『Electro-Soma』B12(1993)

テクノの名盤 by 佐久間英夫 by 編集部 2010年11月29日

1980年代後半に出現したデトロイトテクノは、シカゴハウスとはまた違った”音”に対する独特の拘りを持ったアプローチで発展し続け、ヨーロッパにおいても非常に熱心なファンを獲得していった。その影響を受けながら逸早く独特のシーンを築いていったのが、音楽先進国であるUKだった。
このB12はそんなデトロイトテクノにインスパイアされながらオリジナルな方向性を確立していったプロジェクトであり、同時にレーベル名でもある。メンバーのMichael J GoldingとSteve A Rutterは、RedcellやCmetric、Musicologyなどの名義を使い分けながら、アンダーグラウンドでミステリアスな活動を1990年代初頭から実践。そして本作『Electro-Soma』は当時WARPレーベルが提唱したArtificial Intelligenceシリーズの一環としてリリースされた集大成的なアルバムである。
当時は日本でオリジナルのB12レーベルの作品を入手するのが非常に困難であり、血眼になって探しまくっていたのだが、このアルバムによって手軽に音を入手できるようになって歓喜したのを思い出す。

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