみてください。こちらには、自分独自の指板図を作ったり、指板図を並べてコード進行を作る機能があります。本連載と「かんたん コードブック」、「作ろう! マイコードブック」を併用することにより、かなり短い日数で、ギター・コードの基礎を知ることができると思います。

今日はここまでです。次回のテーマは「Cの構成音と、いろいろな押さえ方」です。

次回 | 目次

この講座が本になりました!

初心者だって大丈夫! コードが自分で作れちゃう! 指板図くんのギター・コード講座

著者 指板図くん
定価 1,620 円(本体1,500円+税)
仕様 B5変型判/144ページ
発売日
ISBN 9784845628322
  • 立ち読みする
  • 『初心者だって大丈夫! コードが自分で作れちゃう! 指板図くんのギター・コード講座』をAmazon.co.jpから購入する

TUNECORE JAPAN