ギブソン黄金期”1959年製”J-45の入魂レプリカ 「J-45 The 59」が絶賛発売中!

コラム by 編集部 2013年1月22日

クロサワ楽器が音頭をとり製作された入魂のギブソン・カスタム「J-45 The 59」がリリースされているのでここにご紹介しよう。

1959年と言えばチェ・ゲバラがキューバ革命を成し遂げた年であり,ここ日本ではNHK教育テレビの放送が始まった年。はたまた,歌謡ファンにしてみればザ・ピーナッツのデビュー年であり,野球ファンにとっては王貞治がプロ入り第一号本塁打を放った年,漫画ファンから見れば『週間少年マガジン』と『週間少年サンデー』が創刊された年でもある。しかしギター・ファンにとってみれば上記の出来事よりも何よりも”ギブソン黄金期”であり,レス・ポールを始め”ゴーキュー”と言えば,パチスロ・ファンの”777″ばりにうっとりとしてしまう数字なのだ。

そんな人気の高い”ゴーキュー”から,同社アコースティック・ラインの看板モデル”J-45″の実機を取り上げ,それを忠実に復刻したこだわりのカスタム・レプリカを製作するというプロジェクトが,昨年より黒澤楽器店の手引きにより進められており,2012年末に完成。同社系列店を中心に入荷が始まっている。
オーダーの中心人物となったのは現G-Club Shibuyaのギブソン・フロアを手がけている池森洋介さん。数多のカスタム・ギブソンを手がけてきた知る人ぞ知るギブソン・フリークである同氏が”世界一のJ-45″と豪語する1959年製実機を採寸。とりわけファンの多い59仕様のネックはCADデータに起こされ,材構成,サウンド・ホール位置,塗装,果てはアジャスタブル・ブリッジのスタッドネジ・タイプまでを踏襲。ちなみにこのスタッドネジにはエイジド加工まで施すこだわりっぷりだ。

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▲今回のレプリカのモデルとなった1959年製J-45の実機。

そうして出来上がったモデルは表題通り”J-45 The 59″と名付けられ現在各店舗に展示されているわけだが,かくいう筆者も早速試奏しに行った。で,その音色。結論から言えばビンテージ実機よりも良いと言っても過言ではない。オリジナルと唯一仕様の違うのはブレイシング構造で(オリジナルがノン・スキャロップドXなのに対して本器はスキャロップドX),このあたり,オリジナルにこだわる人には賛否あるかもしれないが,音色/実用面から言えばスキャロップドらしい猛々しい鳴り,ことに低音のブーミーな質感はギブソンらしさをよくよく強調しており,例えばE7のオープン・コード一発でブルース・ロックになってしまうというような代物だ。

さすが,ビンテージにある枯淡の味わいというものはないが,そのぶん溌剌とした鳴りがあり,ロッキンな弾き語りをしたいという人には非常にオススメ。ギブソン・モンタナ・アコースティックのGM,デニス・オブライエン氏も今回の出来上がりには舌を巻いており,

Just played the Animal guitar.  It is REALLY nice.  The neck is very easy to play for a mainly electric player and the finish looks very vintage.  I believe this guitar will do very well in Japan.

意訳
 ”アニマル・ギター(The 59の別称)を弾いてみました。最高ですよ。エレキ奏者にとって最高のネックの握りですし、仕上げもヴィンテージ風です。日本でこのギターは成功すると確信しています”

とコメントしたほど(※アニマルはギブソン社が池森さんに付けたあだ名)。

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▲左からギブソン社のロビさん,オーダーを担当した池森洋介さん,GMのデニスさん

なお,具体的な音色の印象については1/27発売のアコースティック・ギター・マガジンVol.55にて,J-45使いのJUN SKY WALKER(S),宮田和弥による試奏コメントが掲載されているのでそちらもぜひ参照していただきたい。
価格は338,000円(販売価格)。カスタム品としては安く押さえられているのもポイントだ。下記特設サイトより展示店が調べられるので,ご興味のある方はチェックされたし。

関連リンク

J-45 The 59に関する問い合わせ

TUNECORE JAPAN