自作入門者必見! AKIMA & NEOSプロデュース・オリジナル・エフェクター&ミニ・アンプの音色チェック!!

コラム by 演奏・解説:秋間経夫 撮影/編集:伊藤大輔 文:編集部 2014年1月24日

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OKAMOTO’S、Polysicsらを魅了するイクイップメント・ブランド、AKIMA & NEOSを主宰する他、バンド「マルコシアス・バンプ」などでミュージック・シーンに名を轟かせた現役ミュージシャン、秋間経夫氏がみんなにも作れるオリジナル・エフェクター&ミニ・アンプ総勢10モデルを披露! 現役プレイヤーならではの実用的なアイディアがちりばめられた品々を一気に試奏しました。お楽しみあれー。

01. BOOSTER ブースター

ブースターは音の威力を押し上げるためのエフェクター。アンプをより歪ませたいときに有効なエフェクターだ。音色もバッファーアンプ特有の元気があるサウンドになる。ノブが1個だけのシンプルな作りなので、自作ビギナーでも作りやすい。

02. TREBLE BOOSTER トレブル・ブースター

低音が鳴り過ぎて音がモコモコする。故にバンドサウンドの中でギターの音が埋もれてしまうと悩んでいる人にオススメなのがトレブルブースター。低音をカットすることで高音を際立たせ、中域が強いしっかり主張するサウンドメイクが実現する。市販ではなかなか売ってなく、あったとしても結構高額であることが多い。自作してしまう方が得なので、ぜひチャレンジ!

03. DYNA BEND ダイナ・ベンド

「ダイナ・ベンド」という名前から想像する通り、「トーンベンダー」を意識したファズ。エフェクター製作本でよく取り上げられるファズフェイスと回路がよく似ているが、ファズフェイスはかかりが激し過ぎて、ハムバッキング・ピックアップには向かない。対してこのダイナベンドはオールマイティ。ギター側のボリュームを回せばオーバードライブ的にも使え、とても便利な一機と言える。

04. POWER FUZZ パワー・ファズ

エレクトロ・ハーモニクス社の「MUFF FUZZ」を意識したファズで、コントロールはLEVELのみだが、まとまりの良いとても使いやすいサウンドが得られる。ファズとディストーションの中間くらいの音質で、激しさは少ないが、それ故に扱いやすく実用的なエフェクターと言える。

05. HARD DIST ハード・ディスト

歪み系のエフェクターの中で一番使いやすいのがディストーションではないだろうか。ファズよりもずっと整理された音色で、オーバードライブよりもロングサスティーンで、かつ深く歪む。回路はとてもシンプルでエフェクター製作のビギナーにはうってつけの一機だ。

06. HOT DRIVE ホット・ドライブ

BOSSのOD-1的な軽い歪みが特徴のホットドライブ。ブースターとしても使え、幅広いサウンドメイクが可能だ。構造的には他の歪み系エフェクターに比べると複雑だが、オーバードライブにしてはだいぶシンプルな作りにしているので、積極的に挑戦してみてほしい。

07. POWER TREMOLO パワー・トレモロ

このパワートレモロの特徴は、普通のトレモロには見られないGAINの効果。従来のトレモロであれば、構造的にエフェクト時の音がノーマル時の音と比べて全体的に小さく感じられる。しかし本機ではGAINをつけたことで、エフェクト時の音量を上げることができる。その結果、ストレスのないトレモロ効果を得ることができるのだ。

08. TOBACCO ROAD タバコ・ロード

意外に感じるかもしれないが、サイズの大小を問わなければアンプはエフェクターよりも簡単にできる。それを感じることのできるのがこのタバコ・ロード。小さいが、ちゃんと作れば音質もよく持ち運び自由自在。自宅でのギター練習ではミニ・アンプ以上に重宝するだろう。

09. REAL DRIVE リアル・ドライブ

タバコ・ロードのナチュラルな歪みを作る回路を利用したエフェクター。オーバードライブ的な歪みからディストーションまで、幅広い歪みが得られる。構造はシンプルでパーツも少ない。比較的手のかかるオーバードライブにあって、このリアルドライブのシンプルさはビギナーにとって嬉しいところだろう。

10. VINTAGE MINI AMP ビンテージ・ミニ・アンプ

見た目こそ立派だが、仕組み的にはタバコロードを少しバージョンアップしただけ。タバコロードではすごく小さなスピーカーしか載せられないが、大きなスピーカーとエンクロージャー(筐体)を使うだけでサウンドの質は大きくパワーアップするのだ。今回はデコパッチを用いてヴィンテージ&サイケデリックな装いにしているのもポイント。なお、この動画の最後に繋いでいるエフェクターは「01」で紹介している「ブースター」だ。

こんなエフェクターとミニ・アンプが作れる本

この10モデルの作り方と配線図が紹介されているのが、2014年1月24日に発売されたエフェクター&ミニ・アンプ作りの指南本、『はじめてオリジナル・エフェクター&ミニ・アンプ製作』。本書では入門をテーマに しているため簡単な回路の紹介に専心してもらいましたが、その中にも現役プレイヤーならではの実用的なアイディアがちりばめられています。特にトレモロにゲインを付けたあたりは、「トレモロは音抜けしない」と諦めていた私にとって目からウロコのナイス・アイディアでした。自分でも作れそう! と思ったら、ぜひチェックしてみましょう。

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